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10月12日 「他人に迷惑をかけるな、と教わる意味IN日本」を考える。

今朝の体重63.8kg、体脂肪8.9%。

ブラッド・ピット氏は1963年生まれで今年日本でいう還暦ではないかと思うが、2019年のワンスアポンアタイムインハリウッドで見せた躍動感と肉体美は(推定56歳)なかなか見事であった。

勿論スタントマンという設定、10歳以上下のデカプリオ氏と同世代という設定であるから、ぶよぶよしてはいられないが、アンテナ修理で壁経由屋根に飛び移り、陽光のなかシャツを脱いでタバコをすいつつブルース・リーとのトラブルや、妻との苦い記憶などを思い出す姿はなかなか56歳にしては鍛えが感じられた。

ハリウッド俳優で行けば、60はとうに越しているトム・クルーズ氏や、1965年(4年だったかな)のキアヌ・リーブス氏などを見てもなかなか鍛えているなあ、と思うのである。

ピット氏が1999年公開の”ファイト・クラブ”で作り込んだ肉体SPECは、身長180cm、体重73キロ、体脂肪6%、ということである。当時36歳位であると思うが、体重73で体脂肪6,ということは、だいぶ筋肉量もあることになるだろう。

まあ、私はプロレス好きの昔から、SPECおたくで車の排気量よりは人間の体格がきになるたちなので(まあ、似たようなものでしょうが)、他人にとってはどうでもいいようなことが気になるのである。

さて、表題の件、風呂に入りながら小さい時は説教臭い道徳臭を感じた人生訓、「人に迷惑をかけないように」というものが、結構とほほな島国日本の狭い人間関係のなかで、とりあえずうまくやってゆくための処世術の面が実は強いのかな、と思ったのだ。

幼稚園、小学校、ときて、小学校時には転校も経験し、基本ひきこもりおたく気質であった私は、「どうやらこの世界、自分の好きなスタイルで生きていると、生きにくいぞ」ということを日々感じてビビッていた。

この場でなんどもこんなことを書いているが、とにかく普通にしていると面倒なことが起きる可能性があるぞ、ということを思っていた。

精神面の錬磨は時間もかかるので、まずはできるだけ”なめられない”ように。しかし”鍛え”という概念がなかった小学生の時は、なにをどうすればいいかは未だわからなかった。狭い教室や塾での関係は、どこでどんなトラブルがあるかわからんぞ、と思っていた。

で、こどもにはそうした学校や塾での関係が、将来変化してゆく、ということがあまりわからないのだ。そこに至れば”ああ、変わったな”となるが、未発達の人格の人々の中に居ざるを得ない小学校、というものは今考えてもストレスフルであった。

小学校の時に、一番嫌いな教科は”道徳”であった。どの項目を見ても「考えの押し付け」。で、その押し付けられる内容に共感するかというと、全然である。
いや、言いたいこと、狙っていることはわかる。でも押し付けんなよ。
そう、思っていた。

まあ、動物愛護的なものが(あったかどうかは覚えていないが)あったら、そこは譲ってもよかったが(動物好き)。

表題の「人に迷惑をかけるな」ということは、別に両親に言われたことはなかった。だがなんとなく世間でそういうしぐさがよい、とされていることを感じていた。そこに大嫌いな「道徳臭」を感じていた。

だが、今朝思ったのは、そもそも閉塞農村社会にいた日本人は、小さな子供としての存在である時、とにかくトラブルをさせるしぐさを会得しておくのが一番だ。

実はこのことばには、そうした知恵が結構入っていたのではないだろうか。

「迷惑をうけたくないなら、迷惑をかけないようにしろ」

ということである。

「世間は面倒だ。そこでうまくやるには、とにかくトラブルを避けていけ」ということである。

なら、そういってほしかった。ヘンテコな道徳かと思うではないか。

そういってもらえば、狭い小学校世界で苦しむ私に、響いたかもしれない。


いまは、トラブルを避けられるようになっただろうか。

おっさんになった分、まあ比較的悪知恵がついた、といえるかもしれない。

だがこころの中の、チェリシュする一番大切な部分は、実はあまり変わってはいない気がする。

(まあ、厨二病、ともいいますが(´;ω;`))



お志本当に嬉しく思います。インプットに努めよきアウトプットが出来るように努力致します。