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『キングダム』&『アベンジャーズ/エンドゲーム』

4月23日に『キングダム』を TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞。園子温監督作品でもアクション監督もされている俳優の坂口拓さんが出演されてて、いやあ、悪い顔してるなあって笑。しかし、強すぎるでしょ!と思いましたが、原作漫画を全く知らなくても楽しめました。

かなり作中で「夢」を強調してたのは広いレンジに届けるためなんだろう。中高生ぐらいが観に来るならそういうメッセージはいるよね。そういう意味でも大河ロマン的な作品で若い世代もくる作品には「夢」があるのはほんとにいい。主人公の信は奴隷から大将軍への夢を見ている。もはや経済大国ではなくなった貧困に陥っている社会では、もう一発逆転はほぼ起きない。だから、奴隷である信にシンパシーを感じる人は多いのかもしれない。そんな「夢」のない国で若者へ未来への希望を語ることは実は大変だけど、誰かがしないといけないことだ。だが、信には親友がいて、彼と共に剣の腕を上げていた。彼らは彼らなりに奴隷の世界から抜け出すための武器としての剣術を極めようとしていた。どんな時代になろうとも社会で生き延びるための「武器」はどうしても必要になる。夢やロマンを語る際に実は忘れがちな部分はそこだし、わりとみんな当たり前のことすぎてスルーしてしまう可能性は高い。だが、生き延びるやつは気づいているし、気付くんだろう。
あと吉沢亮の声誰かに似てる。声質が。二、三十代の役者。声が似てるってことは骨格が、頭の顎とかの骨が近いはず、顔の骨格はスピーカーだから、声似てれば顔が似てる。顔が似ていたら声も近いはず。だから、吉沢亮みたいな男前だと思うけど誰だろう。

公開二日目のGW初日である27日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』をTOHOシネマズ渋谷で鑑賞。9時前の回だが、満席。

「MCU」シリーズが長年積み上げてきたものの集大成として見事に畳んだ映画だった。3時間だが長くは感じなかった。そして、次の時代への扉を開いた『スパイダーマン:スパイダーバース』があり、マーベルスタジオはヒーローをアップデートし続けてる。

大きな物語が終わったあとの時代にヒーロー(個人)はなにをすべきかを世界中の映画ファンに観せていることは素晴らしい。

後半では泣いてしまった。次のフェイズに入ったということだろうが、ここまでの作品群を作り上げたあとにはどんなものを作るのだろう。

『ポケモン』『ハリポタ』『MCU』シリーズというのはある意味で創作に関しては世界的な共通言語になっているし、違う国や言語であってもこれらの共通項でつながっていくことはこれから増えていくのだろうか。僕は『ポケモン』『ハリポタ』が始まってブームになった頃には高校生とかになっていて、これらのブームに影響を受けたのは数歳下の世代だったと思うが、その世代が世界中で受けた影響を元に新しいシーンを作り上げていくのかもしれないと思う。




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