「おはよう」

「おはよう」

「良く寝た」

「まだ3時間も寝てないで」

いつもは車で12時間の距離にいるはずなのに、朝起きたら隣に居る。

いつもはLINEや電話でのおはようだから返事が返ってくるまでに少し間があるのに、今日はすぐに返事が返ってくる。

まるで夢なんじゃないかと思うようなこの時間。

いろいろな偶然が重なりあって、そんなプレゼントみたいな今日という1日が始まった。

まるでなるべくしてこうなって、居るべくしてここに居るような、そんな不思議な1日。


生きていたら、悲しいこともたくさんあって、むしろそんなガッカリするような、悲しくなるような出来事のほうが多いんじゃないかと思わすくらい落胆する日が続く時もある。

でも、そんなときでも忘れずに居たいのは、きっと大丈夫という前向きな気持ちと、自分のことを信じる気持ち。

そんな日々の積み重ねを生きてると、今日みたいなプレゼントのような1日に出会える時があることを知る。

きっと5年6ヶ月13日23時間ほど前に出会ったときから、今日という日がくることは決まっていたのかもしれない。

でもこんな幸せな日もあと1ヶ月もしないうちに終わりを迎えるーーーーー。

人はなぜ出会い、何を学び、共に生きたり離れたりするのか。



自分で今日ここに来ようと思って来たわけではない。
いろんな偶然が重なって、私はここに居て、私の生まれた時間にも一緒に居ることができた。

「お誕生日おめでとう」

直接言って貰えるとも、今日一緒に過ごせるとも思っていなかった。
でも今日という一日は５年以上前からこうなるって決まってたのではないかという気持ちになる。

決まった人生を歩んでいく

私は自分で選びながら生きてると思ってきたけど、でも真逆なのかもしれない。

プレゼントのような今日という１日に感謝しながら今日は幸せな気持ちで一緒に眠る。

一緒に居るだけでこんな幸せな気持ちになれる人と居られるのなら、決まった人生を歩むのも良いのかもしれない。

プレゼントのような１日はいろんな偶然が重なり合って、私のお誕生日の今日訪れた。

生きているだけで、こんなプレゼントのような１日を与えて貰えるのなら、これからまた何が起こっても頑張って乗り越えていこうという気持ちになれる。

これは私とまーくんの、あたたかくもあり切なくもある日常の何気ない物語。