ヨーロッパ周遊の2カ国目はデンマーク。首都のコペンハーゲンに3泊滞在しました。
中心街の建物が並ぶ街並みはとにかくかわいくて、絵本の世界に足を踏み入れたかのような気持ちになれました。

かと思えば海沿いにはモダンな建築が立ち並び、歩いているとシンプルでおしゃれなインテリアショップのショーウィンドウもたくさん目にすることができ、デンマークデザインの幅の広さや歴史を感じました。

デンマークはとても物価が高く、なるべくコストを抑えたいと思っていた中、調べて見つけたのがコペンハーゲンカード。
コペンハーゲンの主要な観光地や美術館に入れたり、交通機関に乗れたりするカードで、私はガッツリ観光できる日が2日間だったので、48時間のものを購入。
だいたい1日3箇所以上まわると元がとれるくらいのお値段なので、たくさん観光地をめぐりたい人にはおすすめです。

ちなみに、コペンハーゲンカードを調べたときに上位に出てくるサイトには、現地購入の情報が書いてあるのですが、観光案内所で案内してもらったところ、今はアプリでのみ使えるとのことで、わざわざ案内所まで行く必要はありませんでした。
なので、アプリをダウンロードして行って、現地でスタートさせることをおすすめします！

ここからは、コペンハーゲンで巡った場所や、特におすすめのスポットをご紹介したいと思います。
（どの施設もコペンハーゲンカードが使えます！）

1. ニューハウン

言わずとしれたコペンハーゲンの観光地。カラフルでかわいい建物のお店が立ち並ぶエリアです。ベタな観光地なのですが、やっぱりテンションが上がります！

6月でとても暑かったので休憩がてらジェラートを食べました。

ちなみに、ここから歩いてすぐの海沿いのエリアは、近代的なおもしろい建物が見えたりするのでそれも楽しめました！

この近くでは日光浴をしている人もたくさんいました。
いろんな屋台が集まっている場所もあって、そこも良さそうでした。

少し歩くと、有名な人魚姫の銅像も見に行くことができます。

2. コペンハーゲン国立美術館 & ローゼンボー城

どうして2つ並べたかというと、どちらもおすすめで、この2つはかなり近いのでセットで行けるためです。

国立美術館はかなり大きくて、古い絵画から現代美術まで、そしてデンマーク以外のフランスの絵画など周辺諸国の絵画も置いています。

私がこの美術館が良いなと思ったのは、ぱっと見は伝統的な建物に見えるのですが、中はモダンな広々とした空間で、展示を区切るサインなどのグラフィックもわかりやすく、かっこよかったというデザイン的な理由がまずひとつ。

そしてふたつめは、私の好きなマティスの作品がたくさんあったこと。
そして、マティスの展示の周辺にいた警備員さんがとてもフレンドリーで、いろいろと雑学を教えてくれたことです。
マティスのアトリエを描いた絵画の中で飾られている絵は、実際に存在する絵で、実はこの絵なんだよと、実際にそこに展示してある作品を解説してくれて、他のお客さんにも色々と説明しているのを見て、この警備員さんはここの美術館で働いていることを誇りに思っているんだろうなと感じました。

美術館のカフェもおしゃれでとても良い雰囲気でした！

なにげに好きな作品のひとつだったのが、美術館の前の噴水に椅子が置いてある作品。

この美術館では、遠足で来ている感じのキッズたちが（けっこう大きめの子たちもいた）、床にすわって美術館でのびのび絵を描いていた姿が印象的でした。まじめにやっていない子もいましたが、先生も気にするでもなく、自由にさせている感じがしました。

この国立美術館からローゼンボー城は徒歩ですぐ。お城の周りには広めの庭があり、花もたくさん咲いていてとてもきれいでした。

お城の中に入るのには入り口で時間指定のチケットをもらい、その時間がきたら入り口に並ぶというシステムです。

そんなに広いお城ではありませんが、重厚感のある独特なデザインの内装でおもしろかったです。

3. デザインミュージアム・デンマーク

ここはデザインに興味のある人は特に楽しめる美術館だと思います。

おそらく前半が特別展、後半が常設展だったと思うのですが、特別展の方は環境を意識した展示で、インタラクティブなしかけもあったり、おもしろい素材感のものがあったりしました。
後半の常設展では、さすがデンマークといった椅子の展示はもちろん、日本の刀のつばの展示があったりもして、さまざまな分野のデザインにひたることができました。

4. ラウンドタワー

名前のとおり高くて丸い塔で、中に入ると螺旋状のスロープをどんどんのぼります。途中に少し展示があり、てっぺんまで行くとコペンハーゲンの街を見渡すことができます。

ちなみに、このラウンドタワーの近くに素敵なお店があったのでご紹介。
Studio Arhojというお店で、ガラスや陶器の花器や食器を売っているのですが、商品がめっちゃかわいい上に作っているところが見られるのも楽しくておすすめです！

