発達障害✕片付け

あくまで個人の経験・考えです。
全ての発達障害の人に当てはまる内容ではありません。
参考までに、今の自分の障害は、服薬していれば正職員として働くことができ独居も可能な状態です。


子どもの頃から、掃除や片付けをすることが得意ではありませんでした。

今回は、私が片付けにどのように取り組んできたかを書きたいと思います。
(掃除については、「発達障害✕掃除」という記事を公開しています)


小学生〜高校生の頃

自室の片付けの仕方を教わった記憶がありません。
どう片付ければよいのかよくわからず、とりあえず引き出しの中に並べる程度でした。

大学生の頃

片付けの仕方がよくわからないのは継続していました。
自分で服を買えるようになったため、クローゼットの中はどんどん服が積まれ、自分の持ち物をうまく把握できない状態でした。浪費の原因の1つだったかもしれません。
寮生活をしていましたが、共用の食器を使用して自室でごはんを食べ、それをすぐに洗わずに自室に積み重ねておいていました。
雪崩が起きる前には洗って片付けているつもりでしたが、今考えると他の人に迷惑だし不衛生です。


社会人になって

田舎の賃貸アパートでの独居でしたので、部屋がすごく広かったため、あまり工夫をしなくても持ち物が収容できました。
家にいる時間はほとんど布団の中で過ごしていたため、散らかることはありませんでした。
服は相変わらずただ積み重ねていました。
児童養護施設の仕事では、子どもに自室の片付けをさせることがありましたが、自分自身どう片付けたらよいのかわからないため、うまく指導ができませんでした。
他の職員からきちんと片付けを教わってきた子は片付けが上手でしたので、そういった子に手伝ってもらいました。
自分でも片付けの仕方について書籍などで学べばよかったのですが、そういった発想は持てませんでした。


引越しを機に

転職に伴う引越しを機に、「ちゃんとした人間になろう」と強く決意します。
服や物を1つ買ったら2つ処分するというルールを作ったことで、「これは本当に必要な物なのか?」と考える習慣ができ、浪費が軽減しました。
物の定位置保管を徹底したことと、「とりあえずなんでも一時的に置いておいていいスペース」を作ったことで、散らかることは少なかったです。
片付いた状態をキープすることで、散らかってくるとモヤモヤして片付けたくなるようになりました。


結婚後

パートナーの物が床に落ちていたりすることも多々あり、きれいな状態を保とうとすると自分にかかるストレスが強くなってしまうことが予想されました。
最初ハモヤモヤしましたが、大目に見るということを覚えました。
そうなると、自分の物も多少散らかっていても気にならなくなり、現在はやや散らかった状態であることが多いです。
今までに受けた研修の資料や、さまざまな書類関係が溜まってきているのですが、いつ何を処分していいのか自分で判断することが難しいため、パートナーに手伝ってもらおうと考えています。


まとめ

片付けの仕方を知らないまま大人になりましたが、「ちゃんとした人間になる」と決意してからは、きっちりと片付けるようになりました。
結婚前は、家でも職場でも整理整頓強迫に近いくらいきっちりしてしまいましたが、結婚後は許容範囲が広がりました。

発達障害当事者やそのご家族、支援者の方にとって何かヒントになれば幸いです。
ご質問があればコメントをください。

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