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「女性の社会進出」の「社会」ってなんですか?

「女性の社会進出」というワードを聞くたびに、
「ん?」っと毎回引っかかるのはわたしだけでしょうか?

社会進出って経済活動におけるってことですよね?と。
「経済活動における女性の活躍」ならわかるんですが、
なぜ経済活動という特定の分野(部分)での進出を社会全体での女性の活躍みたいなニュアンスで語るの?
それじゃあ、まるで経済活動に参加していない女性は社会では活躍していないといったイメージにつながりません?

そもそも「社会」て多様な人が共存しながら暮らしているものではないでしょうか。
老若男女といっても、男女の性だけで語ることも違和感を覚える時代です。
最近よく聞く「名前のない家事」についても思うのですが、
名前のない仕事(役割)って別に家庭内に限ったことじゃなくて、
会社の中にもそうですし、社会の中にも結構あると思います。
一般的に「ボランティア」と呼ばれる行為には金銭が発生しないけど(経済活動には影響しないけど)
社会に貢献する働きだったりする。

幼い頃、私の両親は共働きだったので、学校帰りに友達の家に遊びに行っては
友達のお母さんに遊んでもらったり、お菓子作りを教えてもらったりしました。
「放課後に他人の子どもを預かる」という彼女たちの行為は、
ボランティアと呼ばれもしない、名前のない仕事(役割)だったはずです。
名前のない仕事を引き受けていたお母さんの手で、
または地域の人の中で育っていた子どもが多くいるのではないかと想像します。

ワーキングママを支えてるのってワーキングしてないママだったりもする。
その人たちの活躍は語られないの?


男女共同参画局より

男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条)


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