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通っていたクリニック
7年ほどお世話になったと思います。

通い始めたころ薬を服用していくにあたり、
妊娠の希望はあるかという事を聞かれました。
服薬中は一部の薬にはおなかの赤ちゃんへの影響が
僅かとは言え、ないとは言えないので妊活は避けたほうが
良いというお話でした。
(こちらについてはいづれまた書きますが、
クリニックやかかりつけの婦人科の先生とその後やりとり
して頂くこともありました。先生によって方針も異なることも
あるかと思いますので、まずは先生にご相談されるのが一番です^^)

結婚直前だったこともあり、子供は欲しい・・・

でも、今の自分ではあまりに自信がない・・というのが
率直な気持ちだったので、服薬していくことを決めました。

そして先生からは
『薬の効果は人によって違い、半年で必要なくなる人もいれば
効かない人もいる。
でも、今のみちさんは自分で何とかしようともがくのではなく、
薬に委ねてみてもいいんですよ。効果を見ながら調整していきましょう』

というお話でした。

一般的に(その当時は)
強迫性障害には

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)

と呼ばれる薬、抗不安薬などを組み合わせて処方されることが多いようでした。

私はSSRIのデプロメール、抗不安薬はリーゼ、レキソタンなども試し、
ワイパックスに落ち着きました。
はじめは慣れない薬に眠気もありましたが、
デプロメール、ワイパックスをしばらく服用していると
自転車で振動を感じると
『なにかひいたのではないか』という不安が続いていたのが軽減されました。
 また、同時期に新しい職場で仕事を始めた事もあり、
そこに精一杯で意識がそちらに向いていたのも症状が落ち着いていた
要因だったと思います。
さらには、その職場に心理カウンセラーの勉強をしている上司が直属にいてその方には病気の話ができた事、理解してもらえた事も大きく、
いつも笑って私の心配を 『大丈夫、大丈夫!!』と
意識を一点に集中しないよう導いてくれていたことで気持ちも
楽になっていきました。

その頃には現場検証のように、あの男の子とぶつかった場所に
戻ることも減り、その場所をたまたま通ることがあっても
そんな事あったなーくらいに思えるほどになっていました。

薬に少し身を委ねて楽になってきた頃、
先生から

森田療法

という療法があることを教えていただきました。
少しづつ薬に頼るだけでなく、自分自身で心をコントロール
していく準備が許されたような、嬉しい瞬間でした。


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