見出し画像

Dolce far niente.

ドルチェ・ファール・ニエンテ

昨日、たまたまテレビで聞いて印象に残った言葉。
イタリア語で「何もしないことの幸せ」という意味らしい。


昨日は原因不明の頭痛が1日中酷くて、
横になっているしかなくて、何もできなかった。

だから案の定、
なんだか損した気分というか、罪悪感というか、
少しブルーな気分だった。


もちろん、それは番組としてのメインではなくて、
会話の中で、たまたま出てきた言葉。

けれど、妙に心に残った。


そういう言葉に出会う度、なんだか嬉しくなる。

ドラマや映画、本やブログ。
それぞれの作品が持つ「メッセージ」に触れることも
それぞれの作り手さんたちの世界をのぞけたような気がして、
もちろん、好きなのだけれど、

伝えようとしているメッセージとは別に、
何気なく発した言葉には
また別のその人の世界があるような気がして、
それを知れたことで、なんだか得した気分になる。


それに、そうやってなぜか心に響く言葉は、
今の自分にとって必要なメッセージであることが多いから。

あぁそうか、だから嬉しいのかもしれない。


Dolce far niente.


何かをしていないと、不安になる。
何かを目指してないと、不安になる。
ゴールや目標を決めないと、不安になる。

けど、それができないときだってある。

そんなときは大抵、その不安から逃れたくて、
焦って無理やり、何かを決めてしまう。
そして、いつもどこかで、苦しくなってしまう。

やるべきことがあること
目指すものがあること
ゴールや目標があること

それもまた、幸せであることに変わりはないけれど、


「何もしない幸せ」


そんな時間があってもいいのかもしれないね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?