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J.Garden55 初めてアンソロジーを企画した話

 同人界隈を全く知らないまま、WEB投稿の一次創作小説にのめり込んで1年の私がアンソロジーを企画した話です。
 素人の大暴走をお楽しみください。


140字カードアンソロジーとは

 私、万年青二三歳が主催した『140字カードアンソロジー』は、プロ・アマ・読み専、総勢33名が参加したBL小説アンソロジーです。

こちらが主催の参加作品。まだまだ絶賛販売中なのでボカシをかけておきます。

 91×55mmの名刺サイズ。表面には創作者個人の名刺、裏面にはペンネームの頭文字から始まる140字のBL小説が載っています。
 先日開催されたJ.GARDEN55にて発行されました。

 あまり見かけない形式のアンソロジーを素人の私が一体どうして、どうやって発行したのかをお話ししましょう。個人的な備忘録として記しています。報告書としては長すぎるけど、体験記として読むには短すぎる?


きっかけ(2023/10)

 秋庭54にて初めてのイベント参加を決め、名刺を作ることにしました。
 なんと、これが全ての発端。

10/3 名刺発注。載せる情報がなさすぎて、裏面に140字小説を書く。完成版を見て火がつく。これ、いっぱい欲しい!

肩書きのない明朝体のせいで、きな臭い仕上がりに。
何も考えず100枚刷りました!
まだまだ配る予定なので140字はボカします。

10/7 真夜中に妄想が大暴走。
これってカルタっぽくない? 30人集めれば日めくり作れる? 作家トレーディングカードとして発行したい!

ツイートをURLで埋め込まない理由は、アカウントを濡れ衣凍結されたことがあるからです。

10/8 秋庭54当日。初めてのイベント参加。片っ端からTwitter上で繋がっている方に突撃し、名刺を渡しまくる。
「裏に140字小説載せたんです! 普及させたいんです!」
その節はイベントテンションの勢いでお騒がせしました。


情報収集(10/9~)

 イベント終了後も興奮は冷めやらず、私の140字付き名刺の熱は燃え続けます。無料のことはとりあえずやっておく私ですが、このプロジェクトはお金がかかるので、まずは情報収集をすることにしました。
 アンソロジー自体の企画方法についてはもちろんですが、名刺を印刷してくれる業者は数多あります。印刷の価格、送料、受け付ける原稿形式、入稿方法、出来栄え、総合的な評判、検討すべき点はたくさんあります。
 私が印刷業者について決めたことは『PDF形式で入稿できること』でした。印刷会社はフォトショップやイラストレーターの雛形を用意しているところが大半で、psd形式の入稿を求められます。この形式での原稿作成を皆さんに依頼すると使用可能ソフトが制限されると予想されたので、PDF形式での入稿可能な印刷所に絞りました。

10/11 アンケートをとってみました。

書いてくれる人がこれだけいれば、全く売れなくても私はハッピーだな!と思いました。

 SNS上のつながりとはこういう時にとても便利です。
 投稿への反応がヒントになりますし、SNSによってつながった方々(同人誌発行のベテラン、読者の心を忘れない創作者、140字大好きな皆さん等)からのヒアリングが重要な情報源になりました。

 企画実施を決定。腹をくくります。
 春庭55でアンソロジーとして発行してしまおう!

仮の募集告知(11/13) 

以下の画像2枚をつけて告知しました。
とにかくタイムライン上で目立とうとして、黒地に黄色と赤の文字。危険信号か?
参考として作成したサンプル。実際に参加した作品より私を象徴する話だったかもしれない。

 なぜ仮かというと、11月はアルファポリスの公募でBL創作者の皆さんは大忙し。私も参加していたために「後ほど募集するので考えておいて!」という告知を一度打ったのでした。名刺を作ったことがない方もいると思ったので、ゆっくり考えてみて欲しいという気持ちもありました。

募集告知(12/1〜3)

