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君みたいな日本人で、今の日本は溢れているのかね?



秋の虫の声は・・・? 耳に心地良い?
ああ、ちゃんとコロコロ、スイッチョ、リーンリーンと聴こえる。✨
雑音にしか聞こえなくなったら大変だ。

書きのたねさんの投稿は、小さな感動にあふれています。
久しぶりに心が震えました。

ある画家志望の男性。

アフリカの『ティンガティンガ』という6色だけを使ったペンキで描かれた絵に出会います。導かれるようにその日のうちにタンザニア行のチケットを予約。


そしてほとんど何の情報も持たずに単身アフリカへ。


偶然出会った現地の男性と話すうちにブンジュ村へ行くことになりました。
そこで一年ほど過ごしたそうなんです。

ブンジュ村の長老からとても不思議な話を聞きます。


それは
みんなで幸せに生きて行くためにはどうしたらいいのか
自然と共存するとはどういうことなのか


生きて行くうえで大切な事すべてについてでした。


どうやらこの村の長老は日本の縄文人の教えを受け継いでいるらしいのです。なぜ、遠く離れたアフリカの村に縄文の教えが・・・?
何とも奇妙なお話です。


さて、画家志望の男性は絵を学びながら、長老や村人から日本人の素晴らしさ、日本語の素晴らしさも教えられます。


しかし、ブンジュ村の人々は日本からやって来た彼を見て愕然します。


何故かというと・・・

「あなたは本当に、代々この村に伝わって来た素晴らしい教えを持っているあの日本人なのか」

「君みたいな日本人で今の日本は溢れているのか」と。

「日常に溢れる小さな喜びひとつひとつまですくい取れるのが日本人だったのに」そう言って泣き出すおばあちゃんまでいたそうです。

書きのたねさん「虫の声が雑音にしか聞こえなくなってませんか?」




さらに、彼は村の子供たちからここに居ない人というあだ名を付けられてしまいます。心ここにあらずで過ごしている人といったニュアンスです。


何かを作業的にこなすのに忙しい人ですね。ご飯食べながら次のご飯のこと考えちゃうような。


心の余裕をなくし、無駄を省いて効率よく生きようとしている日本人。
(あ~、これは耳が痛いですね😓)



日本人の善き心を取り戻そう


彼はだんだん強く思うようになります。
「日本人の心を取り戻さないといけない」と。

そして帰国する際、長老から「一人でも多くの日本人に伝えてくれ」と、
ある思いを託されます。「日本人の善き心、魂を思い出すこと」



一人でも多くの日本人が、そのことを思い出して目覚めてほしいということです。それ以来、この男性は手あたり次第に居合わせた人に声をかけ続けているのです。ブンジュ村で体験した日本人の心を伝えるために。


移動中の新幹線やバスの中、銭湯や温泉の湯船に浸かりながら😅
とにかく会う人ごとに声をかけてこの話をしました。


きっと何かの宗教かな・・・?と断られたことでしょう。
中にはわけのわからないことを言うヤバイ人だと思われたことでしょう。



そして、9,302回目に話した相手がひすいこたろうさんでした。
ある宿の温泉に入っているところ
「ブンジュ村で体験した話を聞いて下さい」と声をかけたのです。
(まさに手あたり次第ですね😅)
しかも作家のひすいさんだとは知らずに。


話を聞かされ「これは温泉につかって聞いている場合ではない!」
ひすいさんはすぐに部屋でこの男性の話を収録しました。


そして、この奇跡の話を書籍にして出版したのです。
その内容がこちらの動画。


私は、この動画で日本人は本当に素敵な民族なんだということを再発見しました。そして日本語の素晴らしさやスゴさも。

何気ない自然の風景、ただ青い空や雲を見上げるだけで、川のせせらぎを聞くだけで幸せな気持ちになるのは、日本人だったからなのか~ということを知りました。

夏のひぐらし、鳥のさえずり、風がそよぐ音、落ち葉の音
静かに降り積もる雪。 日本人が頭の中に描く自然の情景。🌾


あったかい心を大事にしたいなと思うのは日本人だったから・・・?。
そんな風に思ったのです。


私たちは日常の忙しさや情報の渦の中で、つんのめるように生きて
何が本当の豊かさなのかを置き去りにしている気がします。


本当に大切なのに、忘れてしまっていることって多分たくさんある。


ほんの少しずつでもいいから、自然を感じる時間を持とう。
心を無くさないようにしよう。忙し過ぎは心ここにあらずになる。



あっ・・・!
「忙」って漢字がすでに物語っているではないですか。
まさに、「心」が「亡くなる」ことですね。
昔の人の考えだしたものって本当にスゴイ。

予定を詰め込んだり、食事をそそくさと済ませたり、
作業効率、無駄を省くことばかり考えてると本当に心がなくなる。

これではいけない、いけない。💦



虫の声に耳をすますということ

虫の声は、他国の人には雑音にしか聞こえないという話を聞いたことがあります。これって日本人の特殊能力ですよね。



コオロギ、キリギリス、すずむし、カネタタキ。🦗(幼稚園の時の絵本で、虫たちがオーケストラみたいに音楽を奏でているお話があったなぁ。🎵)



虫の声が会話やまるでメロディのように情緒的に捉えられること、
世界中でも繊細な感覚を持った日本人ならでは。

大きな自然の中に包まれながら、日本人はその穏やかさや繊細な感性を育んできたのでしょうね。

忙し過ぎて虫の声を「騒音」って思う日本人が増えたら・・・
なんてちょっとだけ心配になります。


ブンジュ村の教えはそもそも私たちの遠いご先祖様たちの教え。
だから現代人はもっと自然を身近に感じながら、何が大切なのかを
もう一度取り戻すべき時にきているのでしょう。


みんなで幸せに生きて行くためにはどうしたらいいのか
自然と共存するとはどういうことなのか


もしあなたに、街中や新幹線や温泉宿で声をかけてくる人がいたら、
耳を傾けてみましょう。それはあの画家志望の男性かも知れませんよ。


何しろ彼はブンジュ村の長老から、
「何人に伝えたか報告せよ」という命令が下っているそうですから。😅

私もこの教えを少しでも伝えていきたいなと思います。


画家志望の男性はこちらのペンキ画家ショーゲンさんです。
動画もとても面白いです。




「日常に溢れる小さな喜びひとつひとつまで、すくい取れるのが日本人だった」


ブンジュ村のおばあちゃんのこの言葉は素敵です。


私たちは幸せを勘違いしてたのかも。改めて教えてもらった本当の幸せ。
何気ない日常の中に幸せのタネがいっぱいある。🥰




お読みいただいてありがとうございます。😃

記事がお役に立てれば嬉しいです。自然こそ私たちのお手本。自然や周りの人を大切にする日本の心を取り戻したい。サポート大歓迎。