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子どもに自信をもたらすのは、包容力ある「ほったらかし」

こんにちは!
株式会社ママプロジェクトJapan、代表の岩田かおりです。

私たちの『かおりメソッド』は、「子どもを勉強好きにしたい!」という気持ちと同等かそれ以上に、実は親、とくに「ママをもっとラクにしたい!」という想いが溢れて生まれたサービスです。
(自分も3人の子どもを育てたので、ママ業の難解さに打ちのめされ、もう立ち上げれないかという経験多数…w)

『かおりメソッド』ってどんなメソッド?
という質問にお答えするために、講座を開始した当初によく言っていたのが…
「戦略的ほったらかし子育て」という言葉!!

「親が放任しているのに、子どもが勝手に勉強好きになってくれたらうれしいですよね。そのためには戦略が必要なので、それをお伝えしますよ〜」という感じです。

企業戦略で考えるとわかりやすいと思うのですが、相手(子ども)に知られた時点で戦略ではなくなってしまうので「あざとさ」が求められますw
※「あざとさ」とは…いい意味で、ずる賢く抜け目ない様子(あくまでも、いい意味でw)

勉強できる子たちの親がよく言う「放任」の正体

ただ当然ながら、本来の意味での「ほったらかし=放任」では、育つものも育だちません。ここは誤解してほしくないのです。

【放任】 ほう-にん
《名》うちすてて干渉しないこと。したいように自由にさせること。

〈例〉「子供を放任する」「汚職を放任する」

精選版 日本国語大事典 より

目にしたことがある方も多いと思いますが、
アンケートなどで一流大学出身の方が、子ども時代の学習環境に関して答えた文章などを見ていると、
 
「勉強しなさい」と親に言われた記憶がありません
自分の選んだ進路に、親は一切口を出しませんでした
基本的に親は、自分をほったらかしにしてくれました
 
…といった、いかにも「うちの親は干渉してきませんでした」「放任でした」的な回答が、結構な確率で寄せられています。

かといって、「そうか、放任が大事なのか」と
テレビもゲームも勉強も子ども任せ、辞書にもあるように「したいように自由にさせる」子育てにシフトしたら、速攻でゲームと動画三昧の毎日が始まることはほぼ明らかですよね。
(怖い!デジタル中毒まっしぐらーー)

矛盾するようですが、「放置してたのに、気がついたらうちの子、勉強するのが大好きに…♡」となることは、ほぼあり得ないわけです。

良いほったらかしには「選択権」がある

では、一流大卒の人たちが言う「ほったらかし」や「放任」はどういうことなのでしょう?

以前、東洋経済オンラインにこんな記事が掲載されたことがありました。

 これを読むとわかるように、勉強が出来る子たちの言う「放任」って、

・自分は(親に)塾選びを任された
自分は(親に)遊び時間を決めさせてくれた
自分は(親に)ガミガミ言われなかった

といった文脈で、これ、親から見たら
親の許容範囲の中で、子どもの意向を尊重した

ちょっと言葉は悪いですが、よりイメージしやすい言葉を使うと
親の許容範囲の中で、子どもを存分に泳がせた
…ということ

あれをしてはダメ!
こうしなければダメ!

なんでそうできないの⁉

という「強要」ではなく、自分に「選択」する権利と自由を与えてくれた。
それが「放任」という言葉として語られているんですね。

子どもにとって何でも遊び♪
国旗に夢中になる→海外に興味関心広がる
英語勉強してみたい!!って流れ

子どもが“自信”を育める選択を

子どもに選択する権利を与えると、「親に信頼されている」という「自信」がわいてくるし、子ども自身も親への「信頼感(絆)」を持てるようになる。
そうすると、子どもの心も安定して強くなっていきます。

やっぱり「自信」って、これから子どもが一人で生きていくためにも、いま、自主的に勉強する子になるためにも大切なもの。
「自信」が持てると、子どもは物事を自分で決められるようになるし、自走もどんどんできるようになっていきます。

つまり、一流大卒の方たちが語る「ほったらかし」は、
 
「任せてくれたから自分で決められたし、決めたことを実行すると楽しくなるから、もっともっとチャレンジする。そのうちに、できることが増えて成績も上がった」

と意訳できるのだと思います。

こうして、子どもは「手をかけなくても勉強する子」に成長し、親もどんどんラクになる。
でもそこには、文字通りの「放任」ではなく、

子どもに「ほったらかしにされている」と感じさせるテクニックと、
親の許容範囲の中で子どもを存分に泳がせるだけの包容力
があるんですよね。

「なるほど!」と共感してくれた方は、
ぜひ今日から実践してみてください。
(質問やコメントも大歓迎ですーーー!!)

「自分が子どもに許せる許容範囲ってどのくらいかな」とか、「どんな声かけをしたらほったらかしっぽく聞こえるかなw」とか、
親自身も楽しんで考える時間を持つことで、教育への考え方や人生観が毎日少しずつ変化していき、気がつくと大きな変化につながるからビックリ!
(人生はティッシュペーパーのようなもの。1枚1枚は薄いけれど365枚積み重なると分厚いのだ♪)

親の許容範囲をグーーンと広げるツール
「天才ノート」を始めよう!
打合せ@ダイヤモンド社にて

▋岩田かおり 
株式会社ママプロジェクトJapan代表取締役
子ども教育アドバイザー


幼児教室勤務を経て「子どもを勉強好きに育てたい!」の想いから『かおりメソッド』を開発。「勉強しなさい!」と叱らなくても勉強好きな子どもを育てる作戦を全国に展開中。1男2女3人の母。
著書に『「天才ノート」を始めよう!』(ダイヤモンド社)

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