主催として引っ張っていくのは難しかろうという気持ちが最後の一文に現れています。

 創作者の皆さんは仕事に家事にお忙しいので、週末に合わせて告知をしました。
 私から直接誘うことはしません。SNSに張り付いて、参加希望の返信をくれた方へディスコードの招待リンクをDMで送りました。
 この時、SNSでは表示や通知の不具合が多発しており、私からの反応がないためにディスコード経由で連絡をしてくれた方もいました。単純な見落としも起こり得るので、宣伝すると同時に「私から返信が来てない方は教えてください!」とアピールすることも重要です。
 仮告知を覚えていた方が多く、予想以上に反応が早く返ってきました。返信がつくたびに、元の告知ツイートが繰り返しタイムラインに表示され、たくさんの方の目に触れることになります。宣伝効果が高まり、非常に助かりました。タイムラインの反応を眺めていたところ、皆さん協力的でリツイートしてくださる方がたくさん居ました。とてもありがたかったです。それを見て私と直接繋がりがなかった方からも応募がありました。
 反応が落ち着いた頃、興味はあるけど不安があるという方、勇気が出ないという方が、宣伝ツイートをリツイート後にポツリと呟く様子がちらほら見られました。そこで次に私が試したのは「企画に誘っても良い方はこちらにいいねをください」というアプローチです。これにいいねをした方には「いかがですか?」とDMを送ってみました。公開の場所ではやりとりしにくいという方には良かったのかもしれません。創作仲間と一緒に参加してくれるという方もいまして、順調に参加者が集まりました。

Twitterを眺め続けた楽しい週末でした。

 ありがたいことに、12/3には定員に達しましたが、その後も手を挙げてくださった方にはご参加いただきました。
 人数の増減が簡単にできることもカード式アンソロジーの良いところかもしれません。実は、参加を決めた方には「もし無理だなと思ったら途中でやめて大丈夫!」とお伝えしてありました。『名刺に140字小説を書く』という、書籍とも、EPUBとも違うイレギュラーなアンソロジーで、主催は素人。概要を見て、色々な理由で不安を覚えた方も多かったと思います。でも、「不安だからやらない」ではなく、一瞬でも覚えた「やりたい」という気持ちを優先して欲しい、一緒に楽しい事ができたらいいなと私は願っていたのでした。

こちらが参加者の皆さんです。

企画始動(12/1〜)

 ディスコードを使い企画を進めました。
 ディスコードのアカウントを持っていることを応募要件に挙げましたが、これを機にアカウントを作成される方もいたので、フォロー用にTwitterのDMグループも作りました。
 ディスコードの良いところは、途中から参加した人も過去の内容を読めること、チャンネルごとに内容を整理できることです。企画の進行中、必要に応じてチャンネルを追加をしていきました。最終的には以下のようになりました。

  1. 雑談

  2. 概要

  3. 名簿作成用

  4. 主催への質問

  5. お役立ち情報

  6. 優しい助けが欲しい

  7. キャンバで1から作業する

  8. 感想を叫びたい時はここ

  9. 自作解説

  10. やりたいな

  11. 表紙と奥付け

  12. あとがき企画

  13. あとがき企画概要

  14. 献本

1. 雑談 自由に参加者が話す場所。創作に関することを楽しく話す場所として用意しました。

2. 概要 SNSでの告知に使った内容と全く同じものとプラスして主催として企画に対する気持ちも載せました。また、同じ内容をGoogle Docsにて作成し、リンクを貼りました。これは自分自身がオフライン状況下で作業することが多いため、オフラインでも情報が見られることが重要だったからです。また、SNSのDMグループにて参加の方への情報共有も簡単にできました。書き込むのは主催のみのチャンネルです。

3. 名簿作成用 印刷にあたって、絶対に名前を間違えることは避けたいので、名前と読み仮名を参加者本人に書き込んでもらい、コピペ利用しました。また、春庭への参加予定も聞き、献本の計画を立てる際に利用しました。

4. 主催への質問 概要に関することを私に直接聞くための場所。雑談に書き込み、メンションがついていない場合は見落としてしまうので用意しました。ここに書き込まれた質問と回答は随時、概要チャンネルとGoogle Docsの概要に書き足していました。

5. お役立ち情報 データ作成に使うソフトのおすすめや便利テクニック、自己解決した問題の共有をする場所。小説を執筆している方の集まりでしたが、イラストや漫画を描く方もいました。初めて画像作成ソフトを使うという方にとっては何がわからないかもわからない状態(私自身も含め)なので些細なことでも助けになりました。

