ソフィ・カル展 3カ所コンプリート

フランス人女性現代美術家 ソフィ・カルの作品が都内3カ所で観る事ができるということで、東京まで赴いてきました。朝6時半の新幹線にのるために、4時起床。残った仕事を終わらせ、ロングコートのすそをきにしつつ自転車をはしらせ、地下鉄へ、、格安新幹線チケットは指定の時間を逃すと、自由席にも変更がきかないので、毎回ドキドキものである。

東京駅で残りの制作物を完成させて、ポストへ投函。その後、友人と銀座で合流して、ギャラリー小柳へ。まずは「なぜなら」を鑑賞。

3カ所のうち、実はこの展示が一番好きかもしれない。シンプルで強い。木箱とフェルトに縫われた文章が配置されている。そのフェルトをめくると、中に写真があり、言葉とビジュアルを照らし合わせて、作品を鑑賞するスタイル。言葉にも、写真にも想像させる余白が沢山あって、苦しくなりすぎない。いや、他の作品のインパクトが強力すぎたのか、、。

銀座でお昼ごはんを食べ、向かったのは、品川にある原美術館。古いのに、白色のペンキで塗られた透明感のある空間や中庭は、心地の良いクリエイティブな空気で満たされている。訪れるたびに幸せになっていたこの場所は壊されてしまうのはとても悲しい。印象に残っている展示も沢山ある。

ソフィカル 限局性激痛 と訳されたこのタイトルからして、とても強いものだけど、1、2階を通して、彼女がなげかけてきたメッセージは強力だった。 (つづく)



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