物事の『本質』に触れると溢れる感動。
今月から始まった、保育士の先生達約30名の研修会。
その中のグループワークの1つ、本質観取『よい保育とは』
グループに分かれて『よい保育』と考えると思い付いた事例や場面を出し合います。
色々な園から集まっていた先生方。
でもね、根っこは同じ。皆さんの子どもに対する純粋な想いが伝わって来る事例、子どもの成長を心から喜び、子どものキラキラした笑顔を愛している先生方の話を聴きながら。それをキラキラした笑顔で話をしている先生方の様子を見ながら、うちの市の保育は何て素晴らしいんだ!と誇らしい気持ちで目を細める。
次にその事例から『本質』を抽出していきます。これを文章で『よい保育とは~』と組立たのが『本質定義』
『本質定義』を考える時にその文章には入っていないけれど、「これを欠いては本質と言えないな」と言うポイント、言葉は『本質契機』として追記しておきます。
各グループで対話した『本質定義』『本質契機』の内容をホワイトボードに書き出していきながら。私と皆さんも対話を重ねていきます。
どんどん書き出していきながら胸がいっぱいになりました。
日々の先生達の、子ども達と子ども達の未来に対する温かい『想い』が言葉にのって押し寄せて来たような・・・。
先生方と対話し導き出した本質定義『よい保育とは』
秘密ですが。。。私はこぼれそうな涙を必死にこらえながらファシリテーションをしていました。
物事の『本質に触れる』というのはこんなに純粋で胸を打つものなのか。。。
この感覚って。。。
以前のnoteでご紹介したことがありますが、私の宝物の1つに母から小学6年生の誕生日にプレゼントしてもらった金子みすゞの『ほしとたんぽぽ』の詩集があります。
みすゞの日常は苦労くろうの連続。そして若くして病気で亡くなっています。
そんな、なみだも沢山流した彼女だからこそ、物事の本質が見えてくる。
この『わらい』を初めて読んだ時の感動。感覚。。。
『本質に触れた』からだったんだ!!
私の講義や研修は、聴くだけの一方通行ではなく、体験ワークやグループワークなど参加者対話をしながらそれぞれが気付き、学んでいく双方向スタイルを得意としていますし、人が学ぶ時には行動(思考)が伴う事で、本当の学習になり知識やスキルが定着していくことを実感しています。
その時に大切なのがファシリテーター。
ファシリテーターは、参加者が安心して守られていると感じる場づくり雰囲気づくりをしていき、一人一人の気づきを促していき、一人一人をエンパワメントしていく役割。
もっともっと参加者や受講者が深く学べるファシリテーションスキルはないだろうか。そんな時にたどり着いたのが哲学対話の『本質観取』
『本質観取』のファシリテーションを学ぶことで、もっと皆さんが深く学びを体験できるかもしれない!
しかし実際に今回やってみて気づく。一番深く学んだのは私でした。
対話、語り合いがあちこちで安心して出来る自由な社会。
平和な世の中。
私も少しでも一翼を担えるようにこれからもファシリテーションスキルを磨いていきたいと思います。
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