ユナイタクトのサッカー日記

マンチェスター・ユナイテッドを応援する人。 試合のレビューなどを気ままに投稿。 なるべ…

ユナイタクトのサッカー日記

マンチェスター・ユナイテッドを応援する人。 試合のレビューなどを気ままに投稿。 なるべくフォロバします(サッカー垢は必ず!)。

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プレミアリーグ第21節 アーセナルVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

 両チームのスタメン。 Ⅰ.徐々に表れる両チームの差1⃣ハイインテンシティと相手への「慣れ」  ②は前半のスタッツ。そして、前半のxGはARS(1.22):MUN(0.11)。どうみてもアーセナルが内容的に上回った前半だった。それでも先制したのは、ユナイテッド。ラッシュフォードのゴラッソ。このゴラッソを無理やりにでも、チームとしての文脈で考えたい。  試合開始当初から、互いに激しいプレッシング、ボールを奪ってからの速攻で息つく暇もないハイインテンシティな試合となった。試合

    • プレミアリーグ第7節[延期分] マンチェスター・ユナイテッドVS.クリスタル・パレス レビュー

       まずは両チームのスタメン。 Ⅰ.順位の差を如実に表したような前半1⃣パレスの曖昧なボール非保持プラン  パレスのボール非保持(守備)時のプランはいたってシンプル。ユナイテッドの4-3-3気味の配置に対して、4-4-1-1気味の配置を取り、各々のマーカー(守備の基準点)をはっきりさせる手法だ。ただ、マンツーマンというわけではなく、マーカーの受け渡しは比較的多めで、黄色で示した4-4のブロックを崩さないことを優先させていた。1トップのマテタとOHのエドゥアールも同様に、状況

      • プレミアリーグ第20節 マンチェスター・ユナイテッドVS.マンチェスター・シティ

        まずは、両チームのスタメンから。 Ⅰ.得点が生まれるのはゴール前1⃣シティの奇策(?)とユナイテッドのプラン・対応  試合前、ペップは奇策をするといっていたらしい。それがどんな策だったかは、本人に聞かないとわからないが、ここでは恐らくこれではないかと思われるものについて言及する。  シティの奇策は3つ。  まず(1)がSBとWGの両方をサイドに張らせ、CBとSBの距離を広げること。ユナイテッドの守備のスイッチを入れる「WGの相手CBへのプレッシング」に対しての策であり、

        • プレミアリーグ第19節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ボーンマス レビュー

           まずは、両チームのスタメン。 Ⅰ.試合を動かした絶対的アンカー1⃣両チームの攻守の攻防  この試合で前半から機能していたのが、ユナイテッドのプレッシング。ボーンマスのビルドアップの未整理感も否めなかったが、ボーンマスの左右不均衡のビルドアップにしっかりと対応して見せていた。  ボーンマスのボール保持時の配置は4-2-3-1からの3-2-5への可変。OHビリングが左のハーフスペースに移動し、右WGクリスティが右のインサイド(ハーフスペース)、右SBスミスが大外で幅を取る動

        プレミアリーグ第21節 アーセナルVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

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          プレミアリーグ第18節 ウォルヴァーハンプトンVS.マンチェスター・ユナイテッド ~成熟の兆し~

          まずは、両チームのスタメンから。 Ⅰ.ウルヴスのプランとユナイテッドの対応力1⃣ウルヴスのプレッシング&ビルドアップ  この試合のウルヴスの守備時の配置は4-4-1-1。プレッシングの開始ラインをミドルサードに設定し、そこに4-4-1-1のブロックを構える。まず、CFのD.コスタまたは列を上げてカゼミロをマークするIHモウティーニョがさらに飛び出して、相手CBへプレッシャーを掛ける。ボールをサイドに誘導し、赤の点線で表されたそれぞれの守備の基準点に従って、サイドから中央に

          プレミアリーグ第18節 ウォルヴァーハンプトンVS.マンチェスター・ユナイテッド ~成熟の兆し~

          プレミアリーグ第17節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ノッティンガム・フォレスト 書きたいことを書く