6. 優しい助けが欲しい 小説本文の誤字脱字チェックや表現、画像や、ソフトに関すること等、気軽に助けを求める場所。参加人数が多いために、どんな時間でも必ず誰かが助けてくれました。

7. キャンバで1から作業する 私は画像作成にCanvaを使用していました。ファイルのサイズを指定するところから始めてPDFファイル作成まで、全てのステップを画像付きで紹介した場所。

8. 感想を叫びたい時はここ 完成したデータは共有ファイルにあるため、誰でも閲覧できる状態です。他の方の作品への愛を伝える場所。

9. 自作解説 自分の作品について語る場所。よくSNSにて「完成!褒めて!」といった投稿があるので作りました。作者が気に入ってるポイントって時にさりげないものですよね。興味深い制作秘話も含め貴重な解説が聞ける場所になりました。

10. やりたいな 派生企画などの妄想を自由に書き込む場所。こちらからあとがき企画が生まれました。

11. 表紙と奥付け 表紙と奥付けのカードを作るための作業場所。個性豊かな作品が集まっていますので、ふさわしい表紙はどんなものだろうかと皆さんから意見を募集しました。

12. あとがき企画 13. あとがき企画概要 ひきこさんの提案で始まった派生企画のための場所。全てひきこさんにお任せして進めることが出来ました。

14. 献本 献本についての連絡場所。まずは配送による献本連絡用に、次に現地での手渡し献本連絡用に運用しました。

 終わってみて、“全体連絡”という主催からの連絡だけを掲示するチャンネルを作ると情報を遡りやすかったと思いました。

 原稿のやり取り(12/1~1/8)

 Googleドライブに共有フォルダーを作成し、完成したPDFファイルをアップロードしてもらいました。

”リンクを知るものが編集できる”に設定するのを忘れないようにしましょう。私は忘れました。

 ファイルを受け取ったらデータ保護のため、すぐに主催のみが編集できるフォルダーへ移しました。
 主催がチェックするのは①作品が全年齢BLか、②誤字脱字、③アンソロジー名は入っているか、④原稿サイズが適正かです。
 ④に関しては印刷所にセルフチェック機能があったので、各原稿をアップロードして確認しました。多かった不適正の例は、原稿作成時にサイズをミリメートルではなくピクセルに設定してしまった、PDF変換する際にサイズが変わってしまった、というものでした。また、“塗り足し”の設定の不備も目立ちました。イラストを印刷することをしなければ出会わない概念ですからね。参加者によっては他にもたくさんの初めてがあったと思います。問題にぶつかった時に一人だったら諦めてしまうかもしれませんが、「教えて!」とすぐに同じ作業中の人に聞ける環境は心強かったのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。
 原稿に修正が必要な場合はDMにて個別連絡をしました。ディスコードの場合、PDFファイルが直接添付できるので、共有フォルダーにうまくアクセスできない場合は助かりました(共有フォルダーを作らず、DMに添付の形で原稿提出を受け付けても良かったかもしれません)。
 締切前なら、原稿の差し替えは何度でも可能にしました。他の方の作品に刺激を受け、より良いデザインが浮かんだ方や、ホームページを作成してリンク先を変更した方もいました。
 初めて名刺を作る方も多く、年末年始の忙しい時期を挟みますので、要望があれば締切は延長する予定でした。しかし、募集前から妄想を打ち明けていたために、すでに応募時点で原稿を用意していた方もいて、締切日までに全ての原稿が集まりました。余裕のあるスケジュールと感じた方が多かったようです。

入稿前最終チェック(2/1)

 原稿締切後、すぐに入稿をするスケジュールにはしませんでした。原稿を寝かせ、新鮮な目で再度誤字脱字のチェックをするためです。
 改めて原稿を読み、作品の多彩さに驚かされました。本文の短さからあらすじを作成していなかったのですが、それではこの魅力を十分伝えることは難しいと考え、急遽各作品を紹介するキーワード集を作成しました。

ペンネームの読み方が不明な方もいるな(自分ですね)と思い、ひらがな表記に。絶対この人だな、とわかる象徴的なキーワードから超難問まであります。私のキーワードは誰でもわかるようにペンネームの1文字目の漢字を入れました。

