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発達障害を理解する~簡単な情報収集ではわからないこと~

最近保護者様からのご相談、お問い合わせが増えています。
小さいお子さんをお持ちのご家族様からのお問い合わせが多く
毎日可愛い子たちに触れ合わせていただいています。

今は一人っ子が多く、他の兄弟と比べたりすることができない為
余計に育ちが不安になるのかもしれません。
また、不妊治療した後に授かったお子さんだったり、
何度か流産を経験し、やっと無事出産なさった方も少なからずいらっしゃるため、お子さんに関しての子育てに迷っていらっしゃるご家族様もいらっしゃいます。

検診や保育園などで「発達に気になるところがある。」と指摘されれば
より一層不安になり、ネットサーフィンしていろんな情報を入手したり、
本を読み漁ったりして模索した毎日を過ごしていたりします。

そんな風にしながらやっと私のところの情報を入手してお問い合わせいただくようです。小さなところなのですけれども、本当にありがたいことです。

最近お越しになられたお母さんに「どうしてLOF教育センターに相談しようと思われましたか?」とお聞きした時に帰ってきた答えが
「希望を持てることを書いてくださっているからです。」と仰ってくださいました。

自分では良くわかりませんし、他の人が何をどう書いているのかも良く知りません。
書くことのほとんどは事実に基づいたことや
毎日のサポートや研修なんかで感じたことなどをかいているだけなのですが、確かに素晴らしい子どもたちの発達についての事や
若者たちの頑張りに付いて書いていることが多いかもしれません。
上手く行かなったことはそんなにないので、そんなことは書いていません。

子どもに何らかの発達に不安がある時は
どうしても将来に不安が強くなる。
けれど、発達過程にある子たちは環境に応じて大きく発達、成長していきます。

また、ネットでの情報や本に良く書かれてある「こだわり」はどの程度どんな時に表れるものを指すのか?
発達障害においての「癇癪」とは本当はどのような状態を指すのか?などはネットや本に書かれてあることだけを読んでもよくわからなかったりします。

やはり、簡単に収集できる情報には限界があります。
現場で活動し、生きた情報を持っている人が持つ具体的で参考になる情報が保護者の方の救いとなるのでしょう。
経験に基づく活動に基づいた情報がお母さん方のどんな不安にも答えることができる礎となるのです。

どうか、簡単に見つけられる答えではなく、実際に動いて生きた情報を入手なさってみてください。きっと今の状況から一歩前に進むことができる貴重な情報を入手することができるでしょう。

そうこうしているうちに、子どもたちの未来はもっともっと拓かれて行くのだと思います。

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