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はじめまして、みち と申します。
突然ですが、みなさん

”強迫性障害”
という名前がついた病気があること、ご存知でしょうか?

自分自身も不合理だと分かっているのに観念が頭に浮かんで
それを振り払おうと色々な行動に出ることによって
更に不安を払拭できなくなり、生活に支障がでる精神疾患の事です。

私がこの名前の病気ですよーって言われたのが今から
15年ほど前、2009年のことです。

その原因になる事は本当に些細で、
普段過ごしている中でも「あるある!」と思うようなことが多い。
例えば
「あれ?自宅のカギを閉めてきたかな?」
「ガスのスイッチ消したかな?」
と確認に戻る。
・・どうですか?皆さん、1度や2度・・いや、もっと
そんな経験したことあるよ!・・って方、
いるんじゃないかと思います。

でも、その確認が何度も何度もになって、上記に書いたように
生活に支障をきたすまでになるとこの病名がつけられるようです。

私も思い返せば昔からかなりの心配性でした。

・同居していたじいちゃん、ばあちゃんが生きているか夜な夜な部屋に行って息をしているか確認する

・友達と話していて嫌な顔をされると『嫌われた』と思って過度に落ち込む(おかげでその頃のニックネームは ”杞憂”・・・)

・ガス臭いと感じるとガス栓の根元を何度も確認する

・ドライヤーを使ったあと、抜いたコードが床についたら燃えないか心配でちょっと浮かせておく

・・・などなど。

そう考えると、病名をつけられたのは自分が精魂、確認行為で疲れきって
家族にも友達にも心配され、迷惑をかけてしまった為に病院受診を
覚悟してからになりますが、症状がでていたのはきっと随分前からだったのかなと思います。
そんな私の今は・・・

症状もほぼなく生活しております。

この病気と向き合い、

本気で治したい!!!と
自分でもちょっとの勇気とパワーを使った事は事実ですが、

完治を目指すことに意識を向けるのではなく、
こんな自分も認めて、新しい自分に出会う努力をしてみたら
楽な考え方になっていった

・・というのが正しいかもしれません。

かなりの年月を要し、その間にも
行きづらかった病院に通院、転院を繰り返し自分に合う先生に出会い、
家族に理解してもらうこと、職場の理解、服薬でコントロール(その為に
長年妊活ができなかった)、行動療法、セカンドオピニオン・・・
数え切れず、良い方法を探ってきました。

その中で自分が救われたものってなんだろう・・・と振り返ると

強迫性障害を克服された方の書物が私のお守りになって背中を
押してくれたなぁと思います。

自分もこの経験を苦痛だった、苦悩の時期だったと振り返るのはつらいし、
もったいない!!!

同じ病気に悩んでる人、ご家族、お友達のみなさんが少しでも心穏やかになれるような記事になれば私も嬉しい。
この病気を知らないという方、まわりにそんな人がいるけど
なかなか理解に苦しむ・・そんな方にも知っていただけるきっかけになれば幸いだなと思います。

note初心者、執筆初心者で至らぬ点も多々あるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

みち。

※私は強迫性障害経験者であり、専門家、カウンセラーではありません。
私の記事の方法はあくまで1人の経験者の方法や話ですのですべての方に
適しているわけではないことをご了承ください。色々な方法、考え方が
あると思います^^



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