 五十音順の作者一覧とランダムに並んだキーワード一覧をSNSに載せることで、自分の推し作者は一体何を書いたのか購入前に予想してもらうPR作戦を実施。単純にこの作者のキーワードはこれと載せるよりは、満遍なく眺めていただけたのではないかと思います。

入稿(2/6)  

 印刷を頼んだのはラクスルです。
 セルフチェックによる入稿が無料、オペレーター入稿は有料サービスでした。いくつか塗りたし部分の認識に不安の残る原稿があったので、そちらはオペレーター入稿にしました。細かく確認してくださり、不安なく入稿作業を終えることができました。

到着(2/10)

 名刺って重い。皆さんが想像している以上にずっしりしています。
 33名分+表紙が各100枚。つまり、3400枚。ちょっとした鈍器でした。
 開封時はとんでもなく緊張したのを覚えています。もちろん嬉し過ぎて、です。

  完成品をお見せしたい気持ちでいっぱいなのですが……
 白黒でぼんやりご紹介して堪えます。

ボカシてもあの人かな?とちょっと分かりますね
Twitterアイコンが大ヒント
現物はカラーなのでとんでもなく魅力的です

配送による献本作業(2/15~24)

 イベント不参加者への献本はBOOTHのシークレット機能を使い、匿名配送としました。一時的に費用をご負担いただき、後ほどAmazonギフトカードにて返金しました。
 こちらの連絡はSNSにDMグループを作成しました。ディスコードよりもSNSを日常的に使う方が多く、連絡のタイムラグが防げるからです。連絡事項が流れていくのを防ぐために、書き込むのは主催のみというルールにしました。

献本についてのお知らせグループです。情報が流れるのを防ぐためにご記入はお控えください。ご質問がありましたらDMにてお知らせください。よろしくお願いいたします。

TwitterDMグループの注意書きより

 返金のメールが迷惑メールとして処理されるハプニングがありましたが、Amazonに再度新しいコードを発行してもらい、無事受領を確認しました(こういったトラブル回避のために、Amazonからではなく個人のメールアドレスを経由してコードを送る方法もあります)。

セット組み作業と袋詰め(2/17)

10セット分のセット組みが終わったところ
表紙の青色で区切り目がうっすらわかるかな?

 34枚(表紙+33名各1枚)を1セットに組む上で、一番回避したいのが落丁です。ラクスルの名刺は注文数ピッタリで納品されるので、数の管理が容易でした。
 各名刺を10枚ずつ取って山にしたら、ひたすら一枚ずつ取っていくのみ。小学生時代に夏休みや遠足のしおりを作成した時のやり方と同じです。それを10回繰り返したら、おしまい。集中力を切らさないように適宜休憩を挟み、数時間で作業は終了しました。クッション効果を期待して少し大きめのPP袋(厚さ0.03mm×幅120mm×高230mm)を選んでいたので、袋詰めは簡単でした。

販売価格込みの宣伝スタート(2/17)

クリアボックスに入れ販売。そのまま飾れるようにしました。

 参加者の皆さんにボックスに入れた販売時の写真を共有し、販売価格を伝えます。SNSや各小説の投稿サイトにて宣伝をお願いしました。私はSNSでの宣伝の他に、小説の主な投稿先であるムーンライトノベルズの活動報告に画像の埋め込みと参加者の名前とリンクを用意し宣伝しました。連載作品の備考として企画の宣伝を入れてくれた参加者もいました。

先行販売(2/25~3/7)

 BOOTHにて先行販売を行いました。
 発送時にはクリアボックスは平らの状態で、PP袋に入れたカード34枚と共にクッション封筒に入れます。
 ちょうどこの頃、献本が到着する頃だったので、受け取った参加者の方には到着報告や手に取った感想をSNSに書き込むことをお願いしました。それぞれが写真を撮ることで雰囲気が大きく変わり、私一人の宣伝では望めなかった効果があったと思います。
 幸いなことに、予定していた先行販売分は完売となり、イベント前に購入者の元へ到着しました。到着写真がSNS上に上がり、読者の感想も届きました。イベントで買うのが楽しみという声もあり、主催としては少しホッとしました。

会場での手渡し献本の準備(3/3〜)

