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花手水の名所・西早稲田法輪寺様の客殿リニューアルもまなかのお仕事です

ご供養業界「偲ぶことの真ん中と向き合う」会社
株式会社まなか広報室note。
公開!株式会社まなかの環境、運営施設や現場を紹介する企画。
今回は運営ではなく、「寺院開発室」が手掛けた境内・客殿改修事例をご紹介します。

再創に向けて発信するお寺「法輪寺」の魅力

東京メトロ東西線「早稲田」駅から徒歩5分ほどの日蓮宗萬年山法輪寺は、慶長11年(西暦1606年)に創開された歴史あるお寺です。

早稲田大学にも近く、目の前には「一陽来復札」で有名な金運開運スポット神社・穴八幡宮がある立地。

こちらのお寺は今、SNSやテレビでも注目が集まっています。
話題のきっかけは「花手水」(はなちょうず)……水鉢や手水舎に花を飾る取り組みです。

取材に伺った11月の法輪寺手水舎の様子

#花手水 で検索すると、インスタに限らずたくさんの素敵な画像投稿を見つけることができます。
法輪寺も、まだお若いご住職が参拝の方や檀家の皆さんの楽しみになればとインスタで「#花手水推進委員会」として日々美しい花手水や境内の様子を発信されている“新しい取り組み”に意欲的なお寺です。
取り組みを継続された結果、観光サイトでも「東京の花手水のお寺」で真っ先に名前があがるほど認知されています!
カラフルな御朱印(ご住職が絵も描いているアート御朱印!)も、もともと大人気だった法輪寺は「ぶらり途中下車の旅」(NTV/2021年11月6日放送)でも紹介されました。

2021年12月の月替わり御朱印 HPで郵送販売もされています

人が集える場所に使いやすく、モダンリニューアル

法輪寺は立派な山門、本堂を構えられ、その隣に2階建ての「客殿」もお持ちのお寺。

改修前の客殿:左手前が御朱印受付・右側が入り口玄関

もともと昭和レトロな、お洒落なタイル張りの客殿。
(外観は、これも素敵だな~とレトロビル系が好きな壱号は感じる。)
外観以上に、お部屋の内装やいくつかの和室で分けられている構造が、使いたい方法にどうもマッチしない……というお悩みがあったそうです。

改修前:赤絨毯の廊下から、和室が並ぶ2Fの1コマ

確かに畳に正座は、すっかり住まいでも珍しい光景になっています。
お寺の行事や、イベント企画で客殿を開放したいと思っても、壁で区切られた部屋が複数というのは人が入りにくい。
また密回避策が必要になったこともあり、スペースをゆったり使えることの重要度は上がりました。

寺院開発室の仲間がお伺いして、まなかプロデュースで境内・客殿の改修プロジェクトが始まりました。境内の水場と、塀。客殿を今、ご住職が使いたい方法に適した内装にリニューアル。

未来に向けた取り組み同様、明るく開放感ある場所へ

ブロック塀→板囲いへ。水場に桶置き場も設置!

客殿前から続いていた墓地エリアを囲んでいた塀も、以前は主流で普通だったコンクリートブロック塀から、板囲みに変えました
コンクリートブロックは頑丈であるもののやはり20年、30年と経ったものは古びて見た目だけでなく、内部も弱ってきたりしている場合が多いです。
建築年代によっては、耐震性が東日本大震災クラスを想定していないものもあったりと、全国各地、ブロック塀の点検・改修や取り壊しが必要となっていたりもします。

お墓参りの桶にお水を入れたりする水場も、これを機に桶置き場と「水屋」として綺麗に整備。統一したデザインで、目立ちすぎず、すっきり使いやすい場所になりました。

御朱印受付の「顔」となる客殿1Fは明るく暖かいイメージに!

客殿の外観は、これまでのタイルを活かしつつ、1F部分を白壁に。全面茶系のタイル時代よりも、軽やかで明るい印象になりました。
法輪寺人気の御朱印受付場所も、内装に合わせて木の温かさがある明るいトーンに変更。

世の中も落ち着いてきてから、客殿を会場にした企画もしやすいように、壁を打ち抜いてフローリング&畳のこあがりスペースあるひろ~~~~いワンフロアに2Fを激変させました!

改修後客殿2Fはモダンで開放的な空間になりました

窓際にはベンチを設置。
畳のこあがりスペースは引き戸で個室のようにすることもできます。

こあがりスペースには和室魅力「床の間」も!

お寺でこれまで使用してきた調度品や飾りもご住職のセンスで活用いただいて、「お寺らしい」雰囲気も感じられるモダンな空間になっています。

目の前のバス通りの喧騒も遠い、落ち着く空間

静かな客殿を体感できる機会としては……法輪寺さんでは「写経会」も水曜・土曜に予約制で実施されています。
※休止されていましたが、2021年12月4日(土)から予約受付再開されました!
参加方法等、詳しくは法輪寺インスタグラムアカウント@horinji、寺院公式HP https://www.ho-rinji.com/ をご確認ください。

まなかでは「寺院コンサルティング事業」として、暮らしの中に寄り添う、想いある寺院の方々と「街に開かれたお寺」再創に取り組んでいます。
まなかは、現代では従来の檀家制度が維持困難となり、寺院制度・寺院運営も新しい時代の、人々の暮らしに合った形が求められていると考えています。「日本は無宗教」と言われ、そう自認している方が多い一方で、参拝やお参り、御朱印は今も求める方が多いと思います。
そしてお墓を護る聖域は、人の営みの中でこれからもきっと必要とされるもの。お墓の在り方や、街(社会)との接点を、その地域の状況とお寺が積み重ねてこられた歴史背景にしっかり合わせて、1つ1つ一緒にコンセプトから考えていくのがまなかの寺院開発室です。

営利重視、お金儲け目当てではなく、それでも一方で、未来にも歴史ある土地と寺院を残すために、維持管理を続けていくための運営経営を両立させるには。
まなかは、本気で100年後、500年後もこの土地に残る開かれた聖域と、文化資産を残したいと取り組んでいます。

●お墓(収骨施設)という形で新しく開かれた事例

埼玉県川口市青木5-5-36 龍泉寺
「川口納骨堂 八聖殿」
http://hasshoden.com/

埼玉県川口市安行805 持宝院
「川口草加霊園 はじまりの杜」
http://hajimarinomori.jp/

東京都日野市日野本町7-5-19 普門寺
「日野宿 みちの墓苑」
https://www.michinoboen.jp/

東京都大田区本羽田1 丁目3-11 秀明寺
「大田区霊園 百月院」
https://www.hyakutsuki.jp/

●まなかの理念、事業方針にご興味をお寄せいただける寺院様へ

お問合せ先はコーポレートサイト「お問合せ」ページ(http://manaka-ltd.jp/contact/)にてご案内しております。
お電話またはWEBフォームより「寺院開発室」宛てにお問合せください。


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