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駐在が決まったら、引越し業者に確認すること

前回、子連れでの引越しにおいては、住居探しよりも学校選びを優先するべきだとお話ししました。今回は、子連れか否かに関わらず、引越しのプロセスに焦点を当てます。特に、会社からの海外派遣のケースについてです。個人での引越しの場合、判断は自分自身に委ねられるので、考慮すべき点が異なります。引越し業者から初期の質問や連絡があることは想定内ですが、過去の海外引越し経験を踏まえると、細部にわたり自ら積極的に質問を投げかけることが重要だと感じています。そこで、引越し業者に確認すべき項目とその理由について説明します。

1.引越し業者に確認する項目

確認しておきたい項目は以下になります。
①トランクルームに入れられる荷物の量
②航空便と船便のそれぞれの量・回数・期限
③破損があった場合の保険の上限
④国内引っ越しの可否と回数

2.トランクルームに入れるもの

私たちの場合、大型家具や冷蔵庫などの大型電化製品はトランクルームに預けています。海外の住居はしばしば家具付きで提供されるため、家具なしの物件を見つけるのが一般に難しいです。これにより、特にお気に入りでない限り、家具や電化製品は日本に残しておくことが多くなります。海外に自分の家具を送りたいと考える人もいますが、家具のない住居を探すのは困難で、強いこだわりがない場合は、日本に家財を残して家具付き物件を探すほうが適していると感じています。このため、トランクルームに預ける家財の量が重要なポイントになります。引越し前には、引越し業者に下見を依頼し、預けられる家財の量を確認します。容量をオーバーする場合、不要な家財を処分する必要が生じます。

3.航空便で送るもの


私たちは、航空便で調理器具や子供のお気に入りの本やおもちゃを送っています。普段使い慣れた調理器具がないと、意外とストレスを感じるため、これらは航空便で送るようにしています。また、子どもの本やおもちゃがないと、暇な時に騒がれたり、新しいものを買うことになったりして、これもまたストレスになります。そのため、これらも航空便で送ることにしています。それ以外の荷物は船便で送ります。余談ですが、航空便が届くまでを何とかしのぐため、最低限の調理器具(鍋とフライパンを各1つ)は手持ち荷物として持っていきます。

4.保険について

確かに、海外引越しにおいて荷物の破損は避けたい問題ですが、私の経験上、数回破損の事例に遭遇しました。このため、保険の上限を事前に確認しておく重要性を痛感しています。破損した場合、保険からは現物支給ではなく、保険金が支払われる形になります。日本から海外に持ち込んだ荷物が破損した場合、同じものを再び手に入れるのは難しいことが多く、残念ながら運が悪かったと諦める他ありません。周囲の人たちに話を聞いてみても、海外引越しで荷物が破損した経験がないという人もいるため、結局のところ運次第であると思います。

5.国内引越しの可否

トランクルームへの荷物預け入れとは別に、国内の他の場所(例えば実家)へ荷物を送る選択肢があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。観葉植物のようにトランクルームに預けられないアイテムがある場合、このようなサービスの利用が便利です。

6.まとめ

以上、引越しに関して確認した方がいい項目と、その理由をお話ししました。国内外の複数回の引越しを経て思うことは、『荷物は引越し前にできる限り少なくする』です。それは、引越しが海外であろうが日本であろうが変わりません。個人的な大雑把な目安として、箱数が100箱を超えると聞くと荷物が多い、50箱を切ると少ないと感じていました。引越しを控えている私としては、できれば60箱以下を目指して、荷物を減らしたいと思っています。

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