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やっぱり日本はジェンダー後進国だと痛感した日

先日、所属している経営実践研究会内で弊社の事業発表をする機会を頂きました。
内容は「本事業を通して女性活躍支援」というもの。
夢ばかりを語ることは好きではないので、日本の課題、志に加えて、まずは弊社取り組んでいることを発表させて頂きました。
こんな小さな会社の取り組みで社会は変わるとは到底思っていないけれど、民間事業だからこそ、30代女性がオーナー社長で創っている会社だからこそ見せれる背中がある、という思いで日々奮闘しています。
聞いていただいた方の、70%ほど(体感値)が男性でした。
地方中小企業の経営者の方からの反応はどんな声が上がってくるだろう・・とフィードバックにワクワクしておりました。
そしてそれは想像以上にひどい・・いや、ちょっとは想定していたことでもありましたが、耳を疑うような意見でした。
少なくとも私の普段身の回りにいる男性からはそのような意見は出てこないので、驚きと共に、このような考えの方が企業のリーダーでいることの日本の実情を知った気がしました。

「事業内容の女性が主語になっていますが、そこから格差を生み出しているのでは?」
「あなたが伝えているジェンダー平等は「エゴ」です。」
「ジェンダー格差は自然となくなっていくもの」
「そもそも日本は最もジェンダーギャップが少ない国」
様々な背景、情報源を元に、それぞれの考えがあって良いと思います。
「こうでないといけない」の押し付けではなく、少なからず、このような思いで取り組んでいる事業、志を真っ向から潰してくるのはどういう在り方なのか。
私にはその意味が全く分かりませんでした。
男性は偉いんだ、何もわかっていないこの小娘経営者に教えてあげないといけない。というマウントおじさんが未だに多すぎることも現実で、何故にマウントおじさんは自分の意見にこんなに自信満々なんだろうと、こういうことがある度に考えます。
歳の差だとか性別、学歴などのバックグラウンド関係なく実力で評価されるべき社会にもうなっているのに、いまだに「男性」「年増」であることに下駄を履いてモグラたたきのようにポコポコ叩いてくる人がいること。
普段の環境が恵まれているのか、私は久々に思い出すきっかけになりました。
そういう方にもニコニコと敬意を払って接しているはいるものの、意見をねじ伏せられることは好きでないので、はっきりと自分の意見を伝えると「え、なんか反論してきたんだけど・・」「皆の前でいうと自分の評価を下げるだけだよ(ここでも教えてあげるスタイルは続く)」の空気を出してくる。
すみません、数日経った今でも思いが止まりません。笑
終わった直後は更に燃えあがっており、身近な人に話を聞いてもらったものの、「もっといけいけー!!会社員でないからこそ、ゆきみたいな声を上げれるひとが上げないと社会は変わらない」と更に着火剤を投入されました。
「そんな昭和脳のおじさんたちに何言っても無駄だよ・・パワーあるね・・」と友人にもよく言われますが、
自分と反する環境で声をあげることに意味がある
私はお陰様でメンタル強靭なのでこういった苛立ちの標的が出現すると更に活力になります。
改めて、今の日本の標準おじさん値を確認できた日になりました。
怒りを糧に。
絶対やります!!
圧倒的に重いハンデを背負い、男性の3倍も5倍ものパワーで頑張って丁度いい、と感じている女性のために、未来に残す社会を作っていきます。

久賀田有紀(くがたゆき)

教員からネイリストに転職。
ネイルサロン勤務・NYインターンを経て2013年ネイルサロン「maninail」開業。
2015年より一年間、フランスパリにて活動のち2016年再開。

ネイルサロン5店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修を行っている。

女性支援の事業を通してジェンダー格差のない社会を作ることが目標。

株式会社mani creation代表取締役
一般社団法人海外ネイル協会代表理事
えがお爪工房ディレクター


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