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7月度 まん太郎's J1ベストイレブン

GK 東口順昭(ガンバ大阪)

谷晃生とのハイレベルなポジション争いを制し、再びガンバの正守護神の座に戻ってきた。彼らしいビッグセーブ連発で7月度の3試合で僅か1失点。ミスが少なく、時には派手なセービングで、ガンバ大阪の好調をしっかりと支えている。ガンバ大阪の序盤戦に漂っていた危うさは、もうそこには無い。

DF マテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸)

リーグ序盤は怪我で出遅れたが、復帰後のパフォーマンスは実に頼もしい。スピードと読みに優れたクレバーなディフェンスに、神戸の肝とも言える対角へのロングフィードはどちらも高水準。トラブル続きの最終ラインに安定感もたらしている存在。第19節札幌戦では土壇場で同点ゴールを決め、勝ち点を捥ぎ取った。

DF ドウグラス・グローリ(アビスパ福岡)

激しい対人守備でゴール前に立ちはだかる堅守の福岡のディフェンスリーダー。強度・フィジカルがリーグトップクラスなのはもちろん、前線への配球でも存在感が増しており第20節札幌戦では同点ゴールの起点に。更に、第21節湘南戦では自ら劇的な決勝弾を決め、チームを3連勝に導いた。

DF 湯澤聖人(アビスパ福岡)

何といっても第20節札幌戦。怪我による長期離脱からの復帰を経て、糸を引くような逆転スーパーゴールでヒーローに。「これぞ福岡のDF」といった、フィジカルに裏付けされた強度と落ちない運動量で、守備面でもサイドを制圧。終盤戦に向けて頼もしいサイドバックが帰ってきた。

DF 初瀬亮(ヴィッセル神戸)

ガンバアカデミー仕込みのテクニックと、アグレッシブな守備、ビルドアップ能力で、神戸の左サイドに無くてはならない存在に。特に、左右両足から放たれる正確なサイドチェンジは最早神戸の戦術の1つと言っていい程の効果を生んでいる。プレースキッカーとしても非常に需要なプレーヤー。

MF ダワン(ガンバ大阪)

現在のガンバ大阪の心臓は彼だ。桁違いの運動量をもって中盤の全エリアに顔を出し、隙を見るやアタッキングサードで決定的な仕事もこなしてみせる。身長は大きくないが空中戦にも強い。夏の連戦に入りエネルギッシュ&ダイナミックを一手に担っている印象。第21節柏戦のスーパーミドルは美しすぎた。

MF 山本悠樹(ガンバ大阪)

そのダワンとインサイドハーフのコンビを組むのが山本悠樹だ。現代的な走れる司令塔としてポヤトスガンバのポゼッションフットボールの中核を担う。ボールを受けるスペースを見付ける能力と、受けてからの正確無比なターンは必見。そのゲームメイク能力で第20節、第21節と2戦連続アシストも記録。

MF 金森健志(アビスパ福岡)

金森の復帰後チームの調子が上向きになり3連勝したのは偶然ではない。攻撃では縦への突破にカットインしてのフィニッシュ、守備では刹那もサボらないプレスバックから相手のキーマンを潰すなど、サイドプレイヤーとしてパーフェクトなパフォーマンスを見せた。左サイドから強烈な存在感を示し、チームを牽引した。

MF 三戸舜介(アルビレックス新潟)

伊藤涼太郎のベルギー移籍に伴いトップ下へポジションをコンバート。狭いエリアでも発揮できるアジリティの高さとドリブル技術で新潟のポゼッションサッカーの鍵となるトップ下を見事務め上げ、新たな王様の座に就いた。フィニッシュシーンも派手なものが多く、リーグ終盤戦最注目選手の一人。

FW 山田新(川崎フロンターレ)

ワントップの固定化に躓いている今季の川崎において、7月に入りファーストチョイスに山田が浮上した。スピード感のあるプレスや体の強さを活かしたポストプレーで前線の汚れ役を一手に担える選手で、第21節横浜FM戦のような緊張感のあるゲームでその存在感が光った。第20節横浜FC戦では大勝の口火を切る先制点も決めた。

FW 大迫勇也(ヴィッセル神戸)

大迫勇也が止まらない。マークがどんどんと厳しくなる中で沈黙する時間帯は流石に増えているが、結局最後は大迫が点を取る。第16節川崎戦の2点目はワールドカップを彷彿とさせる、実にストライカーらしいヘディングゴール。そして、川崎戦の2得点を含めて7月の4試合で4得点を獲り、再び得点ランキングトップに躍り出た。



試合数にバラつきはありましたが、7月に目立ったのはガンバ大阪とアビスパ福岡。ガンバ大阪は前半戦の苦境が嘘のように調子を取り戻し7試合負け無し。アビスパ福岡は守備をベースにしながらの4-4-2の「ボールを持たないサッカー」の練度が増しています。

そして、横浜Fマリノス・名古屋グランパスが勝ち星を落とす一方でヴィッセル神戸が4戦無敗で連戦を乗り切りました。川崎戦を落としていれば上位の順位表も分からなくなったかもしれませんが、ああいった試合を落とさないからこそ首位の椅子に座っていられるのでしょう。

さあ、少しの中断を挟んで灼熱の夏のJが始まります。
極限状態の上位争い・残留争いが今から楽しみです。


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