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祖母からの健康的な暮らしの習慣と暮らしの教え

真鶴暮らしをしていると、祖母との事をよく思い出すのです。
先日、娘が夕食の支度を手伝ってくれた時にこんな話をしました。
「お米の研ぎ汁は捨てずにタライに取っておくのは何でなの?」と娘が聞くので、「食器洗いの時に使うの。そうするとよく落ちるんだよ!そして、手が荒れないし、洗剤も要らない!」と伝えると、「エコだね!いいね。」と理解を示した様でした。
また別の日に、夫とはこんな話をしました。
「そう言えば、おばあちゃんとこうやってチラシを仕分けして(裏が白いのと、両面印刷のとを分別する。)メモ帳作ってたんだよね。新聞紙回収される前の日くらいにやるお家の中の仕事でさ。
昔はメモ帳なんて買わなかったよね。いつから買う様になったんだろう?
モノを捨てず、どう活かすか?どこで活かすか?を考えて実行するのが楽しかったんだよね。そして今もそれが楽しい。」
と家のコトを自然と楽しんでいた事を思い出しました。

食器洗いは水を出しっぱなしにせず貯め洗いをする。とか、
服はジャブジャブ洗わなくてもお日様に当てておけばいい。とか、
みかんの皮や大根の葉は天日干しにしてから料理に使って食べる。とか、
アイデアを出して、実際にやってみる。とか、
いつも何気なくやっている事は、祖母からの教えだった事に気付きました。
そんな祖母は、朝早く起きて家事をして、外へ出て仕事もして、帰ってきて私と遊んでくれて、また家事をして・・・。と、とてもとても健康的な人でした。
それなのに私は、なんて物草で傲慢でヘタレな人間なんだろうと、今になってとても反省しています。(遅い😅)

では、「どうしたらそんなに健康的な暮らしができたのか?」と改めて祖母を思い返してみました。
祖母は調理師で、料理を作る仕事をしていました。
仕事に行く時には、電車を使わず、なんと毎日徒歩で通勤していたのです。毎日5時くらいに起床し、片道2時間くらいかけて歩いていたのです。
また、仕事先からいつもお裾分けをいただいてきて、私に色んなものを食べさせてくれました。
「これは何と何と何を使って、こうこうこうやって作ったんだよ。」と教えてくれたのはもちろんですが、
「よく噛んで食べるんだよ。もったいないから残さず食べるんだよ。」と当たり前の事を、いつも必ず言っていました。
そして、私が美味しそうに食べる姿をニコニコしながら観て、祖母も一緒に「美味しい、美味しい。」とニコニコしながら残さず綺麗に食べていました。
更には、ご近所付き合いもマメで、祖母に着いていくと家の周りでは色んな方と出会い、色々な人からおやつなどをいただいていた事を思い出しました。家にもよくご近所の方が訪れて来て、祖母と会話をしていた事を思い出しました。そして、もちろん家族にも声かけを欠かしていませんでした。
やりたい事をやり、目の前の些細な事でも出来るだけ面白がり、コツコツと日々を楽しく味わっていたのだと思いました。
この事から、祖母の健康の秘訣は「歩く力、噛む力、(自分と他者との)交流する力」の3つの力!なのだろうと分析しました。
この私の分析を夫に話してみると、
「確かに顎と股関節は連動しているから(整体的な視点より)、そうだと思う。」と返答がありました。また観音整体ラボブログにも、心と体の関係性や環境との関係性など、健康は関係性の中で初めて見出せること。と記していています。

この3つの力をバランスよく使いこなしていた事で、祖母はとても健康的な暮らしが送れていたのだろうと思うのです。

そんな祖母の健康的な暮らしの習慣と暮らしの教えを、真鶴暮らしでは自然と活かし実践する様になっていました。今それが、生きる糧になっていると思うと、子供たちにはそれを受け継いで欲しいと思う様になりました。生きる源であり、命を育む事が、暮らしごとには凝縮されています。それを日々の暮らしの中で自然と培われたのですから、暮らしの中へ意識をシフトし、暮らしごとをもっとフォーカスしてもいいと思うのです。
外の仕事はもちろん大切ですがそれ以上に、家(内)の暮らしごとを質の良いものにし続けていけば、持続可能な暮らし、そして持続可能な社会に繋がっていくのだろと思います。

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