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【ゲーム紹介】600円以下でガッツリ遊べるゲーム特集【Switch】


【はじめに】


任天堂による公式e-shop「ニンテンドーオンラインストア」でこんなものが特集されていた。


まぁ、こんなものはDSiware時代からあったものだけど、あの時よりもソフトの数が大幅に増えたからこういう風に公式からまとめてもらえると嬉しいのは確かだ。私もお金が少ない小・中学生時代は500円以下と検索して安くて面白いソフトが無いものかと血眼でDSiの画面に齧り付いたものだ。

・・・いや、今もそうか。スマホで「Switch セール」と打ち、毎日セールの情報をチェックしてめぼしいものがあればメモしたり、セールの情報をまとめている記事を保存している。さすがに昔よりかはお金を持つようにはなったが、この貧乏性は治らん。激安ゲーム、今でも勿論ウェルカムだ。万歳。あ〜ビバビバ。

しかし、↑で紹介されているのを見ると数が足りないのとライトユーザーに向けたゲームが多い印象を受けた。なので、私もこれに便乗(何の為かは知らんが)することにした。元々は500円以下で探していたのだが、それだと微妙に届かないゲームが多すぎたので、今回は600円以下のゲーム、というより500円を少しオーバーしていることによって↑では紹介されないだろうゲームをまとめようと思う。ゴールドポイントとか残ってるだろ?この記事見終わったらさっさとそのポイントでゲーム買おうぜ。私はamazonで1000円ポイント買う。

【ゲーム紹介】

・BROTATO(520円)

はい。これを紹介するためにこの記事を作りました。

所謂ヴァンサバ系に当たるゲーム。本家の亜流であり、520円という微妙な値段によって紹介されることは無かった。しかし、本家とはまた別の面白さややり込み要素がある。私的にはこちらの方が好きだ。

公式トレイラーより
プレイ画面

トップビュー形式のアクションゲーム。

・操作方法は十字移動のみ
・自動で敵を攻撃してくれる
・制限時間内を生き残ればクリア。

ヴァンサバの特徴でもあったこれらの要素は共通しているが、一線を画す以下の要素が詰め込まれていて、本家とは違うプレイフィールが味わえる。

・ウェーブ制になっており、全20ウェーブをクリアする必要がある
・ウェーブが終わる事にアイテムの購入、強化を行える
・キャラの永続強化が無い
・キャラや武器の数が段違いに多い

私が特に気に入った点はキャラの永続強化が無い&キャラや武器の数が段違いに多い点である。

まず、キャラの永続強化がない。やられたら全てをリセットしてもう一度最初からやり直し。つまり、ローグライトアクションとしての一面があるのだ。

そう、このローグライトの部分が本家には無かった要素であり、中毒性をさらに高めたシステムである。

この要素にバチッとハマるのがもう1つのキャラや武器の数が段違いに多い所だ。キャラクターは44種類、武器は55種類アイテムは158種類と半端じゃない。さらにさらに持てる武器は6つ、アイテムは無限に持てるので武器とアイテムのシナジーも星の数程あるといっても過言では無いだろう。


キャラクターの一部
キャラによっては戦略性を
ガラリと変える必要がある

もうこのデッキビルドの要素が私のハートを撃ち抜いて私はこのゲームの虜になってしまった。キャラにもそれぞれ特性があって全キャラ攻略するだけでも毎回違った攻略法が求められる。ローグライトの要素と最高にマッチしているのだ。分かってるな!このゲーム作った人!

不満点としては豊富なステータスやアイテムがあって、それを理解しないとまずクリアできないのに、それを説明するチュートリアルや説明が殆ど用意されていないこと、翻訳が微妙にGoogle翻訳臭があるのがダメだ。慣れないうちは攻略wiki等を参考にすることをオススメする。

ヴァンサバでは物足りなかった人、勿論、ヴァンサバが好きな人も本作にハマると思う。さぁ!思う存分、向かい来る異星人をブッ殺してやりな!!

(余談ではあるが、同じヴァンサバ系の「バイオプロトタイプ」も気になっている。こちらはまだプレイしていないので勧めることはできないのだが、480円と安いのでリンクを貼っておく)



・ルニスティス(520円)

あぁ…!お前も520円とかいう舐めた価格設定してんのかよ…!その20円のおかげで日の目を見るチャンスを1つ逃してんのに…!

本作はインディーズの中でも結構マイナーなゲームであると思う。私も最近知ってプレイした。だが!あまりにももったいない!たかだか500円ちょっとでめちゃくちゃ爽快感のある3Dアクションが体験出来るのと私としては脳イキものである32bitリスペクトであるルニスティスを紹介したい。

本作はステージクリア型の3Dアクションゲームである。このステージクリア型ってのが、今どきじゃないね。大抵はOW系かマリオ64のような箱庭でアイテムを集める系だ。こちらは純粋にアスレチックコースを駆け抜け、ゴールを目指すゲーム性となっている。操作性はソニックのように軽快なダッシュとクラッシュ・バンディクーのようなスピンやダブルジャンプといった3Dアクション好きのツボを押さえた"分かってる"アクションだ。

グラフィックは32bit、つまりPS1やセガサターン時代を彷彿とさせるローポリ。といっても、雰囲気でやんわりと分かるぐらいのもので、鮮やかで美しい現代風に仕上がっている。

私が本作が好きな理由は、やはり動きの気持ちよさである。特に"走りを止めない"ステージ設計や敵の配置なんかは思わずおみごと!と漏れるぐらい丁寧だった。しかし、それでいて歯ごたえのある難易度で無類のアクション好きである私でも短いながらも熱中して本作を遊ぶことができた。ソニックにも見習って欲しいものだ。

