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「何者」と他2冊を読んだ日

今週は3冊読みました。 まずは、畑野智美さんの「大人になったら、」です。 下記あらすじ! 前から書店で平積みされていて、気にはなっていた作品だったので購入してみました。 ・大人になっても、自分にとっての恋がしたい特に仕事で出世だって目指してない。結婚だってしたいけど、ちゃんと相手に恋できる人とがいい。大人になって、色々な条件を見て選ぶ恋人なら必要がない。それが子供じみてると言われたって、それでも恋をしたい。 主人公の考え方に共感する部分も多くあったかな。ただ自分にとっ

    • 「ポイズンドーター・ホーリーマザー」「ホケツ!」を読んだ日

      今週は2冊読んだので感想書きます。 ・「毒」ってどこから見て?湊かなえさんの「ポイズンドーター・ホーリーマザー」は久々に湊かなえさんの本を読むか、、と思い立ち図書館で借りた。 下記あらすじです。 いや、シンプルにすごく面白かった。 短編集なので、あらすじにあるエピソードだけでなく、視点が変わると印象が一気に変わるエピソードの盛り合わせの一冊だった。 エピソード自体もものすごく面白かったのですが、意外に印象に残ったのは、脚本家・清水友佳子さんの解説。 これ、湊かなえさんの

      • 1か月間に読んだ本たち

        気が付けば前回の投稿から1か月経っていた。 読書をサボっていた訳じゃなく、単純に更新しよう!というやる気が出なかった。反省。 でも、きちんと何を読んだかは記録しているので書き起こそう。 ・試着室で思い出したら本気の恋だと思う尾形真理子さんの「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」をまず読んでいた。 この次の作品の「隣人の愛を知れ」を先に読んでいて、前作も読みたいと思っていたので、これは購入して読みました。 1つめのエピソードが個人的には主人公と状況が似ていて、よく共感できた

        • 「7.5グラムの奇跡」「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだ日

          今週はこの2冊を読みました! まずは姉から勧められていた砥上裕將さんの「7.5グラムの奇跡」を読みました。 下記があらすじです。 どのエピソードも心が温かくなる短編集でした。あらすじ通りの感想で申し訳ないけれど、本当に読んでみその通りでした。 私は4つ目のエピソード「面影の輝度」が特に好きだった。老いていくことは抗えない中で、持木夫妻は手を取り合いながらその日々を過ごしていく。お互いに病気を抱えながら、それでもお互いの存在を覚えていきながら残りの時間を過ごす2人の様子は

        「何者」と他2冊を読んだ日

        • 「ポイズンドーター・ホーリーマザー」「ホケツ!」を読んだ日

        • 1か月間に読んだ本たち

        • 「7.5グラムの奇跡」「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだ日

          「祝祭と予感」「羊と鋼の森」を読んだ日

          先週読んだ「蜜蜂と遠雷」から分かりやすく影響を受けて、この2冊を読んだ2週間でした。 ・天才たちの未来と過去恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ、「祝祭と予感」、また主人公達やその周りの人々に会えて嬉しかった! やっぱりどれも素敵なスピンオフだったけれど、どれが好きだったか強いてあげるとするなら「竪琴と葦笛」かなぁ、、 真っすぐなナサニエルが一人の大人としてマサルに接する様子から、元々好きなキャラクターだったマサルがどうしてナサニエルを師事したのか、納得のいく物語でした

          「祝祭と予感」「羊と鋼の森」を読んだ日

          「蜜蜂と遠雷」「西の魔女が死んだ」を読んだ日

          タイトルにある通り名作2つを読んだ2週間でした! 感想を早く書きたくて仕方ないからさっそく、、、 まず読んだのは恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です。 直木賞、本屋大賞を獲っている名作ですね。素晴らしかった、、 あらすじにある通り、物語に出てくる4人が大好きすぎるので、一人ずつに抱いた感想を今日は残す。 ・私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?帯にもなっているこの一文、おそらく4人みんなステージ上で思っていた一文かと思いますが、栄伝亜夜が一番強くこの疑問を持ちながらピア

          「蜜蜂と遠雷」「西の魔女が死んだ」を読んだ日

          「次の電車が来る前に」「よるのばけもの」を読んだ日

          あけましておめでとうございます! 2023年初めての投稿は若干遅れてしまったけれど、相変わらず読んだ本の感想を残していこう。 タイトルにもある通り、年明けから2冊読みました。 ・自分一人で綴る卒業文集の続きまず最初に読んだのは、越谷オサムさんの「次の電車が来る前に」です。小学生の時に読んだ「陽だまりの彼女」を書いた作家さんだったのを知った。 あらすじは下記です。 電車を交えたエピソードが5つ。どれも読んでいて心がほんわかする物語ばかりでした。 私が特に好きだったのは「名島

          「次の電車が来る前に」「よるのばけもの」を読んだ日

          「隣人の愛を知れ」「海の見える理髪店」を読んだ日

          すっかり投稿に間が空いてしまいました。 なぜならクリスマスのこのタイミングでコロナに初感染したからです。 見事にこの週末は家で大人しくするクリスマスです。 とは言うものの、熱にうなされていたのは平日の間だったため、近所をお散歩程度には歩いたけど、体力どこ行った…? そして私の味覚もどこへ…? 一緒に暮らしている恋人には色々と迷惑をかけてしまったけれど、鬼の免疫を持っているのか陰性をキープし、二人とも無事に年末の帰省はできそうで安心。 コロナにやられる前に読んでいた2冊の感想

