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日刊 かきあつめ

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駆け出しのライターたちが、(ほぼ)毎日更新していく共同マガジン。 ※最近は「月水金」更新となっております。 今回のテーマは「#お笑い」です。
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2023年6月の記事一覧

プールはつらいよ、40代

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。 今回のテーマは「#妄想旅行」です。 暑い中べちゃっとしたコンクリートに照り返す日光。急遽ネットで購入した、普段着ですか?てくらい露出をおさえた水着を着た私はプールサイドの水溜りに足を突っ込む。だいぶ前にハワイで買ったコスタリカ製の水着は、これからの人生、着ることはないだろう。さて、ここはプールだ。水浸しになるのは承知の上だ。だがぬるくなった水溜り、非常に

悲恋とデッドヒート Blighted Love.

いたたまれない気持ち。この歳にして未だ何度か恋だとか愛だとか恋愛しているが、成就しないといたたまれない気持ちを味わう事が多い。 失恋といえばそれまでなのだが、所謂お互い様。お互い我慢しない道を選んだワケで。悲恋ともいえる。しかし何だかやるせない。 私に致っては、生活環境以外にも恋愛に対しても適応障害を発症するのか、突然パニックを起こして普通の応答が出来なくなり敢えなくジ・エンドのパターンもあり得る。ああもうデッドヒート。 私は生まれつき、アスペルガーらしいので、小さな変

恋は支配するもの、愛は従属するもの。

私にとって、「恋」は相手を支配するもので、「愛」は相手に従属するものである。 ……そこまで言い切るとなんだかおさまりが悪く、すぐにでも取り下げたくなるのですが、まあ一旦このまま進めます。なぜなら〆切が近いから。これを書くまでに、すでに2稿ほど没にしているのです。そろそろ決めないとまずい。ちなみに、ここ最近はずっと「だ・である調」で書いていたのに、今回は珍しく「です・ます調」になっているのも、迷走した結果です。(これなら書けるかな?という悪あがき。) さて、「恋」と「愛」の

あいをそそぐ

愛を捧ぐ を ”あいをそそぐ” と読み間違えたら 奥さんが 「なにそれ怖い」 と言った なるほど、愛はささぐものであって、そそぐものではない。 そそいだ瞬間に恐怖心が生まれるのだなぁ 「貴方に、僕の愛を、そそぎたい」 おおー、怖い怖い。確かにぞっとするね だけれども そう言っている僕の、この溢れる愛をどう表現したらいいのか スーパーで一緒に献立を考えているとき 一緒にご飯を食べているとき バラエティー番組を見て笑っているその横顔をのぞいたとき 泉のように、沸々と湧

愛とか恋とか、クィア・パルムとか

先日公開になった『怪物』という映画がある。 日本映画界のアベンジャーズともいうべきスタッフ勢で、もうこれでコケたら日本映画も危ういぞ、と制作発表された当時からデカい看板を背負わされていた。(と思う。) 結果そのプレッシャーも押し退ける作品で、とても良かった。 目で見える表現と見えない表現が巧みで、きっとこういうことだろうと、こちらの想像力を駆り立て、 実際はこうでした、と少しずつ輪郭をあらわにしていく構成で引き込まれる。 題材は「いじめ」「母子家庭」「学校と教師」など

愛とか恋とかうるさい

コロナもそろそろいいかという風潮になり、数年来連絡を取っていなかった友人にラインしてみた。 彼女と私は大学時代からの友人だ。ちょっとした行き違いがあり、数年間連絡を取らなくなってしまったのだが、友人、というか元々は大親友だ。 平日は大学近くに住む彼女の家へ行き、夜通し語り合ったり。休日は一緒に話題の美術展や単館系おしゃれ映画、どこか見つけてきた文化系イベントによく行ったり。  夏休みに京都・奈良への旅行がてら関西出身の彼女の実家に泊まったことも何度もある。私の実家にもよく遊

小五郎のおっちゃんの不器用な愛がたまらん

※名探偵コナンの漫画、アニメのネタバレ注意です。 映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」を見たことで、最近私のなかで“コナン熱”が再燃してきている。73巻まで漫画を買ったところで止まっていたが、その続きを今、携帯アプリの「サンデーうぇぶり※」で地道に追っている。 ※サンデーうぇぶりは週刊少年サンデー他2誌が運営する漫画アプリで、基本無料で漫画が楽しめる。 今、コナンの漫画の巻数は、ついに100巻を超え、103巻に到達した。黒の組織の話はもちろん、新一と