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豊かな暮らし

3〜4枚の紙が重なって半分に折られただけの地域の広報誌には、沢山の出来事や情報が並んでいる。小・中学生の柔道や剣道の試合結果(誰の名前も知らない)、お祭りのレポート(誰の顔も見覚えがない)、区立公園に咲いた見頃の花の情報、無料法律相談に、リフレッシュストレッチなど。

私のバイブルの一つとも言える雑誌、『暮らしの手帖』では、「地域の広報誌、特に年末年始に届いたものは取っておきましょう。緊急時に開いている近隣の病院などがすぐにわかります。」というようなことが書いてあって、なるほど、確かにそれはとても重要な情報だ、と感心し、広報誌はすぐには捨てず、次回来るまで取っておくように心がけている。

そうやって取っておくと、何となく読んでしまい、それが結構面白かったりするものだ。住んでいるのに、知らないことばっかりだ。

こういう情報を手に入れられること、教えてくれるものがあるということはとても豊かな暮らしである。お金だけが暮らしの豊かさを測ることはできない。苦手なことは人に頼ったり、私の得意なことは誰かに頼られたり、そうやって生きていける環境に身を置けていることに奇跡すら感じる。

そういうわけで、この辺りで仕事に取りかかるとする。本日、夜になってやっと。コーヒー3杯飲んでやっと。

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