 サークル主催者、お手伝いさん、一般来場者の情報を確認します。
 ディスコードの名簿作成用チャンネルに当日の居場所(サークルスペース番号とサークル名、または一般来場)を書き込んでもらいました。そしてリストとマップを作成します。マップ作りにはイベントのWebカタログが役立ちました。献本先をマークしたら、マップ画像を保存し、拡大印刷します。改めてマーカーで色付けし、参加者のサークルスペース番号とペンネームのフリガナ一覧(お互いに外見を知らない初対面の方が半数以上の為、ペンネームだけが頼り)と共に持参します。
 そして、該当の参加者に前もって宣言したのは、①訪問時間(10:00~10:30)、②訪問の順番、③一人一分の挨拶を目標に電光石火で回ること、④不在時は机上に置いていくこと。
というのも、会場は広く、時間は限られています。ミッション・コンプリートのために、無礼を承知でご了承いただきました。
 一般来場者には私のサークルスペースに来てね、とお願いしました。

あとがき企画の公開(3/9)

 ひきこさん主導で企画内企画として参加者のあとがき集を作成しました。
 1/9に始動し、2/29原稿提出締切。
 私がしたのは該当のチャンネルを作ったことと、出来上がったデータを公開しただけです。BOOTHからファイルをダウンロード可能にすると共に、コンビニプリントにも登録しました。
 あとがきを読んでから本編を読むと、また新たな発見がある楽しい企画です。厚紙に印刷して切り離し、アンソロジーと共にファイリングしている方もいて、素敵だなと思いました。

会場販売(3/10)

 イベント当日、SNS上の宣伝は、お留守番の参加者の皆さんにお願いしました。140字カードアンソロジーに寄稿した原稿の続編をコンビニプリントに登録してくれた方もいました。現地に到着後それを知ったのですが、東京ビッグサイトにはセブンイレブンがあるので入場前に読むことができました。素敵なお話にマスクの中で私の顔はニヤニヤしっぱなし。寒空の下あったかい気持ちになったのが忘れられません。
 開場後の私のサークルスペースは、嬉しいことに、140字カードアンソロジーだけを買いに来る方がたくさんいました。「友人が話題にしていたので買いに来ました」「SNSで見てきました」と教えてくださる方もいました。皆さんにご協力いただいたSNSを始め、色々なところでの宣伝効果がちゃんとあったのだなぁ、と実感しました。
 他にも、SNSで繋がっていた方が購入後、自己紹介してくださったり、嬉しい瞬間がたくさんありました。
 カード形式が珍しいために、小型ではありましたが目を引いたようです。
 サークルスペースに来て、初めてこのアンソロジーを知り、興味を持ってくださった方もいました。

 当日の詳しいお話はこちらの記事をどうぞ。

SNSでの戦利品報告(3/10~)

 本に比べて小さいために、ノベルティなどと一緒に撮影していることが多かったようです。結果、画面に大きく映っていたのが想定外の嬉しかったことでしょうか。タイトルを大きく印字する表紙デザインにしてよかった!

事後通販(3/12)

 再び、BOOTHで行っています。先行販売に間に合わなかった方や、買いそびれてしまった方から購入報告が届き、嬉しい限りです。

作品の動画が誕生(3/16)

 ちぇり12さんよりアンソロジーの作品を音読したいというお申し出をいただきました。本アンソロジーが思ってもみなかった発展を遂げ、感激しています。140字小説ならではの可能性を感じました。今後が楽しみです。

最後に

 このまとめを書くにあたって、匿名でご意見を募ったのですが、優しい言葉ばかりでした。企画参加の皆さんを始め、私の周囲の方は懐が深い!
 たくさんの方にご理解、ご協力をいただき素人の大暴走企画を無事に終えることができました。皆さん、ありがとうございました。約3ヶ月間ずっと楽しいまま過ごすことができました。

 名刺印刷を利用したカード式アンソロジーは、両面カラーで作成できることも魅力の一つです。小説だけでなく、イラストや漫画のアンソロジーにも応用が可能ではないでしょうか。
 入稿先を変えれば少部数でも作れるので、興味を持った方はぜひ挑戦して欲しいです。企画に関してご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。私の体験でしたら、いくらでもお答えします。
 カード式アンソロジーが他にも生まれますように。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 ご意見、ご感想があればこちらからどうぞ。
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作品キーワードの解答編はこちらです。

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