出張の移動時間が長かった。
ちょうどApple Musicの無料1ヶ月も切れそうだった。
なので、Audibleの1ヶ月無料体験をやってみた。

出張の帰り際に適当に選んだのか、下の本。

私は基本的に生きにくい性格なので、この手の本を選びがちだ。
結果的には、少しスピリチュアルな感じだった。
でも、多くの部分に共感と、発見があった。
同時に、心持ちがとても軽くなった。

今回は、この本を聞いて（Audibleなので）考えたことを、これまでの自己分析と交えて整理したい。

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出来事に幸不幸もストレス源もない

つい最近も、仕事で起きた新しい出来事に対して、前向きに捉える人と、否定的に捉える人がいた。
起こったことに対して、どう捉えるかは心次第だ。
鳥のフンを落とされて怒る人と、運が落ちてきた！と考えるか、みたいなものだ。
結局は捉える心のあり方を工夫すれば、全てが幸福になるのである。

ストレスも全く同じである。
子どもがお風呂ではしゃいでいて、怒る日もあれば可愛いなと思う日もある。
これは多くの場合が余裕の有無である。
その後に予定があったり、やりたいことがあったりするとイライラする。
逆に急かない状況であれば、ニコニコと見守れる。

余裕には大体、時間、お金、体力が絡んでいる。
急いでいる、それをされるとお金がかかる、疲れている、という時にはイライラしがちだ。
それぞれに余裕を持つと、イライラせず、同じ出来事でもストレス源にならない。

流れてくるものに争（あらが）わず、受け入れる

争うのには体力と気力がいる。
本であったのは老いに対する抵抗だ。
放っておいても、歳をとる。
歳をとれば病気にもなるし、しんどいし、老ける。
それに争うと、思い通りにならずストレスになる。
争うとお金もかかる。
エステに行ったり、若く見える服を買ったり。
時間もかかりそうだ。
結果、色々な余裕を失う原因になる。
現実を受け止め、それと共に生きていくのが幸せなのだ。

話は違うが、私はApple純正オタクだ。

Appleの純正品は、正直高い。
が、相性や品質は非常にいい。
サードパーティももちろんいいものがあって、私も使うことはある。
ただ、あれこれ悩むより、純正を選ぶ方が早くて間違いない。
Appleに争わないことが、余裕につながっているかもしれない。

後悔しない

今現在の私もあなたも、私、あなたの人生の中では1番ベテラン、最高齢の状態だ。
例えば、小学生の時の出来事で、なぜああできなかったんだろう、と思ったとする。
それは今の私やあなたが考えるからわかるのであって、当時の私たちの最適解がそれだったのである。
だって、当時はその時が最高齢だからだ。

なので、後悔しても結果論、または後で知識が付いただけなので、考えても仕方ない。
考えるほど余裕がなくなり、自己嫌悪になり、ストレス源に変化させてしまう。

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冒頭に書いた通り、その本の筆者は元々超常現象などを研究していたこともあり、スピリチュアルな要素も多かった。
徳を積むと宇宙預金がなされて…というようなところには、正直はてなが飛ぶので、著者に対して100％の賛同ではない。

人生のシナリオはすでに全てプログラムされている、とも言っていた。
昔々に、ちびまる子ちゃんの登場人物である花輪くんも、宇宙にレコードがあり、過去未来全てが記録されている、と言っていた。
確かに、自分の人生を振り返っても、あの時の偶然で…みたいなことは思い当たる。
でもそれは、心霊スポットで撮った写真に幽霊が写っているように見えるのと同じだ。
星占いが当たったように感じるようなものとも同じかもしれない。
結局のところ、そんな気もするなぁ、というだけで、科学的立証は難しいだろう。
とはいえ、先に起こることは予測不可能で、なんで私がこんな目に…なんてことも起こるだろう。
そういう時に、「あぁ次はこういうクエストなのね」とゲーム感覚でこなせる方が、気持ちに余裕が持てそうである。

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総じて、今回のこの本との出会いは、自分の考えを綺麗に整理してくれた。
もし私のこれまでの記事を読んでいた方がいらっしゃれば、駄文かつ愚痴、文句の羅列をぶつけたことにお詫びしたい。
世の中や、仕事、そのほか全てに不平不満を感じていたのは、紛れもなく自分の心の受け取り方のせいだった。
それがわかって一夜明けた今日、1日を過ごして、ほとんどイライラすることがなかった。
まだ平日を過ごしていないので、仕事でもこの調子を維持できるかはまだわからない。
でも、確実に、心持ちは改善したように感じている。

自分の人生がバージョンアップされたのかもしれない。
大きなバグがないことを祈るばかりだ。