まんぼー

最近は観る雀ばかり。魚谷侑未プロを応援しています。セガサミーフェニックスサポーター。

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最近の記事

「それが、私の麻雀だから」

 シンデレラファイトとは、つくづくタイトル詐欺だなと思う。物語のシンデレラは、女たちに虐められていた可哀そうな少女が、魔法使いに助けられ、王子様に愛されて幸せになってめでたしめでたし。そんな胸焼けしそうに甘ったるいお話だった。  しかし現実のシンデレラファイトには、馬車やドレスをくれる親切な魔法使いも、救出に来てくれる素敵な王子様もいやしない。ドレスは自分たちで用意する。舞踏会に行けば王子様がいるらしいが、スタジオに行けばそこにいるのは目をギラギラさせたライバルの女たちだけ

    • 麻雀格闘倶楽部Sp ラグ読み講座

       セガサミーフェニックスのサポーターなのにKONAMIに課金し続けている男、まんぼーです。みなさまこんにちは。  ネット麻雀は鳴ける牌が出ると、プレイヤーが鳴く・鳴かないを判断するために画面が止まります。いわゆる「ラグ」です。ラグを利用して、相手に持たれている牌を推理するのがネット麻雀特有の技術、ラグ読みとなります。  特にサンマはチーができないため、ラグが入る=ポンできる牌ですから、相手が2枚以上持っていることが確定するので大きな読み材料となります。さらに麻雀格闘倶楽部

      • トッププロの七対子読み

        Case1 近藤(久)プロのリーチ Mトーナメント2023第2試合。坂本選手が南を止めて二万を切った場面です。高目がタンヤオの手牌なので南を打つ人が多いかと思います。見事な放銃回避でした。試合後のインタビューでは「近藤選手は七対子っぽいし、南家の寿人選手にはシャンポンがあるので南を切る選択はなかった」と語っています。なぜ七対子を警戒したのか?ポイントは近藤選手の四筒三筒落としと、直後に通った五筒です。  「両面ターツ払いに二度受けあり」と言います。良いターツである四筒三筒を

        • WRC-Rリーグ ベスト16 観戦記【NAGA解析つき】

           日本プロ麻雀連盟の新設タイトル戦、WRC-Rリーグベスト16 A卓・B卓の観戦記です。といっても全部で4半荘×2もあるので、印象に残っている局を5つピックアップする形となります。赤入りのタイトル戦ということと、先月のDPが手付かずで余っていたのでもったいないと思い、各局をNAGA解析にかけてみましたので結果も合わせてご覧ください。虎ならぬ、蛇の威を借りる狐作戦。試合そのものは見ていなくても読める内容になっています。 ベスト16 A卓HIRO柴田vs木本大介vs香野蘭vs石

        「それが、私の麻雀だから」

          思い出の牛肉玉子飯

           みなさんは、雀荘飯といえば何を想像するだろうか。打ちながらでも食べやすいカレー?なぜか無性に食べたくなる焼きそば?あるいはゲンを担いでカツ丼?人によりいろいろあるだろう。僕たちの仲間内のセットでは不動の人気ナンバーワンメニューがあった。それが今回の記事の主役、牛肉玉子飯である。本稿では牛肉玉子飯との出会いと別れ、そしてそのレシピを紹介しよう。  セットというと最近はもっぱらサンマ、それも東天紅を打つことが多い。東天紅は一局清算の関東式サンマで、学生の時に先輩から教わって一

          思い出の牛肉玉子飯

          ~麻雀格闘倶楽部spでMGが足りないとお嘆きの方へ~ サンマのワンポイント講座

           麻雀格闘倶楽部spはアーケード版と異なり、MG(マージャンゴールド?)という通貨を使ってゲームをプレーします。MGは毎日ログインボーナスで100MGもらえるのですが、場代を払うとあっという間になくなってしまいます。通常卓でこの料金設定。黄龍専用上級卓はもっと場代が高くなります。なんと2倍。  「ん?おい、お前MGめっちゃ持っとるやんけ!」  と。気付かれた方は鋭いですね。このMGは選抜総選挙中、アーケード連携でもらったものが半分くらいです。アーケード連携を設定しておくと

