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嘘から自分の人生を守る方法を考える

世界には、論理の誤り(ロジカル・ファラシー)が溢れています。人を欺く人間たちの主張の多くは至って単純な推論の誤りです。基本を押さえれば、騙されるリスクが格段に減少します。

論理の誤り(ロジカル・ファラシー)には様々な種類がありますが、代表的なものには以下のようなものがあります。

  • 人攻め論法(ad hominem):相手の主張の内容ではなく、相手の人格や信頼性などを攻撃することで、相手の主張を否定しようとする論法です。例えば、「あなたは嘘つきだから、あなたの言うことは信用できない」というようなものです。

  • 誤った因果関係(post hoc ergo propter hoc):ある事象が別の事象の後に起こったというだけで、その二つの事象に因果関係があると結論づける論法です。例えば、「私は黒猫を見たら不幸になる。今日は黒猫を見たから、不幸になるに違いない」というようなものです。

  • 誤った二者択一(false dilemma):二つの選択肢のどちらかを選ばなければならないという前提を作り出し、その中の一方の選択肢を否定することで、もう一方の選択肢を正当化しようとする論法です。例えば、「あなたは私と一緒に行くか、一人で残るかのどちらかだ。一人で残るのは危険だから、私と一緒に行くべきだ」というようなものです。

ロジカル・ファラシーに騙されないためには、論証の前提や結論、推論の過程をよく分析し、論理的に整合性があるかどうかを確認する習慣が大切です。面白いですし、嘘から身を守る有効なワクチンになります。

ロジカル・ファラシーの重要性

  • 自分の思考を客観的に分析する: 自分の思考に潜む誤謬を発見し、より論理的に考えることができるようになります。

  • 相手の論理を批判的に評価する: 相手の主張の論理性を見抜き、誤謬を見つけることができるようになります。

  • 誤謬を避けて、より説得力のある議論を行う: 論理的に正しい議論を展開することで、相手に自分の考えを受け入れてもらいやすくなります。


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