5. オードロップゴー美術館

少し郊外の方にある美術館。ザハ・ハディドが増築部分を設計しているということで、おもしろい建物の美術館でした。

印象派などの常設（？）展示もありつつ、私が行った時はジェスパー・クリスチャンセンというデンマークのご存命の画家の展示をしていて、全然聞いたこともないアーティストの方でしたが、思いのほか作品がとても良くて、ついじっくり見入ってしまいました。

駅から徒歩だと少し遠いですが、歩けました。ほとんどの人は車できているようでした。
ちなみに駅からのバスはクレカNGで現金のみという情報もありました。
（私はデンマークでほぼ現金を使いませんでしたが…）

6. ニューカールスベア

温室と美術館が合体したような美術館。
中央の広場のような場所はとても美しくて、のんびりできるような雰囲気。

私は利用していませんが、カフェも素敵そうでした！

ゴッホやモネなど有名な画家の作品もありますが、彫刻も多め。

7. トーヴァルセン彫刻美術館

建物や展示室のデザインが独特で見ていて楽しい美術館でした。
私が行ったときは他の美術館に比べてかなり人が少なめでした…！

8. クリスチャンスボー城

めちゃくちゃ豪華なお城。王宮のひとつみたいです。
閉館の少し前に行ってしまったので駆け足で見学しましたが、豪華絢爛さに圧倒されます。

急いだ方がいいと言われてあせっていたら、あまり説明を聞いてなくて、靴にビニールをかぶせないといけなかったのに気づかず、途中で警備員さんに指摘されたのですが、もう終盤だったので、戻らなくていいと言われました笑
注意です！笑

9. チボリ公園

ウォルト・ディズニーがディズニーランドをつくるときに参考にしたと言われている遊園地。
一人旅だったので行くつもりはなかったのですが、コペンハーゲンカードで行けるということで、散歩してきました。

ディズニーランドに慣れている人には物足りないかもしれませんが笑、これぞ遊園地！という感じのレトロな雰囲気のある遊園地でした。

謎のチャイナゾーンがあったりしておもしろかったです。

あとは自然史博物館や国立博物館もチラッと行ったりもしました。自然史博物館はわりと子供向けに感じましたが、たまたま展示されていた野生動物の写真のコンペの優秀賞の展示はとてもよかったです。

国立博物館は、出土品や郷土品に興味がある人は好きかもしれません。意外に広く、人が全然いないフロアもあったりして、しかも迷路みたいで出口がなかなか見つからず不安になったりもしました笑

コペンハーゲンの少し郊外の方にあるルイジアナ近代美術館やアルケン近代美術館に行った友達がインスタグラムのストーリーに投稿しているのを見て、私は時間が足りず行けなかったのですが、めっちゃ良さそうな美術館だったので、行かなかったことを後悔しました…
なので、またデンマークに行かないとなぁと考えている今日この頃です。

プチ旅行記（コペンハーゲンの思い出）

ストックホルムから鉄道でコペンハーゲンに移動したのですが、到着して列車を出た瞬間、あったかい！と思いました。
ストックホルムを出たのが朝ということもありますが、少しの緯度の差でけっこう変わるのかなとも思いました。

コペンハーゲンはかなり自転車を使っている人が多く、道でもたくさん見かけたし、電車にそのまま自転車を持って入る人がいることに最初はかなりびっくりしました。
（他の国でも見ましたが）
スウェーデンもデンマークも、私が利用した電車は日本のものよりサイズが大きめで、広々としているように感じました。

切符は車掌さんに言われたら見せる制度らしいのですが、改札もなかったので（カードをタッチする機械はある）、車掌さんがまわってくるところもあまり見なかったので、けっこう無賃乗車してる人いるのでは…？と思いました。
（もちろんバレたら罰金ですが）

泊まったホステルで同室のアメリカ人とギリシャ人の子は特にずっと同じ期間泊まっていたので、いつも今日はどこに行ったの？という会話をしたりしていたのですが、最後の方はアメリカ人の子にweed一緒に吸いに行かない？と誘われたのも良い思い出です…笑
（もちろん断りました笑）

大学の友達がたまたまコペンハーゲンにいたので少しの時間会えたりしたのも楽しかったな。

デンマークは物価が高くて、小腹がすいたらキッチンカーのホットドッグを食べたりしていました。

食料はスーパーで買ったりもしていたのですが、NETTOというスーパーのデザインがめっちゃ良くて、お気に入りでした。写真を撮り忘れたのですが、シュナウザーがカゴを持っているロゴで黄色と黒の2色を使ったブランディングをしていてかっこいいので、興味がある方は調べてみてください…！

最後においしかったパン屋さんの写真を。

6月に行ったばかりですが、もうすでにまた行きたいデンマークについてのプチ旅行記でした。