          ~麻雀格闘倶楽部spでMGが足りないとお嘆きの方へ~ サンマのワンポイント講座

          軍師の海底送り

           連盟チャンネルの対局で麻雀オタク心をくすぐる1局があったので紹介します。今回の主役はEX風林火山の勝又健志プロです。  第39期鳳凰戦A1リーグ最終節B卓の4回戦から。最終戦の条件としては西川プロは決定戦進出のため大きなトップが欲しい、古川プロは残留のため箱ラスは回避したい、杉浦プロと勝又プロは上も下も離れており普通に打つ、といった状況です。まぁ特に今回の局で条件を意識する必要はありません。  場面は終盤から。親の西川プロが三副露をしており、5巡前に2万を手出ししていま

          軍師の海底送り

          十段位 魚谷侑未

           連盟の最高峰タイトル十段戦。決勝は5人打ちで1人が抜け番となるシステムである。1回戦が抜け番だった魚谷さんは2回戦が初戦となる。1300放銃と流局で迎えた東2局1本場のことだった。  軽い配牌を手にした魚谷さんは七索をチーテンに取る。一発裏ドラのないルール。メンゼンで高打点にはなかなかならないので、急所を捌いてかわし手にするのは当然の判断だ。  2巡後に六索をツモ。親の浜上プロは白を鳴いてマンズの一色気配。マンズ待ちを嫌って四七索に受け変える。ここまではごく普通の選択で

          十段位 魚谷侑未

          魚谷侑未 一瞬の奇跡

           セガサミーフェニックス所属Mリーガー、魚谷侑未の代表局といえば、多くの人は第9回モンド王座のオーラス逆転のハネ満ツモを挙げるだろう。おそらく魚谷さん自身もこの局を選ぶと思う。この一局、この優勝で魚谷さんがスターダムへ駆け上がることになったのは間違いない。  彼女だからこそアガれた1局という意味では、第16回日本オープンの最終戦で逆転優勝を決めたトイトイ三暗刻を選ぶ人もいるだろうか。このアガリがなければ、もしかすると初年度ドラフト1位でMリーガーに選ばれていなかったかもしれ

          魚谷侑未 一瞬の奇跡

          麻雀格闘倶楽部 サンマ攻略

           今、麻雀格闘倶楽部のアーケード版では「投票選抜戦」というイベントが行われています。ゲームプレイ中に手に入る「投票権」それぞれの推しプロに投票して順位を競います。  ほぼ毎年開催されているこのイベント。僕は麻雀格闘倶楽部をかなり長い間プレーしておらず、当然イベントもスルーしてきたのですが今年は参加しています。投票先はそうですね、もちろん魚谷プロです。  さて、魚谷プロ推しの同志の方々(通称「まーめいと」)からよく「サンマの勝ち方が分からない」という話を聞きます。サンマの戦

          麻雀格闘倶楽部 サンマ攻略

          第6期女流桜花

           近代麻雀で連載中のマンガ「泣き虫マーメイド」第5話で、ついに魚谷さんが初タイトルを獲得するのだが、紙面の都合上か、少し駆け足で終わった印象を受ける。  第6期女流桜花。女流プロのタイトル戦が一般向けに放送されるのはこれが初めてだったと思うが、実は僕はこの試合を10戦全てリアルタイムで見ていた人間である。2022年現在対局の動画は販売されておらず、観戦記も公式には掲載終了となっている。せっかくなので、この対局について語ろうと思う。  詳細は伏せるが、僕はTwitter経由

          第6期女流桜花

          魚谷選手の九蓮宝燈チャレンジについて

          Mリーグ2/14第1試合。セガサミーフェニックス魚谷選手に南1局そして南4局に難易度の高い役満の代表格、九蓮宝燈を狙える手が入りいずれも役満狙いを選択したことが話題になった。 放送対局で果敢に役満を狙うチャレンジ精神を称賛する視聴者がたくさんいた一方、一部では批判の声も上がった。ポイントは以下の2点だろう。 ・期待値的に九蓮宝燈狙いは損ではないか? ・シーズン終盤のセミファイナル進出を賭けたゲームで役満狙いは個人プレーに走りすぎではないか? この件に関して、思うところが

          魚谷選手の九蓮宝燈チャレンジについて