【映画】エイプリルフールズを見て

今日は映画の記録です。

概要

表題 エイプリルフールズ
出演 松坂桃李、 戸田恵梨香
監督 石川淳一
公開 2015年
エイプリルフールに様々な人間と嘘が絡み合うハートフルコメディです。 プライムビデオで公開されており、特に事前知識はなかった映画なんですがなんとなく気になったので見てみました。

脚本が上手い

見終わって初めに、脚本が上手だな~と思いました。この映画は群像劇で登場人物がかなり多いです。 しかもエイプリルフールズという事で、登場人物が嘘をつきながら話が進みます。普通なら頭がこんがらがりそうです。が、有名な俳優さんが多数出ていたこともあってか、そこまで混乱せず最後まで話についていくことができました。この多数出てくる登場人物の関係性を繋ぎつつ、伏線を回収しながら終盤まで持っていく、かなり難しそうだけど上手くやっているなと思いました。まさか芋けんぴにあんな伏線があるとは思いもしませんでした。

人生いろいろ、嘘もいろいろ

 この映画を見て、嘘をつくにはつくだけの背景があるのだということを思いました。松坂桃李さん演じる人物は職業を医者だと嘘をついて、色んな女性を手玉にとっていました。この嘘をつく背景として、 医者になれなかったというコンプレックスがありました。途中まではただのひどい男だとしか思いませんでしたが、こういった背景を知ると根っからの悪人と思えないところがありました。

色々な嘘

 いろいろなタイプの嘘が出てきたのも面白かったです。 単純に騙される嘘、保身のための嘘、病気を隠す嘘、気づいても気づかない不利をする嘘、嘘のつもりが本当になってしまったことなどなど 。それら様々な嘘が目まぐるしく展開される部分がとても面白かったです。

群像劇のよさ

 群像劇の良さとして、登場人物が多いので、誰が見ても誰かには感情移入できるということがあると思いました。ただしそのためには、一人一人のキャラ立ちが大事だと思いますので、繰り返しになりますが先ほども書いたように本当に脚本が上手だなと思いました。

唯一残念なところ

話としては面白かったのですが個人的に残念なところとは、ストーリーのお涙頂戴色が強かったところです いかにも感動させようとも泣かせようとかそういう意図が働いているのを察知してしまうと、私はなんだかしらけてしまいます。

まとめ

コメディ調なんですが 感動ポイントもあり、また少し考えさせられるところもあり、特別面白いとは言いませんが良い2時間を過ごしたなと思わせられる映画でした。

以上

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