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前回書いた再発を機に、
なかなか抜け出せないこの現状に嫌気がさし、
自分を責め、薬をまた服薬しなくてはいけなくなった現状を責め、
先生をも責めている自分がいました。見当違いなのですが・・

そこで昔自分が漢方薬で体質改善されたことを思い出しました。

早速先生に聞くと、自分はあまり漢方の分野に知識がないので
詳しい先生を訪ねてみるのもいいのでは・・と幸いにも言っていただく
事が出来たので、すぐに心療内科で漢方薬も積極的に処方し
産後鬱なども診ているクリニックに受診しました。

男性の先生で穏やかな優しい雰囲気の先生でした。
今までの経緯を目を見てじっくり時間をかけて聞いてくださいました。

先生に言われました。

「みちさんは強迫性障害だけではなく、全般性不安障害もあるように思います。」と・・・

とりあえずは私の希望通り漢方が処方されて様子をみることに。
抑肝散(ヨクカンサン)という漢方です。
神経の高ぶりを抑制する効果があるようでした。

藁をもすがる思いですから、この漢方に期待していたのは言うまでもありません。ですが、経験上漢方薬はじんわり効いてくる即効性があるものではないこともわかっていました。
次の受診までに効果はあまり感じれらませんでした。
(個人差があると思いますが)

セカンドオピニオンの先生からのお言葉はこうでした。

「2つの病院受診は望ましくない。
治療方針としてはどこでも今の先生と同じ方針をとるでしょう。
漢方よりも今はみちさんには今まで通りの方法が主流になると思います。
ただ、お子さんののぞまれている事。あなた自身30代になって
強迫性障害が良くなってからお子さんを・・・と考えるとそれはあまり
現実的ではありません。
強迫性障害はなかなか克服していくのに時間を要す場合が多い。
薬がお子さんへ影響することはあまりないと考えられています。
お子さんを産んでから良くなったという方もいます。
私はお子さんを望まれているなら産んだほうがいいと考えます」

これは、びっくりでした。
薬を飲んでいながらも出産について向き合う。
薬がなくならなければ子供は作れない・・・そう思い続けていた
私にはない選択でした。

それから主人と何度も何度も話し合いました。
主治医の先生とも話をしました。

再発したのは秋。とりあえず今年いっぱいは治療に専念。
来年から出産も視野に入れた話をしていきましょうという
事になりました。

先生によって方針は違います。

出産することの重み、それに臨んでいくには少しでも
心の状態が良いほうがいい、今はそのタイミングではないという
主治医の先生。

それを言っていたらそれが余計にストレスになってしまう。
ならば思い切って前に進むのも選択の一つというのがセカンドオピニオンの
先生の見解。

そして

それを選択していくのは私自身

ということ。
(これを読んでくださっている同じような状況に
ある方にも言えることです。リスク、メリットデメリット
をよく関わってくださる方々と考えて選択をしてくださいね)

結果、セカンドオピニオンに行って良かったと思っています。
考え方の視野が広がったのが素直にうれしかった。

そしてこれを機に旦那さんが薬について、強迫性障害についてを
今まで以上に理解しようと自身で沢山勉強してくれたのです。

「どこかですぐ良くなるんじゃないかって思ってた。
他人事のように受け止めていたところがあったんだと思う。
俺なりに勉強してみる」と言ってくれたのです。

そしてその年から婦人科にも通い始め、
主治医の先生に意見書を書いていただき、
婦人科の先生にも提出し、2つの病院でお世話になる事になりました。

沢山の方々のサポートあって生きているんだと感謝の毎日でした。


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