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8月度 まん太郎's J1ベストイレブン

GK 早川友基(鹿島アントラーズ)

沖悠哉、クォン・スンテを抑えて昨シーズン終盤から正守護神の座を手にした3年目のゴールキーパー。4試合で2失点の数字を残した8月はビッグセーブを連発。敗れたものの第23節名古屋戦の集中力は神がかっていた。簡潔なプレー選択ができるビルドアップ能力も魅力で、好調鹿島の影の功労者。

DF 犬飼智也(柏レイソル)

J1残留に向けてこの夏に補強されると、その経験と統率力で早くも柏のディフェンスリーダーに。特別サイズが大きいわけではないがシュートブロックやクロス対応に特長を見せ、ボックス内で大きな存在感を発揮。残留争いの重要助っ人として堅守の柏を立て直した。

DF 永戸勝也(横浜F・マリノス)

好調のG大阪、FC東京を1点差で叩いたのは彼の功績が大きい。第24節FC東京戦の芸術的ループシュートを始め、警戒されるエウベルや宮市に代わり左サイドのオフェンスを絶え間無く活性化させていた。得意のクロスはもちろん、推進力に長けたディフェンスにもますます磨きがかかり不動の左サイドバックの地位をますます強固にした。

DF 長友佑都(FC東京)

酷暑でコンディション調整が難しい中での上位陣との対決が続いたFC東京。その中で長友の持ち味が際立った。左右両方のサイドバックで起用され、武藤や大迫、ヤン・マテウス、A・ロペス、J・クルークスなど、J1屈指のアタッカーと粘り強くデュエルを繰り返した様はさながら”エースキラー”。世界のサイドバックはまだまだ衰えを知らない。

MF 樋口雄太(鹿島アントラーズ)

4戦3勝の鹿島アントラーズの攻撃のタクトをふるったのは彼だ。右サイドハーフで起用されると攻撃性能が爆発。ボール奪取から長短のパスでチャンスを創り、コーナーキックのキッカーとしても数多のゴールをアシスト。第22節札幌戦、第24節鳥栖戦では自らもゴールを沈め、改めてその存在感を証明した。

MF ファン・アラーノ(ガンバ大阪)

なおも充実の戦いを見せるガンバ大阪のエースプレイヤー。現在チームトップの7得点をマークし、8月も4試合で2得点1アシスト。低い位置での溜めや組み立てから、アタッキングサードでの仕事ぶりまで八面六臂の大活躍。テクニシャン揃いのガンバ大阪の前線のコンビネーションを鮮やかにコントロールしている。

MF 井上潮音(横浜FC)

横浜FM、神戸とトップグループを下した横浜FCのマエストロ。走力を活かした縦に速いフットボールで調子を取り戻したチームにおいて、技術とパスセンスに秀でた井上の存在は貴重。カウンターの中継役として井上がスペースでボールを受けると、どんな攻撃が始まるのかワクワクする。第22節神戸戦で決めたミドルシュートは今シーズンのベストゴール候補。

MF 満田誠(サンフレッチェ広島)

膝十字靱帯の大怪我で離脱していた広島のエースが遂に帰ってきた。満田の離脱時期に重なるように勝ち点から見放されていた広島だったが、復帰と共に約3ヵ月ぶりの連勝。満田の最大の持ち味であるプレッシングとゴールに向かうプレーによってチームがアグレッシブさを取り戻した上に、第24節川崎戦では後半ATに勝ち越しゴールを挙げて自らの復帰を盛大に祝った。

FW 大橋祐紀(湘南ベルマーレ)

最下位から抜け出せず苦しむ湘南ベルマーレにおいて、エースの町野修斗が抜けた穴を埋めているのは彼だ。開幕戦のハットトリック以降鳴りを潜めていたが8月に入り3得点。パンチのあるシュートとボックス内での感覚はまさにストライカー。第22節広島戦では渾身の決勝ゴールでチームを救った。

FW ホセ・カンテ(浦和レッズ)

得点力不足にあえぐ浦和レッズの新エース。184cmのサイズと迫力のあるルックスとは裏腹な、しなやかなポストプレーと正確なシュート技術で3戦連発。コースを捉えたミドルシュート、振り向きざまのコンパクトなフィニッシュ、逆足でのコントロールショットとバリエーションも豊富で、上位猛追の可能性はこのギニア代表FWの得点力に懸かっている。

FW 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

鹿島の魂であり鹿島の顔が再び大暴れ。第22節札幌戦ではキックオフ直後のアシストに加え、コーナーキックからヘディングゴール。第25節新潟戦では体ごと投げ出した”らしい”ダイビングヘッドで試合を決定づける活躍。第24節鳥栖戦でD・ピトゥカが蹴ろうとしたPKを、怪我から復帰した知念に譲り渡したシーンもゲームキャプテンとして印象的。



さて、8月は下位・中位チームの意地もあって上位チームに土が付き、上位の勝ち点差の間隔が縮まった期間となりました。そんな中で好調だったのが、トップ3を虎視眈々と狙う浦和レッズや鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島。地力は十分なこの3チーム(+セレッソ大阪)が上位に食い込んでくれば、近年稀にみる優勝争いが見られそうです。

下位チームでも湘南ベルマーレ、柏レイソルが守備の見直しで光明を見出し、横浜FCも鮮やかなカウンターフットボールでトップ2から勝ち点3を奪うなど残留争いも最終盤までもつれ込むこと間違い無し。

まだまだ暑い日が続きます(時候の挨拶みたいになった)。順位変動が起こる可能性は大いにある。終盤戦のJ1リーグに要注目です。


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