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1日9時間は眠りたい

緊急事態宣言が解けて3日目の今日、2021年3月24日(水)。

いまだコロナ禍の真っ只中にある東京。上野公園は一面がピンク色に染まり、行き交う人々の目を楽しませる。老夫婦やカップル、学生の集団が目に付く。

そうだよなあ。春って仲間と連れ立っていたい季節だったよなあ。

群衆の中、キラキラに輝くお日様の下にいながら、どこか夢のなかにいるようでもあるような、不思議な感覚を引き連れて歩いていた。

春眠暁を覚えず。

ここ数日は夕方になるともう眠気に襲われる。

開いている本を繰る手が止まり、聴いている落語もふわりと宙に舞って消える。

(小遊三師匠の話を聴いたのはたぶん初めてだったが、やはりというか何というか、上手いもんですね。)

健康で、日中ふらついていられる余裕があることは、豊かな人生であると言えるだろう。

しかしながらOECDの調査によると、世界平均に比べて日本人は睡眠時間がそうとう少ないという。

どうしてこんなことになってしまっているのだろうかと思う。

みんな、身体を休めたり、暇を持て余したりすることを、悪いことのように考えてしまっていないか。

残業と同じで、日に1時間やそこらでも、1ヶ月、1年と続けていけばその差は膨大なものになる。

その結果に身体や心を壊してしまっても、自己責任の名の下に退場を促されるのである。

そこに恐怖を感じなければ、どこかが麻痺しているだろう。

俺はもう今後、一生9時間睡眠を続けたい。

激務を続ける人間を横目に、しっかりと休みたい。

時と場合にもよるが、熟睡していたい。

ただただ、そういうことを思い、

今日も床につくだろう。

(ヤマなしオチなしイミなしですみません)

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