見出し画像

"Thank you card" 作成こっそり裏話

Thank you card 作成秘話

Thank you card をつくったのは、長男のためです。

自分の気持ちを押し通すことが多い長男。
もちろん、それが悪いわけではありません。
自分の気持ちを曲げない強い意志を持つことや、誰がなんと言おうとやり通す力って、教えて簡単に身につくものではないと思います。
そう考えると、持って生まれたギフトのようなもの。

「何をしたら人が喜ぶのか知っていて欲しい」
シンプルに、ただそれだけ。

目の前の相手がどんな顔をしているか、しっかり顔を上げてみれる人になって欲しい。
自分の我を通すことで周りのみんなが悲しい顔をしているのを見るのは、やっぱり悲しい。

かといって、人の顔色を伺ったり ”察しすぎ” たりする必要は全くないし。
どうしたもんかなぁ。
どうすれば、彼の素敵な部分を傷つけずに、ほんの少しだけ他者の気持ちを気に掛ける(他人の気持ちに興味を持つ、というのかな)ことができるようになるのかなぁ。
自分の中で意見があちこち散らばり、あぁでもないこうでもない、と悩んでいました。

(あと数ヶ月で小学生になる、というのも私を少しだけ心配な気持ちにさせるには充分な理由だったかもしれません。)

そう思っているからこそ、素敵な部分はそのままに、喜ばれる人になってほしい、そんな親のお節介な想いでこのカードを作成しました。


インスピレーションを受けた本

私がインスピレーションを受けたのがこの本。
2023年2月、面白そうだからなんとなく読み始めました。

「人は話し方が9割」「人は聞き方が9割」など数々の著名な作品の著者:永松茂久さんの本

芯のあるお母さんから「喜ばれる人になりなさい」と教えられ育った永松さん。自分の成長や葛藤、両親や兄弟でのやりとりなどクスッと笑える場面もありますが、心揺さぶられ何度か涙しながら読みました。


カードの使い方

  1. 画像を印刷し「Thank you card 」を子どもに渡す
    ※我が家は首にかけるタイプのネームプレートに入れて保管しています。

  2. 「うれしい」「ありがとう」と思ったときに一つずつサインやシールで枠を埋めていく

  3. どんな気持ちでサインをしたか、どうして嬉しかったか、など素直な気持ちを本人に伝える。
    (私はカードの裏に「何がうれしくてサインしたのか」を書いています。)

ポイント

  • 常に目に付くところに置き”意識” すること

  • サインをお願いされても、こちら側が純粋に「サインしたい」と思わなければサインしないこと

よかった点

「これやったらサインしてくれるだろう」って思ったら私が全然喜んでいなかったり、「えっこれ嬉しいの?」って子ども自身が何気なくした行動で私が喜んでいることを知ったり。

私自身「Thank youサインできることないかなぁ」って常に探すので子どもを観察する機会が増えた。そして、「Thank you」と言うことが今まで以上に増えた。

さらっと過ぎるはずだった日常を改めて拾い上げることで見える世界がありました^^

これから

子どもたちもこのカードを気に入っていて、気づいたら首にぶら下げていることもしばしば。
今はおうちの中だけで使っていますが、もうしばらくしてカードに慣れたらお外にも持っていきたいなぁと思っているところです。

「人によって喜ぶポイントが違う」という面白い部分も、なんなく感じとってくれたらなぁ、なんてぼんやり考えています。

あと、親がこのカードを持つというのもタイミングをみてやりたいと思っています。


Do something good for others.

大きなことでなくていい。
人に喜ばれることをすると笑顔の輪が広がっていくこと、私は最近になって知りました。
もっともっと早くに気づいていたらなぁという少し苦い気持ちと、子どもたちにいい影響があるといいな、という少しの期待を込めて作成したこの「Thank you card」。

みなさんのご家庭にも「Thank you」が今まで以上に増えたらとてもうれしいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?