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【この症状に名前を付けるなら】


 
世の中に、
名前の付いてない物って無いんじゃないかな?
 
 
例えば、パニック障害、自律神経失調症、
うつ病、などの精神疾患や。
 
 
難病指定の、クローン病、パーキンソン病、
もやもや病。
 
 
病名を知ってしまうのも辛いけど、
知らずにずっと、何の病気か、
何が悪くて、いつ治るか…。
不安と戦いながらも、眠れず
ストレスを抱え生きていく方が辛い。
 
 
だからと言って、
病気がわかったから良かった!って
言ってるわけではないのでね。
 
 
《うつの話をしようか》
 
ここで少し、うつの話をしよう。
別に、共感とか、理解とか、同情を得たい
訳では無いんだけどね。
 
 
知っておいても損は無いと思う。
 
 
もし仮に、あなたの周りの大切な人が
うつになった時、
その時、あなたが一番の『理解者』になって
あげて欲しい。
 
 
うつ。
表面上では、殆どわからなくて
判断がつかない。
 
 
と言うのも、内面的な部分が多く
本人の心の奥底に閉まってあるからです。
 
 
だから、発見が遅れて
会社を長期で休んだりもする、
社会復帰出来なかったりもする。
 
 
うつの治療って、
カウンセリングと薬の投与、
そして、とにかく療養することなんよ。
 
 
何が、原因でそうなったのか
ストレスになったのは何か?を
カウンセリングでとにかく話す。
辛い気持ちを、すべて吐き出す。
 
 
薬は、神経のバランスを整えながら
正常に戻すための、サポート的な物。
最終的には、薬から離れる方が
一番ベストだからね。
 
 
そして、療養すること。
療養って言っても、自宅でずっと
ゴロゴロする訳では無くて、
外へ散歩に行ったり、
たまには、友達とカフェに行ったり
するのも良いこと。
 
 
出来るだけ、日常生活に近い生活を
送りながら療養する事が大切なんです。
 
 
でね、この療養なんやけど
端から見ればさ、
「仕事を休んでるのに、遊びにはいけるわけ?」
って、見えてしまうんよね。
 
 
うん。
その気持ちも凄くわかる。
わかるけど、それがうつなんよ。
 
 
重度のうつなら、遊びにも行けんけど、
徐々に回復してきたら、それが必要になる。
 
 
ここで、大切なこと。
パートナーがうつになった時、
この言葉だけは言わないで欲しい。
 
 
「いつになったら、仕事に行くの?」
「サボってるだけじゃないの?」
「ちゃんと向き合ったら解決するんじゃない?」
「逃げてるんじゃない?」
 
 
生活もあるし、焦る気持ちもわかるけど、
責めないで欲しい。
 
 
向き合ってきて、解決しないから苦しくて
真面目で逃げることが出来なくて
だから、今。
疲れてしまって、療養してるんだよね。
 
 
どれぐらい、しんどいのか
どれぐらい、辛いのかは
本人しかわからないよね。
 
 
「うつの人の気持ちがわかるか!」って
言われても、わからんよ。
 
 
僕だって、
「ガンになった人の気持ちがわかるのか!」って
言われてもわからんもん。
けど、薬を飲んで、やつれて、髪も抜けて
その姿をみて、辛いのはわかる。
 
 
けど、本人と『同じ気持ちにはなれん』
それは、本人しかわからないものやから。
 
 
それでも、どんな病気で
どんな症状で、どんな治療をして
どんな対処をしていけばいいのかは、
ネット時代だから、調べたらわかること。
 
 
同じ気持ちにはなれなくても、
その気持ちに寄り添うことは出来るんじゃ
ないかなって思う、今日この頃。

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