また、本作には隠し要素やタイムアタックといったやり込み要素が用意されている。進んでいくと隠しキャラも開放されるので、同じステージを熟知するほどプレイする羽目になる。勿論、楽しすぎてね。

ただ、カメラワークがやはり難点であった。これが原因で何度も落下死した。難易度はこの手のゲームに慣れていないと厳しいかもしれない。といっても激ムズではないので、気軽にチャレンジして欲しい。


(32bitリスペクトの作品と言えば、paratopicも有名である。こちらはエコーナイトのようなホラーアドベンチャーなのだが、ローポリの恐ろしさを見事に再現した力作となっている。PS1、サターンが好きな方は是非。)


・ゴルフピークス(500円)

卓越したゲームデザイン、ゴチャゴチャしてないインターフェイス、思いもよらなかった意外性…

これらが備わっているゲームはまさに"Cool"であり、見ているだけでも心躍る名作と言える。

そんな美しいゲームといえば、ゴルフピークスである。

プレイ画面

本作は見下ろし型のパズルゲームとなっており、手札にあるカードを使ってボールをホールにカップインすればステージクリアだ。ゴルフをテーマにしているが、スポーツゲームのようなアクション性やコマンドは無く、純粋な思考パズルとして楽しめる。

手札は「1マス分進む」「2マス分飛び越えるようにして進む」といったものがあり、ステージの仕掛けもウォーターハザードやバンカーといったゴルフお馴染みのギミックもあって一筋縄ではいかない。中には8枚程のカードでカップインを目指す特大コースもあって、パズルに慣れた人でも頭を悩ませてくれる。

プレイ時間は大体2〜5時間ぐらいで終わるんじゃないかな?短いかもしれないが、本作はゲーム市場でも数多くの割合を占めるパズルゲームにチャレンジする布石とも言えるぐらい丁度いい難易度とボリュームなので、この手のゲームが苦手な人程、本作でトレーニングして欲しい。私もスラスラっとパズルを解けるクールなゲーマーになりたいから本作のようなパズルゲームにガンガンチャレンジしてる。本作はパズル嫌いへの処方箋のようなゲームだ。


(本作と同じようなパズルゲームである「ポーラトピア」もオススメだ。柔らかい雰囲気とゲームに自信の無い人にも優しい難易度とボリュームで楽しくプレイ出来た。こちらはクリアした時の感想も残しているので気になった方はチェックして欲しい。)


・妖談寺(509円)

面白いとはいえヌルいゲームを紹介したので、最後にはとびっきりのやつを…

シレン6が告知されてローグライク熱が高まっている人もいるだろう。ローグライクといえば、何度も何度もチャレンジしたくなる中毒性と限りなく広がる戦略性を自ら構築していく楽しさに他ならない。

そんなローグライクが500円で楽しめる「妖談寺」はハマる人にはハマる。言っちゃえば、この手のゲームに慣れてる人、というよりかは中毒の人に向けた作品だ。

プレイ画面

本作はシレンやトルネコのような不思議のダンジョン系のローグライクだ。今では色々なジャンルにローグの要素が足されたゲームが増えたが、ローグライクといえば本作のようなゲームだと思う人も多いだろう。あまり詳しい説明はしない。空腹、腕輪(本作ではお守り)といったシレンジャーには耳タコのような要素も登場する。

逆に、これらのワードにピンとこない人は買わない方が良さげ。本作は難易度の高さや操作の不親切さがあって中々にハードなゲームとなっている。フッフッフッ・・・正にゲームを貪りつくした人に向けた挑戦状のゲームなのだ…

・・・私もクリア出来てないんだがな。フロアは10Fとコンパクトなのだが、5Fが限界だ。難しすぎる。お守りの引きの良さが要になってるっぽいな。運の要素強め。

シレンやトルネコとの違いは本作は経験値制ではなく、「人魂」というアイテムによってレベルアップするシステムになっている。これはトルネコ以前のローグライクのシステムに似ており、今のローグライクに慣れてる人でも新鮮なものだと思う。まぁ、私は経験値制の方が好きだが。

キャラクター選択画面

もう1つ大きい特徴としては、ダンジョンに潜る前に、プレイアブルキャラである妖怪を選択することができる。どんな状況でも堅実に立ち回れる「カマイタチ」や遠距離攻撃のスキルが強力な「雪女」等、それぞれ別のスキルを持っている。キャラは総勢21人。正直、キャラ格差も結構あったりするが、自分の好きな戦い方でキャラを選ぶのも良い。

・・・はぁ、この記事を書くに当たって、2時間ほど本作をプレイしたが、中々にしんどい。難易度のエグさもそうだが、何よりチュートリアルや効果の説明が少なすぎて不親切すぎる。本作に限らず、インディーズはそういうのは多いのだが、マイナーな作品だとネットという頼みの綱ですら当てにならない。本作も結構ソッチ系で基本自力の手探りで進んでいくことになる。まぁ、やはり初心者向けでは無いな。

しかし、ローグライクの真髄とも言える、油断出来ないシーンが立て続けに起こる、やればやるほどクリアに近づく訳では無いまさにプレイスキルを磨かざるを得ないゲーム性がこのゲームにも核として宿っている。腕に自信のある方は挑戦してみて欲しい。

【まとめ】


何度でも言うが、本当に良い時代になったよな。こんなに面白いゲームがワンコインで買えるなんて。まだまだインディーズには目が離せないな。

e-shopでの記事の内容はちょくちょく更新されているみたいだ。最初、見た時は8本くらいしか紹介されていなかったが、1週間後ぐらいには20本に増えてた。ゲームに夢中になっている間にもまた増えてるかもしれないので、何度かチェックしてみてもいいだろう。私も気が向いたら買って、プレイした感想をここに残そうと思う。

では、また。

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