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息子と初めて新幹線に乗ったら、今までとは違う富士山が見えた。【子連れ旅チャレンジ】

息子が生まれて初めての年末年始。
「じいじ」と「ばあば」に初孫の顔を見せに行った。

私は上京してから18年、
おそらく100回近くは乗っている新幹線だ。
東京駅から実家のある名古屋駅まで1時間40分。
子どもが生まれるまではビール飲みながらお弁当を食べたり、
乗ったらすぐ寝て「え、もう品川?!」なんて余裕ぶっこいていた私が懐かしい……。
旦那さんは仕事の都合で一足早く帰ったのだが、とくに息子と2人での帰りの新幹線はどっと疲れた。
今までで一番長い1時間40分だった。

初めて息子を連れての新幹線の旅、大変だったけどいろいろ学んだこともたくさんあったので残しておこうと思う。

《事前準備編》 手荷物はとにかく少なく!

名古屋の実家には10日間ほど滞在したので、私たちの服などはあらかじめ荷物をまとめて送っておいた。
オムツやミルク、保湿クリームなどは実家のほうで調達しておいてもらうことに。
こういうとき全国展開している赤ちゃん本舗や西松屋はありがたい。
ネットでポチって送ってもいいかと。

手荷物はいつものおでかけに持っていくぐらいのオムツ、着替え、と最低限にしたのは正解だった。
実家では基本車移動なので今回はベビーカーは持っていかず、抱っこひもで行くことにしたが、これでキャリーバッグを持って行くなんて無理だったと思う。
あれもこれもと何かと増えてしまう手荷物、自分の中で
「必要になったら現地調達」を合言葉にし、できる限り荷物を減らした。
そして意外と買い足さずに乗り切れた。

席の予約は「多目的室」と「多目的トイレ」に近い11号車か12号車を!

新幹線のぞみには、具合が悪くなった方や授乳などで使える「多目的室」がある。
ひかりなども同様にあるみたいだ。
私は事前に調べてこの設備があることを初めて知った。

授乳、オムツ、抱っこ……。
子どもがいると乗車中に何かと動く可能性もあるので、
夫婦揃っていた行きはDEの2人席、息子と2人での帰りは通路側の席を予約した。
スマートEXでは座席選ぶところで「多目的室」の表示があるので参考になった。

11号車周辺は比較的、子ども連れが多かったように思う。
平日の午後だったが私と同じように帰省帰りかなと思われる子ども連れのママさんもいた。
直接話したわけではないが、お互い無言の「がんばりましょうね……!」
というアイコンタクトで心が通じた。
なんだかおかげで気合いが入ったな。  

この座席は簡易ベッドにもできるみたい。

乗ってさっそく授乳時間だったので、この多目的室で私も授乳をさせてもらったがとても快適だった!
富豪でもこんなステキな景色を見ながら授乳してないだろうなあとニヤニヤ(笑)
旅のドキドキを一瞬忘れさせてくれた。

しかし1つだけ問題点がある。
この多目的室、乗務員さんに声をかけて開けてもらわないと使えない。
そしてそんなタイミングよく乗務員さんはなかなか来ない……。  
呼び出しボタンみたいなものがあるのか? 私には見つけられなかった。
乗務員さんが来てくれた瞬間、「キターーーー! ありがとーーー!」と興奮してしまうこと間違いなし。
見かけたら躊躇せず、声をかけてみることをおすすめします。

産後の体幹を試される「オムツ替え」 

しっかり授乳できて落ち着いたっぽいがぜんぜん寝るそぶりのない息子。
自分の席に戻ってひざの上に座らせていたら
「ブリブリブリブリ〜」と良い音が聞こえてきた。
ああ、こりゃ量もスゴイかも……。
さっき席に戻ってきたばかりなのに再び通路を歩いて多目的トイレへ向かう。 
うんち漏れてないか、心配しながら順番を待つ。

多目的トイレに入り、オムツ替え台を使う。
トイレのサイズに合わせてるからか、横幅がすこし狭い。
身体が大きめの息子、壁に肩がくっついている。
さて肝心のオムツ替えだが、新幹線のゆらゆら揺れる中でオムツを変えるのは至難の業だった!
私の体幹、どうした?!
フラフラゆらゆらしてしまう。

本当に移動販売のお姉さんの体幹を尊敬……!

そして1人だと貴重品を席に置いていくのは危ないので息子とともに荷物も持って移動するのが地味にツライ。

富士山、ありがとう……!

発車から1時間ぐらい経って少し落ち着いた頃。
授乳して、トイレでオムツ替えて……。
名古屋駅を出てからこんなに自分の席にいないとは……とほほ。
 
通路側だったので見えにくかったけど、窓に夕暮れに向かう太陽を背にした富士山が現れた。
まだ40分ぐらいあるし早く東京に着いて……!
という気持ちだったけど、
あの大きくて、オレンジ色がかったきれいな富士山を見たらジーンとしてしまった。
いつも見ていた富士山だけど、慣れない中で気を張っていた私を富士山の偉大さで包んでくれたみたいで、何倍も大きく見えた。
あのとき富士山を見ながら食べたじゃがりこは美味しかったなあ。
ちなみに飲み物はストローを刺して飲むタイプを行きに買ってしまいテーブルを上げたり下げたり大変だったので、帰りはフタつき飲み物にしてみたが快適だった。

最後の最後でグズグズし始めた息子をあやしながらようやく東京駅に着いた。
「やっと着いた……」と、もうヘトヘトだった。

振り返ってみると、やっぱり心細かったのだなと気づく。
隣の席のサラリーマンさん風の方は息子が泣いても何も言わずにいてくれたし、近くの方はニコっと笑ってくれたりしたけど、私が必要以上にドキドキ、泣いたらどうしようと心配だったのだと思う。

帰ってきたとき、「もうしばらくは旅行はこりごりだ」と思ったけど、今こうやってまとめてみると、「次はもっと力抜いていけるかも」と思えてくるから不思議だ。
喉元過ぎればなんとやら、育児体験はいろんなドキドキがあるけれど、その都度自分の忘れっぽさに助けられてもいる。  
いろんなところに行ってみたい。
飛行機、海外旅行にもチャレンジしてみたいな。
(めっちゃ飛躍しているのが自分でも笑える……)

今回の体験からささいなことだけど旅が楽しくなるコツを学べたかな。
これが誰かの参考になればうれしいです。


2月で息子は6ヶ月、ハーフバースデーは区の子育て支援センターで足型をとってもらいお祝いしてもらった。
生まれた時からだいぶ大きくなったなあ。
私も親になって半年、まだまだ新米母ちゃん毎日がんばるぞ。

青い足型が6ヶ月記念

★生後3ヶ月の記録 

★生後4ヶ月の記録 

★生後5ヶ月の記録 

《終わり》

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