小さい頃からごっこ遊びが好きだった。

友達とするのも、弟とするのも好きだったけれど、とびきり好きだったのはひとりでするごっこ遊びだったように思う。

誰かが自分の理想と違う言動をすることがなく、好きなように進行できる。より自分の世界に没頭できるからだ。

いつからかすっかりごっこ遊びとは縁遠くなり、息子とのごっこ遊びからも距離ができたいま、久しぶりに自分だけのごっこ遊びをしてみようかと思いついた。

文章を書くことを仕事にしたいと思うだけで行動に移せない毎日。
書きはじめたままなかなか終えることのできない小説。
中途半端な自分を現実世界に置いて、エッセイストにでもなったつもりで日々のあれこれをここに綴っていこうと思う。

エッセイストごっこのはじまりはじまり。