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大切にされたいって思うとき

何かについて深く考えていると
そもそも何がきっかけで、そのことについて深く考えることになったのかがもう思い出せない、というのがよくあるのですが
みなさんはどうですか?

ある結論にたどり着いたら、また同じことに悩んだときの為に
せっかくなのでこの一連の気づきをまとめておきたいと慌ててノートを開くのだけど

その時にはもう、何が始まりで、どういう道をたどってその答えに行き着けたのか
うしろを振り返ってもやって来た道が消えてしまって

あちゃーとなる。

で、せめて今日たどり着いたことだけでもメモしておこうと。

みんな、誰かに何かから大切にされたい気持ちをいつも持っているんだな
ということを。

その下には誰かや何かに大切にされてこなかったという、寂しさや痛みの記憶があって

でも大抵のばあい
誰かを大切にしたときに、その相手から同じ質量で感謝されたり大切にしてもらえることってあんまりないのが現実です。

そのあたりまえに行われている、エネルギーの足りない感じに
たぶんみんな少しずつ傷ついていくんだろうなということ。

これは人の相談や悩み、怒りを聞く、受けとめる仕事を長くやってきていていつも感じていることで

というのも何の職業についていても
セールスでもサービスしていても、研修していても
どういうわけかお客様やスタッフや取引先さんまで、出会うとみんな
溜め込んだ感情を内緒のように話してくるので

それを聴いて受けとめる、もうそういう役回りなんだなぁと受け入れています。
1円にもならないんだけど(笑)

今まで誰かの1番に選ばれたことがないとか
ぞんざいに扱われることとか、
したことや仕事を認めてもらえない、理解されないとか
いつも最後までちゃんと話を聞いてもらえないとか

そこから受けとるのは
「あなたは平凡で魅力が薄くてそのままで大切にするほどには価値がない」
というメッセージ
(みんな自分のことを考えているし、必死で生きてるからそれは仕方ないことなんだけどね)

私自身がそれがあんまり悲しかったから、逆に
「大切に話を最後まで聴く」という姿勢と具体化な技術を身につけることになったのだけど

本当にほとんどの人が日常的に
色んなことで大切にされてない感じを持っていて
その押しつけられたか、自分から思いこんでしまった、無力さとか無価値さ、自分の平凡さを
なんとなくしかたなく受け入れつつも、けっこう傷ついてるんだなぁと実感する。

対処としては、
・何かを大切にするというのを自分がたくさんやる
あとは
・プロに依頼して大切にしてもらう体験をするとか、意図して自分にあげる
(たとえば美容院とか、オーダーメイドで何かを作ってもらうとかでもいい)
がわりと即効性あって有効かなと思っているのだけど

大切にされてる体験の近くにいるということかな。

あ、なんでこんなことを考えていたのかを思い出した。

アクセサリーを作るときに
私なんでこんなに、一点物かオーダーメイドばっかりやりたがるんだろうって思ったんだった。

同じものは作らないとか、毎回0から考えて作る、その人を知って話を聴いて素材をあつめて作るのって

色んな意味で手間もコストもすごくかかるしロスも多いし、なにより量産ができない。

でもわかってても量産にはどうしても興味がわかないのは、
よその誰かと同じものを身につけさせるのが何か嫌なんだよねぇって
何でなんだろ?ってそう思ったんでした(笑)

あら、すっきりしたー








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