          「隣人の愛を知れ」「海の見える理髪店」を読んだ日

          「夜のピクニック」を読んだ日

          自分が小学生くらいの頃、家の本棚にあったことを覚えている本、恩田陸さんの「夜のピクニック」を遂に読みました。 本屋大賞第二回の大賞作品だったのかぁ。 ずっと本棚にあってあらすじは知ってたけれど、何故か読んでいなかったこの本、ほんっとうによかった!!! ・ただ一緒に歩くだけ、ただそれだけが尊い時間あらすじにもある通り、物語は貴子ともう一人の主人公・融の視点から、歩行祭の二日間が始まって、そしてゴールに向かって進んでいきます。 その二日間の中で、この物語は単純な恋愛模様、衝突、

          「夜のピクニック」を読んだ日

          「海が見える家」「あの子は貴族」を読んだり見たりした日

          「海が見える家」とその暮らし先週に引き続いて、はらだ みずきさんの「海が見える家」を読んでみました。 これもシリーズ化している作品みたいですね。 読んでみたけどとっても素敵な本だった。 ドラマみたいなわかりやすい確執があったわけではないけれど、なんだか距離を取り続けていた父が死に、その父の人生を辿っていくお話の中で、 父親が本当はどんな風に生きたかったのか、それを実現する中で選んだ土地に暮らす人々とどんな日々を送っていたのか、それがいかに素晴らしい日々だったのか、 痛感す

          「海が見える家」「あの子は貴族」を読んだり見たりした日

          「帰宅部ボーイズ」(+1冊)を読んだ日

          今週は2冊読むことに成功した。 多分初めて読む作家さんの本で、どちらも素敵でした。 まずは、沖田円さんの「一瞬の永遠を、きみと」です。 あらすじはこちら。 ケータイ小説からの書籍化してる本だったのね! 知らずに読んで、なんだか小学生~中学生くらいの時期に読んだことある世界観と言い回し、なんだっけこの感覚と思ってたので納得。 しっかりとした小説は苦手だけど、ケータイ小説等は好きだよって方はかなりおすすめだと思いました。 私は逆にあまりその類を読んでこなかったけど、最後ち

          「帰宅部ボーイズ」(+1冊)を読んだ日

          「書店ガール」を読んだ日

          この1週間で読んだ本は碧野 圭さんの「書店ガール」でした。 書店を舞台にしたシリーズものってところまでしか知らなくて、前にドラマ化されてたのも読み終わってから知った、、、 あらすじはこんな感じでした。 普段好んで読む小説とは少しタイプが違って、頭の中で漫画みたいに想像しやすいタイプの小説で読みやすかったな。 普段本を読むのが苦手な人も、比較的するすると読めるんじゃないかと思いました。 シリーズ自体は7巻まであるみたいだけど、1巻の頭からまぁドロドロ、キリキリとした感じの

          「書店ガール」を読んだ日

          「そして、バトンは渡された」を再読した日

          きちんと1週間間隔でnoteを更新できそうだ… 読書は相変わらず続けているけど、感想を残すこともちゃんと習慣づけたいなぁと思っている。 毎日が忙しすぎて、本を読んでせっかく感じられたほかほかの気持ちを残さないのはもったいないですからね… ということで、今週は大好きすぎてる瀨尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を再読しました。 1年前くらいに読んでたけど、案の定記録に残していなかったので、改めて読んだら、1年前より涙が出て大変だった。 誰かのために、自分以外の誰かと

          「そして、バトンは渡された」を再読した日

          「きよしこ」を改めて読んだ日

          久しぶりすぎるnoteの投稿になった。 前回の投稿が4月。 5月には自分の誕生日も迎えたし、6月には恋人と同棲をスタートして、8月は地元に帰省もした。9月は職場でお世話になっているチューターの転職を知って絶望し、今、10月は自分の転職の可能性について考える機会が増えた。 これだけ色々とあったのに、読んだ本たちの感想文を書きそびれていた。もったいない。 8月の帰省のタイミングで、何冊か実家から本を借りて帰った。 その中で、中学生くらいの時に読んだ重松清さんの「きよしこ」を久し

          「きよしこ」を改めて読んだ日

          2022/04/17 2週間で読んだ本たちの感想

          最近通勤中に本を読む習慣がやっとこさついてきた。 これで図書館で借りた本を読まずに返すこともなくなったし、 むしろ読むスピードが戻ってきて2日で1冊くらい読めるようになって嬉しい。 読み終わった日に感想を残そうと思っていたけど仕事で疲れすぎてため込んでたので今日記録を残します。 ・「あと少し、もう少し」陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが……。元いじめられっ子の設楽

          2022/04/17 2週間で読んだ本たちの感想

          2022/03/27 君が夏を走らせるを読んだ日

          3月25日、恋人がコロナのワクチンの3回目を打った。 副反応が出て、週末看病のお願いが来ていたから、出かけることもないかと思って、ゲームと小説を荷物に入れていつも通り恋人の家に向かった。 (最近は駅ビルの中にある図書館で本を2冊借りて読むことを習慣づけようとしているけど、図書館の本はハードカバーで大きいし、 電車の中で「この人これ読んでるんだ、、」ってばれるのも気まずいので、夏ごろ買って読みかけだった小説を適当に取って荷物に入れた。) 瀬尾まい子さんの「君が夏を走らせ

          2022/03/27 君が夏を走らせるを読んだ日