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簡単に刃を向けない

刃の矛先、そして、その矛先を向けられた相手の気持ちを考えたことはありますか?
「そんなつもりはなかった」ってことばは、使ったこともあるし、使われたこともある。
今日はそんなお話を書きます。

私は以前やったプロジェクトメンバーのお母さん的役割で、結婚のお祝いや同窓会的なことをするときはもっぱら幹事役。
今回も同窓会があり、幹事補佐でした。
会は11月、誰かお誕生日の人がいたらお祝いしようと思い、聞いてみると11月生まれ、さらに会にほど近い日がお誕生日の人が一人いました。幹事とトップの上司に許可をもらい、ほかのメンバーに「11月のお誕生日の人がいるので一人500円集めてプレセントを贈ろうと思います。」とメールを送りました。
すると、その中の一人から、
「喫煙所で○○さんと会いました。誕生日の人のお祝いなんていらないんじゃね?って言ってました」という内容のメールが全員に配信されました。
たぶん、たぶん、送った本人は冗談のつもりだったと思う。
そこで私が「なんでそんなこと言うんですか〜〜」と返信すれば笑いになったのだと思います。でも、そのときの私のコンディションが許さなかった。
私は全員に「じゃ、やめましょう」と返信しました。だって、自分の誕生日に集まられければお祝いされない人が多数なわけだし、そういう意見があってもしょうがないかなって思ったのもあったから。

会が開催される当日、会場に着いたら、反対メールを送った人、反対意見をいった人から「ごめん。冗談だった」と言われました。ま、そうでしょうね。本気だったら今後のこと考えるよと心の中でひっそり思う私。
会の途中で何回か席替えがあり、私はメールを送ってきた人と同席になりました。そのときの彼が言ったことは私の予想の範囲を超えてませんでした。
「あのメールさ、そんなつもりじゃなかったんだよ。お叱りパブさん(私)なら、笑って軽く怒って笑いにしてくれると思ったんだよ」って言ってました。
うん、そういうと思ってた。なので私は用意していたことばを伝えました。
「丸腰だと思った相手に刃を向けておいて、相手が刃を向け返してきたら”そんなつもりじゃなかった”って言ってるのと同じですよ。」
これ、ふと思い浮かんだことば。だから忘れないようにメモっておいたの。同じテーブルにいた人に「うまいこと言うな」って褒められた!

こういうことってよくあると思う。
軽く放ったことばが相手を傷つけてしまうこと、自分が傷ついてしまうこと。それはなぜか。相手のコンディションを想像してないからではないか、と思いついたのです。
例えば、最近 LINEの返事がそっけない友人がいる。
「どうしたんだろう?私、何か悪いことしたかな?」と思いを巡らす。
けどこれって、相手のことを考えているようで自分のことを思ってますよね。
「どうしたんだろ?何かあったのかな?」って考えることは相手のコンディションに思いをよせてるってことに気がついたんです。

反応で返すことばではなく、相手に思いを馳せたことばを発したいなと思う出来事でした。

ファンキーにそして世界基準で生きている私の今日の学び。

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