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国連英検特A級&A級面接 受験会場到着〜本試験直前までの流れ

12月11日12時30分。
巣鴨駅から徒歩5分、JTB Travel & Hotel Collegeに到着した。

国連英検面接会場としてはかなり有名な場所である。

私が初めて二次面接に参加した2021年第2回、
そして2022年第1回試験会場は四谷のグローバルスタディスクエアだったため、聖地巡礼ができたようでなんだか楽しかった。

受付を済ませるとすぐ隣の待合室に通してもらう。

不思議なことに試験直前の緊張は今回感じることがなかった。それは自信ではなく、およそ直前に付け焼き刃で学んだ知識など面接で話しても表面的だと見抜かれてしまうと分かっていたし、もはやこれまでやってきたことをぶつけるしかない、という思いがあったからだった。

前回の試験も直前まで参考書を開き、メモを確認していたが、面接官と対峙した瞬間、暗記していた内容が全てが吹き飛んでしまったのだ。

普通は大ピンチといったところだが、こういう状況を乗り切るときのコツは、面接官の目を見て、聞かれたことに対して虚飾をせずに回答し、会話を楽しむことだと考えている。

さて、面接室の前にはちっちゃい椅子が置いてあるのでそこにちょこんと座る。もはやこの時点でやれることは何もないので緊張してしまう人は楽しいことや、美味しいもののことを考えるとよい。私は包み焼きハンバーグのこととか考えていた。

「ガチャッ」扉が開く。背中側から”Hello.”と聞こえた方を見ると振り返ると見覚えのある顔だ。
昨年、巣鴨の会場で面接をしていただいたネイティブの面接官だった。

 通された面接室はかなり広く、30人は入るような教室の真ん中に面接官用の広めのテーブルが置いてあり、その前に受験者用の椅子が用意されていた。

入室後もう1人の面接官の方を見ると、今度は前回の日本人面接官の方であった。このとき、私は思った。

「面接官の組み合わせを、コンプリートしたい。」

説明しよう!国連英検の面接官は、外務省OBであったり、国際法や経済学の専門家、英語圏大学で研究や指導をしていた大学教授など、錚々たるエキスパート集団である。この方達と2対1で国際情勢について全力で15分話し合う機会を得られる、この事実だけで国連英検は受験の価値があるのだ。(すごい早口)

入室後に”Welcome.”と声をかけていただく。ここで私は、

「前回あなた方に面接してもらいました。久々にお会いできて嬉しいです」

と好印象を与えるようにアピールした。

「ハハっ、そうなんだ」
軽く流された。切ない。

次に事前に記入していた面接シートを面接官に直接渡すくだりがある。毎回思うのだがここで初めて面接官は受験者の情報を知ることになるのだが、事前情報がないことで中立的に評価をしようという意図なのかもしれない。

面接官が着席すると、タイマーのスタートボタンが押される。

試験がいよいよ始まる。

(続く)

お読みいただきありがとうございます。

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