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かいますか

一つずつなんだぁ…

縁日の露店で、髪の色がイイ感じのヤンママが焼きそばを4パック買っていた。そして、小さな子どもたちに一人1パックずつ配った。しばらくして、またその一家に遭遇すると、子どもたちは一人1本ずつチョコバナナを手にしていた。

”喧嘩にならないよう平等に”という教育方針かもしれない。よそさまの教育方針にとやかく言うつもりはないが、縁日には子どもにとって他にも魅力的なフードがいっぱいある。だから、シェアすればいろんなものを食べられるし、子どもたちもシェアするという感覚を身に着けられるのに… と、余計なことを思ってしまった。ただ、この調子でいくと結構な出費だろう。縁日にとってはウェルカムなお客さんだけど。

前回のnoteで、天然の恐ろしさについて触れたが、その体験は自分の人生で、ヤンキーとのファーストコンタクトでもあった。

ヤンキーという言葉をきくといつも思い出すのが、かつて、天才エッセイストが言っていた考察。

「日本人は、ヤンキーとファンシーでできている。」

Google先生によるとヤンキーとは
1:アメリカ人を指す、イギリスや日本での俗称。
2:(髪をはでに染めるなどして)まともな生活をしない若者

ファンシーとは、大辞林第三版にこうある。
1:想像。空想。
2:趣味的な衣装をこらしてあるさま。奇をてらっているさま。

という。キティちゃんグッズが揃っているファンシーショップの世界観がわかりやすい。日本人の琴線にふれようと思うなら、この二大要素が不可欠。財布の紐を緩めさせるには、ヤンキーとファンシーだ。

ところで、こちらの図をご覧いただきたい。

これは、日本のエンタメにおけるメガヒットを分析したベン図だ。

シンキングタイム!

3つの大きな円を表す要素はおわかりだろうか?


答えは、「ミーハー」「ヤンキー」「ヲタク」

ここでは、大きな円を A「ミーハー」B「ヤンキー」C「ヲタク」としよう。

ミーハーとヤンキーが重なる部分の「HIT」は、何だろう?

EXILEだ。

では、ミーハーとヲタクが重なる部分の「HIT」は?

おわかりだろう。

AKBだ。

不思議なのは、メガヒットのポイントは2つの要素を満たすことであり、3つ満たす中心に鉱脈はないという分析だ。何が当てはまるかわからないけど

実際、EXILEやAKBのショップやコンサート会場では、ファンの財布に紐は付いているのかと、こっちが心配するくらい緩みまくっている。

では、ヤンキーとヲタクが重なる部分は?

実は、まだ正解が出ていない。なので、見つけられたらガッポガッポ、ウハウハだ。いまどきそんなわかりやすいリアクションする人はいないが…

自分も考えているが、なかなか見つからない。

ただ、思い当たるニアイコール要素はある。

エンスーが近そうだ。エンスーというのは、自動車愛に溢れた人たち。
可処分所得の95%くらいを車にかけちゃうくらい熱狂的(エンスージアスト)な層を指す。三度の飯より、三度の給油だ。

時代が時代なら、正解だろうが、今は若者の車離れ(特に都会)が進んでいる。北関東のちょい田舎あたり、キラキラなライトとか、ブオンブオンうなるエンジンマフラーとか、ダッシュボードにモコモコを敷き詰めている車が元気なエリアには当てはまるかも。

この分析、たまたま読んで下さったあなた。さて、なにか閃いただろうか。


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