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◎小暑・しょうしょ「7月7日〜7月22日頃」《二十四節気》

「小暑」「大暑」

このふたつの
二十四節気(にじゅうしせっき)を合わせた
ひと月が一年でもっとも暑さ厳しいといわれる時。

「暑中」と呼ばれ、
この時に送るおたよりが
「暑中見舞い」となります。

「暑さをいたわる」意味合いから
梅雨明けした暑中の日から
大暑の終わりまで
に届けられると
よいそうです。



さて、
今回も「小暑」

二十四節気をさらに3つに分けた
「七十二候(しちじゅうにこう)」
「和菓子」とともにふりかえりたいと思います。


始まりは、
《温風至・あつかぜいたる》
小暑の初候
「7月7日~7月11日頃」

熱を帯びた南風が
吹き始める頃。

本格的な夏の始まりを
予感させますね。

この時のお菓子としてご紹介したのは
『桔梗(ききょう)』でした。

「千代富 清風堂(ちよふ せいふうどう)」
(調布)さんのもの。

暑さの中でも涼しげに咲く
桔梗のお花は生菓子になってもお上品です。




《蓮始開・はすはじめてひらく》
小暑の初候
「7月12日〜7月16日頃」

夏の朝、水面に
ぽっとお花を咲かせる蓮。

この時お菓子としてご紹介したのは
「紫野和久傳(むらさきのわくでん)」さんの
『西湖(せいこ)』でした。

蓮の根からとれる蓮粉でできた一品。
見た目も口どけも涼やかで。





《鷹乃学習・たかすなわちわざをならう》
小暑の末候
「7月17日〜7月22日頃」

初夏に生まれた鷹の幼鳥が
巣立ちの準備を始める頃。

この時のお菓子としてご紹介したのは
「とらや」さんの
『向日葵(ひまわり)』でした。

そぼろ纏うきんとん製の和菓子。
中には小さな水羊羹も
かくれております。





梅雨明けを待たずして
本格的な暑さがやってきた
「小暑(しょうしょ)」

陽射しが照りつける中
蓮(はす)や桔梗(ききょう)、
百日紅(さるすべり)が咲き

水辺にはとんぼが
飛び回っていますね。


続く「大暑(たいしょ)」
夏最後のひと時。

暑さと陽射しと
上手に付き合いながら
日々を送りたいものです。




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