           両チームのスタメン。 Ⅰ.フォレストの守備ブロックとそれに対するユナイテッドのボール保持1⃣フォレストの4-3-3ミドルブロック  フォレストのボール非保持時の配置は4-3-3。押し込まれ具合によって4-1-4-1のようにもなる。1トップのリンガードは中盤のパスコースを抑えながら、相手CBに制限を行うタスク。だが、ユナイテッドの選手のポジショニングに苦悩し、結果的に相手2CBに有効なプレッシャーを掛けることはほとんどできていなかった。両WGも1トップのリンガードとの間を

          プレミアリーグ第17節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ノッティンガム・フォレスト 書きたいことを書く

          マンチェスター・ユナイテッドVS.カディスCF ざっくりレビュー

           久々のユナイテッド。2-4の敗戦でしたが、チームとしての動きもそこそこに、色んな若い選手が見れたというのはよかったです。  今回はそんな試合を生観戦一発勝負でレビューしてみます。MUTVはアーカイブ化に時間がかかる!ということで、新たなる試み。正直、前半は試合中にメモを取れていなかったので、得点シーンの原因などもわからずじまいですが、両チームの狙いとそのぶつかり合いによる大方の局面をベースに書いていきます! (自分の試合中のメモのみがソースのため、内容の間違いなどもあると思

          マンチェスター・ユナイテッドVS.カディスCF ざっくりレビュー

          日本VS.クロアチア Q&A方式プレビュー をやってみる。

           暇なのでやってみる。日本初のベスト8をかけた負けられない戦いpart3。どうしてもだらだらと書く癖のある自分に、10問(予定)のQuestionを立てて自分に答えさせるという試みで簡単なプレビューをしてみたいと思う。  12時までの皆さんの暇つぶしになればうれしいです!!  最初に予想スタメンだけ抑えとこう。日本は最適解となりつつある5-4-1撤退からの後半の「計算された神風アタック」でくるはず。板倉の不在と冨安の復帰、遠藤の再登板は可能性が高い。  一番予想が難しいのが

          日本VS.クロアチア Q&A方式プレビュー をやってみる。

          プレミアリーグ第16節 フラムVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

           劇的勝利。あのお方のような絶望的な上手さがあるかといえばそうではないかもですが、ガルナチョのメンタリティは若い日のスーパースターのそれに通ずるものがある気がしますね!  ただ、勝利したとはいえ、前半はほぼ互角。後半はフラムのペースが長く続く試合で、内容的には課題の多い試合でした。今回は試合の動向をレビューしながら、引き続きプレッシングの課題について改めて言及し、「GK-CB-SBの3オンラインとサイ」と「IHとWGのポジションチェンジ」というユナイテッドのビルドアップのパタ

          プレミアリーグ第16節 フラムVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

          プレミアリーグ第15節 アストン・ヴィラVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

           久々の敗北。公式戦9戦ぶりの負けらしいですが、その敗戦が1ヶ月前のシティ戦ということを実況の方もおっしゃっていて、過密日程の影響は少なからずあったのかと思います。後半の3失点目以降は特に。  ただ、プロ野球の野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」という言葉があるように、客観的にこの試合にもユナイテッドが負けてしかるべき理由がありました。それを招いたヴィラの振る舞いとユナイテッドのヴィラへの対応を含め、今回もレビューしていければと思います!! Ⅰ.エメ

          プレミアリーグ第15節 アストン・ヴィラVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

          プレミアリーグ第14節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ウェストハム

           またしてもウノゼロ。今季3度目のウノゼロでの辛勝、さらに終盤は危ういシーンの連発で心臓バクバクでしたね。ただ、デ・ヘア中心に今季の熱血守備陣がいつも通り奮闘してくれました。今回もそんな試合の全体を俯瞰してレビューしていければと思います! Ⅰ.前半の両チームの構図と攻防⇒MUNペース1⃣ウェストハムの守備プラン=4-4-2ゾーン  この試合の前半のウェストハムは、露骨なほど高い位置からのプレッシングをするというよりは、ミドルサードから徐々に相手の攻撃に規制を掛けるスタイル

