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毎週note2021-04|「生きることは、楽しい」日光を浴び、土をいじり、雑草の上に寝そべりながら休憩していたとき、ふと、そう思えた。

2月。2020年が終わる、どんな1年だっただろう。これからの1年をどう過ごそうか。などと考えていた瞬間から1ヶ月が経った。2021年の12分の1が過ぎ去った、もう2月、と捉えるか、まだ2月と考えるか、その時間の捉え方の違いで価値観のカテゴライズができる気がする。僕は「もう2月」と捉える側の人。ネガティブに聞こえるかもしれないが、個人的にはそんなネガティブではない。「やばい、時間ない。やんなきゃ」と焦るくらいがちょうどよい。いくばくの余裕ではなく少しばかりの無理が、小さじ一杯の砂糖より大さじ1杯の塩が、僕には適している。

今週は来客が多い1週間。三休や僕に関心に持っていただき「三休で働きたい」人や「農業をやりたい」人、「障害福祉に興味が出てきた」人と会い、お話しし、一緒に畑体験をした。関心を持っていただくためには、知ってもらわないといけない。知ってもらうためには、発信をしないといけない。まだ実績がほとんどないオープン当初からブログやインスタなどの発信を心掛けた。更新を止めないようにした。実績がないから発信のネタがない、とか、タスク山積みだから発信する時間がない、とか更新しなくてもいっかと思うときばかりだったけど2年弱継続している事実は大きい。

福祉も、農業も。いや、何をするにあたっても、一攫千金、万馬券のような急成長みたいなことはまやかしと思っている。少し違うか、僕は成長するまでしかるべき時間を注ぎたい。じっくりと形をつくり、大きくしていきたい。その過程で得た経験、経た失敗、出会った人たちを財産にしていく、それが僕の性分に合っている。

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昨日、知り合いの理学療法士が家族と一緒に畑体験に来た。障害のあるメンバーと子供たちが一緒に農作業を行った。それが見学のパフォーマンスのような特別なものではなく、実際の作業と何ら変わらない日常のシーンに子供たちが加わった、そんな感じ。三休で成し遂げたい目標はいくつかある。その1つが「子供たちも障害のある人たちもシニアの人たちも一緒に農作業をする瞬間をつくりたい」。それを昨日、実現できたのだ。障害のある子供たちの畑体験をするイベントだったり、福祉事業所としての見学ついでに畑体験したり、特別な予定としての「農作業」はいままでも何度かあったが、日常に地続きした「農作業」を一緒にするのは初めてで、仕事場から自宅に帰る車の中で嬉しい気持ちが込み上げてきた。

生きることは、楽しい。自分の思い通りになったとき、嬉しい。思いがけない失敗をしたとき、悲しい。自販機でジュースを買ったお釣りが少し多めだったとき、ラッキー。仕事を残したまま1日を終えたとき、もやもや。いろんな感情とともに生きることは、楽しい。日光を浴び、土をいじり、雑草の上に寝そべりながら休憩していたとき、ふと、そう思えた。だから、みなさん、是非畑体験をしにお越しくださいませ。お待ちしています。

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。