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「どんな子に育ってほしい?」っていう質問に考えたこと

こんにちは!今日は私が日々子供達と過ごす中で軸にしていることを中心に書いてみたいと思います。

「どんな子に育ってほしい?」という質問


子供を産んでから、よく友達や親戚などいろんな人に「子供達にどんな子になってほしい?」というようなことを聞かれることがあります。

私はその度に「優しい子?自分の意見が言える子?友達と仲良くできる子?」と、色々考えてみるのですが、なんとなーくどれもしっくりこず、これと言って思い浮かぶものがありませんでした。

小学校とかでもよくありますよね。学校目標なんかで「よく学ぶ子、仲良くできる子、元気な子」みたいなやつ。そういう子供への願いみたいなものが私にはあまりないんだなーとぼんやり思っていました。

でもよく考えてみると、「こうなってほしい」より「この子どんな子なのかな」という興味の方が強かったからだと気がついたのです。

息子が赤ちゃんでまだ喋れなかった頃、お姉ちゃんである娘(当時3歳)とコミュニケーションを取らせるために、よく息子に私がアテレコをして、「娘と息子が会話してる風」の遊びをよくやっていました。

その時の息子のキャラ設定は、甘えん坊さんで気弱だけどほっとけない系男子。

完全に私の「息子はきっとこんな感じかな〜」のイメージでアテレコしていました。

それはそれで楽しかったのですが、いざ息子が自分の意思で動き、喋り出すと

今までのアテレコイメージとは真逆の、the男の子といったやんちゃぶりだったのです。

それが面白くて面白くて、、、


そのことからはたと気がついたのが、「子供は自分を持って産まれてくるんだな」ということでした。

親や周りの接し方などの後天的な影響で多少の変化はあると思いますが、子供は生まれた時にはすでにその子らしさを持っていて、あるがままで完璧なのかなと思ったのです。

そう考えてみると、「こうなってほしい」というより、「あなたはどんな子になっていくの?」という気持ちの方がしっくりくることに気が付きました。

親として感じさせてあげたいこと

「子供は自分を持って産まれてくる」という軸に立ってみると、

「子どもに」何か求めるというより、子供が自分らしさを目一杯発揮できるように、「親が」してあげたいことはいくつか思い浮かびました。

仕事柄いろんな子供達を見てきて、味合わせてあげたい感覚や与えてあげたい環境というものが年代別でなんとなくあるなと感じたのです。

これが今では私の子育ての軸になっています。

0から3歳 「この世はどうやらいいところのようだ」と思えるように、、、。


この時期は変化の大きい時期で、お世話の必要な赤ちゃんの時期から、お話もできるようになって考えたり決めたりという思考力も身についていく時期です。それでもまだまだ世界の中心は自分で、そこにママやパパなんかがいるイメージですよね。

その時期に大切にしたいなと思うのは、この世界への安心感です。

本人の自覚としてそうはっきり認識する力はまだないと思いますので、なんとなくの心の状態で良いのです。

何かに日々怯えることなく、あるがままの自分でただ毎日生きることを楽しんでいられる状態。

この時期はそんな毎日を過ごせるように、言葉掛けや環境づくりをしてあげたいなと思いながら育てています。

3歳から小学校入学 「家族や周りのみんなが好き。自分が好き。大抵のことは大丈夫だ。」


この時期になると、少しずつ周りの人を認識し始め、他の人と関わり合いながら生きていくことを学んでいく時期です。また、興味の幅も広がっていきます。

私の中では、家族という安全基地にちょこちょこ戻りながらも外の世界を探検しにいくようなイメージ。

そん中で大切にしたいのは、家族や他者関係での安心感と、自分への信頼感です。

自分は家族やみんなに愛されている尊重されているという安心感。

いろんなことをやってみて、失敗することもあるけど私なら大丈夫と思える信頼感。

これらが身につくように、「ちゃんと見守ってるよ」「やってごらん」「大丈夫大丈夫」といった支えを与えてあげられたらなと思っています。

小学校前期 「ありのままの自分で大丈夫」と思えるように。


小学校の6年間は心の発達の面でも体の面でも、一括りにできない時期ですので、1〜3年生ぐらいまでの間に感じられるようにしてあげたいなと思うものです。

この時期ではまだまだ親との結びつきが強い時期ですが、一方で友達や学校の先生などの他者との関係の中での自分というものも意識し始める時期です。

今後経験する思春期において、自分のアイデンティティや他者との違いに悩んだりするタイミングを迎える前段階として、この時期にしっかり自己受容感を味合わせてあげられるといいかなと思います。

なので、ダメな自分もすごいな好きだなと思える自分も受け入れ、ありのままの自分を許せるようなマインドを育ててあげたいです。

以上が私の大切にしている子育てマインドでした。
我が家は第一子である娘が現在小学校一年生ですので、
今のところここまでしか意識していないのですが(笑)

小学校高学年になるにつれて、ありたい自分に向かって自分を導く力を育める環境を与えてあげられたらなとぼんやり考えています。


脱皮し続ける子供達


子どもは産まれてきた時からあるがままで完璧なんだと思うということを述べました。

成長していく中で、いろんな人や体験と触れ合うことで、子ども自身ももちろん変化していきます。

これは親や本人以外の人が「こうなってくれ」と方向づけるものでの変化よりも、
子ども自身が選び取り、なりたい自分になっていく姿を見守っていくというスタンスを大切にできたらなと思っています。


現在、第三子の出産で子ども達と離れて里帰りしているのですが、一週間会わないだけで随分成長したように感じるのです。
一週間前には見られなかった仕草、口調、態度なんかを感じるたびに、
「日々変わり続けてるんだな」と感じます。
そうすると変化の激しい今の貴重な時期に離れていることが勿体無くて、大事なものを見逃しているようで、、、。つい面倒を見てくれている夫に嫉妬してしまいます。笑

もうすぐ三人目が産まれて見守る相手が増えるので、楽しみにしながらこれからも私の子育て考は続きます。



本日はここまでです。

お読みいただきありがとうございました。

エム

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