          プレミアリーグ第14節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ウェストハム

          プレミアリーグ第11節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ニューカッスル 雑感

            時空のゆがみ。ニューカッスル戦はリアタイしてたんですけど、レビューする時間がなかったです。今回、レビューするにあたって再度見返したら、リアタイした時に書いたメモと違う印象でした。ニューカッスルつええ、ということです。ユナイテッドにとっては結構苦しい試合だったと思います。判定はさておき、ユナイテッドのことはもちろん、今季躍進間違いなしのニューカッスルについても言及していければと思います!  (フォーメーションなどの図のエンドが逆でした!見づらくて、すみませんm(__)m)

          プレミアリーグ第11節 マンチェスター・ユナイテッドVS.ニューカッスル 雑感

          プレミアリーグ第13節 チェルシーVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

           また引き分け。5戦連続引き分けらしいですね。昨季はキャリックの4-3-1-2がハマって先制するもPKで追いつかれ同点、ラングニック体制では終始劣勢も失点直後のロナウドのスーパーゴールで引き分け、と印象的にはやはりチェルシーの方がチームとして1枚も2枚も上だと感じた記憶があります。  ただ、今季はユナイテッド、チェルシー共に新監督による1シーズン目。そして、プレシーズンから新体制が発足した分、ユナイテッドの方がチームとして相手を上回っているようにも見えました。しかし、残念そこ

          プレミアリーグ第13節 チェルシーVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

          プレミアリーグ第12節 マンチェスター・ユナイテッドVS.トッテナム レビュー

           至高の勝利。「ロナウドに負けた」とコンテが発言したように、昨季の勝利はまさにロナウド個人によるものでしたが、今回は違いました。チームとしての振る舞いでスパーズを上回っての完勝だったと思います。贔屓目抜きにしても、このチーム強いです。そう思う理由がこの試合に詰まっていたので、そのへん含めてレビューできればと思います。 Ⅰ.「静」の2局面を支配したユナイテッド1⃣スパーズのビルドアップとプレッシング  まずはスパーズのビルドアップとプレッシングから。そして次にユナイテッドの

          プレミアリーグ第12節 マンチェスター・ユナイテッドVS.トッテナム レビュー

          プレミアリーグ第10節 エヴァートンVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

           今さら感満載。最近忙しく、ツイッター含め更新が止まっていますが、プレミアリーグの全試合レビューは達成できるように頑張りたいという所存ですので、お付き合いよろしくお願いします(笑)  試合は1-2でユナイテッドの勝利でしたが、内容は同点でもおかしくなかったという見方もできる試合でした。それだけエヴァートンの振る舞いが素晴らしかった一方で、この試合で勝ち点3が取れたというのは、「厳しい状況でも勝ちをものにする」という強いチームの条件がユナイテッドに備わってきたようにも思います。

          プレミアリーグ第10節 エヴァートンVS.マンチェスター・ユナイテッド レビュー

          プレミアリーグ第9節 マンチェスター・シティVS.マンチェスター・ユナイテッド

           前半、シティとハーランドの異常さを知り、後半もその脅威に粉砕される結果となりましたが、ユナイテッドの選手たちの意地を見た試合でした。もちろん悔しさもありますが、シティの強さが引いてしまうレベルだったので、「さすがシティ、1月にホームでリベンジできるように」という印象です。では、レビューいきましょう。 Ⅰ.前半4-0の衝撃とその必然性1⃣ユナイテッドを機能不全にさせたシティのビルドアップ  ユナイテッドのプレッシングは4-2-1-3(または4-2-2-2)での中央追い込み

          プレミアリーグ第9節 マンチェスター・シティVS.マンチェスター・ユナイテッド