回答が古いときは自分でアップデート。

国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」を使うと、全国の図書館に寄せられたリアルな質問に図書館員がどのように回答したのか検索できます。約10万件のレファレンス事例(質問回答)から司書課程の学生がピックアップしたのは・・・。

総理大臣の給与が知りたい。
(島根県立図書館、2011年12月18日)

2020年9月16日に第99代内閣総理大臣が誕生したところですので、タイムリーな質問を見つけましたね。言われてみると気になる総理のお給料・・・。回答は2011年の内容です。となると、今現在はどうなのだろう・・・と最新情報が知りたくなるものです。インターネットで「総理 給与」で検索すると、それらしきサイトはいくつもヒットするのですが、「解答」を伝えるものばかりで「出典」の記載がないため図書館のレファレンスでは使えません。

内閣総理大臣の給与に関する公式情報がありそうなのは「内閣官房」のHP。そこから「内閣人事局」をクリック。「国家公務員の人事行政」というトピックがあり、その中に「給与・退職手当」(国家公務員の給与)がありました。

内閣人事局では、内閣総理大臣、国務大臣等の特別職の国家公務員の給与制度に関する事務も担当しています。

一手間かかりますが、気になる方は上記リンクを使ってお調べください。

島根県立図書館のその他のレファレンス事例(質問回答)はこちら。2020年10月2日現在、レファレンス事例数は1,129件。

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