「将来に役立つと思って」というインプットは全て無駄

以下は音声内容をテキストに要約したものです。

今回は「将来に役立つと思ってのインプットはすべて無駄」というテーマでお話しします。

将来のために本を読んだり、ネットで情報を収集している熱心な方々へ向けた内容です。

結論としては、興味や関心がない場合、すべての情報収集は無駄になります。

私自身、自己啓発やビジネス、人文学、テクノロジーなど様々な分野の本を計1,000冊以上読んできました。

しかし、悲しいことに、ほとんどの情報は頭に残っていません。

その理由は、当時何とか仕事で成果を出したい一心で、本を読んでいたからです。

興味がないにも関わらず、役立つかもしれないという思いで無理やり読んでいましたが、結局は何も頭に残りませんでした。

動機付けの観点から見ても、内発的動機付けと外発的動機付けがありますが、私の場合は将来役立つかもしれないという外発的動機付けで読んでいました。

仕事系の本を読んでいたのは、上司や顧客からの評価、お金につながるかもしれないという考えからでしたが、これは外発的動機付けの弱いバージョンで、結局何も身につきませんでした。

一方、内発的動機付けは、純粋に自分が読みたい、興味や関心があるから行う活動です。

様々な実験からも、内発的動機付けの方が効果的であることが分かっています。

そのため、興味や関心がなければ、どんなに役立つと思われる情報でも、結局は意味がなくなります。

独立研究者でパブリックスピーカーの山口周さんも似たような考えをお持ちで、著書である「読書を仕事につなげる技術」でも同様の話がされています。

興味や関心が持てない分野で戦うことは避けるべきだと私も考えています。

何よりも、自分が興味を持てる分野で戦った方が良いでしょう。

才能とは、その分野に対して継続的に興味や関心を持てるかどうかだと思います。

もし、インプットしているけれども本当はそのジャンルに興味が持てないなら、そこはあなたの戦う場所ではありません。

継続的な興味や関心を持てる場所へ移動することをお勧めします。

アリストテレスが言うように、行為そのものが目的となることが最大の幸福です。

楽しみながら、内発的動機付けで行動することが、あなたの幸福に繋がるでしょう。

私自身もそのように動いています。

参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、良い一日をお過ごしください。

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