なりますか
「置くだけで音が広がる♫」
100均ショップで目が釘付けなりました。
こ、これは!!
スマートフォンをハンズフリーで使うと、スピーカー音では限界があります。
アンプのように、音を大きくするグッズがありました。
プラスチック製で小さなプランターの真ん中から上部、
さらに上から見て半円分を切り取ったような形。電源不要です。
写真で見ていただくと一目瞭然!なんですが、商品を載せると
なんだかステルスマーケティング(ステマ)ブログっぽくなるので、
どうか想像してみてください。
とか言って、100均商品をステマって思う人はあまりいないかも。
で、原理はシンプル。
普段、耳で音を聴くとき、よく聴こえないと手を添えますよね。
音を拾う面積を広げる、アレです。
(かつて記者会見で耳より前に右手を添える号泣議員がいました)
あんな感じ。逆にわかりづらいか。
アイデアが気に入り即買い。が、自分の中には「ほんとに響くのか」という心配もありました。
仕事場に戻ってさっそく試してみます。Clubhouseで適当なルームに接続して音を拾ってみます。
心配は的中しました。だいたいスピーカー部分が、グッズ本体の中に位置していないと音は広がりません。
スマホスタンドだから、縦に置きます。すると音の出るところは、完全に上の方に出ちゃっています。
やっぱり写真でお見せします。
上下逆さまにしたり横にしたり試して見ましたが結果は同じ。
表記されている効果を感じられません。※個人の感想
返品するにしても100均の商品だし、わざわざ出向く手間を考えたら…
そこで考え直しました。「コレはスマホ用の椅子なんだ」
よく見ると、遊園地のコーヒーカップに見えなくもないし… 名作「エマニュエル婦人」で婦人が座っていたような椅子に見えなくもないし… と、
自分の中でアイテムの「価値」を変換しました。
音が広がるのではなく、スマホがリラックスできる椅子だ。ストレスフリーで働いてもらおう。ペットの猫に爪ひっかき用のガリガリダンボールを与えるのと同じだ。
世の中には、作り手の目論見を「いい方向」で外している商品はいくらでも
あります。作り手さえ気づかなかった「意外な使い方」が見つかるケースです。
たとえば、ペースト状の「歯磨き」
味が合わないので一回使って放置というケースありませんか。
実は、スマホなどの液晶画面についた傷を取り除くのに使えます。界面活性剤が入っているから細かい傷を目立たなくしてくれるのです。
あと、タンスの中など一枚くらいは使われずに眠っている「タオル」。肌触りが大事なので、もらったタオルってそのまま雑巾になったりしませんか。
タオルはカンタンな運動の道具になります。椅子に座って両足を腰の幅に開き背筋を伸ばします。逆手でタオルの両端を握って上半身を前に倒します。ひじを曲げずタオルをたるませないように気をつけながら天井に向かってバンザイします。繰り返すことで背中の脂肪を燃焼させることができるといいます。
手にしたものが、もともと謳っている機能を果たさないと感じた際、イラッとしそうになったら、価値変換のシグナルだと思って設定チェンジすると心の平安時代を維持することができると思います。
最近、仕事場の上階からドスドスという音が響きます。深夜でもドスドス。走り回るというより強く踏みつけるような「縦揺れ」系の騒音です。
一度、管理人さんに相談したところ、どうやら他の部屋からも問合せがあり調べたところ、直上階ではなく、斜め上の部屋らしいことがわかっています。夜間のドスドス。なにをやっているのかわかりません。
管理人さんが手紙で注意したようですが、全く効いていないようで、ドスドスは毎晩恒例になりつつあります。
「やられたらやり返せ!」「半返しだ!」
物騒な世の中ですから、怒鳴り込んだらドスでやりかえされやしないか。
一向に止む気配がないので「上階にはボクシングジムがあるんだ」と思うようにしました。世界王者を目指すボクサーが夜な夜なトレーニングをしている。なので、音が鳴り出すと「おっ、始まったな。試合まであと何日だろう?ロードワークは終わったのかな?」と考えるようになり、「あいつががんばっているから、俺も頑張ろう」という気持ちになります。
ウソだろ?って… いや、ホントです。夜、音がしないと「あれ、練習サボってんのか?」と、逆に心配になります。
目の前で起こることはあくまで「事実」です。それは、自分で変えることもコントロールもできないと考えます。受け取る側、自分の考え方はいくらでもコントロールが利きます。なので、目の前の「事実」が自分にとって「価値」になるかどうかを考えると脳トレになるし、うっすらでも答えが見えるとラッキー。
日本の教育では決まった答えにたどり着くまでのプロセスを上手に「暗記」できると点がもらえます。
しかし、ネット中心に情報が爆発している時代では、そこらじゅうに「答え」が溢れているため、答え探しはカンタンです。
むしろ「答え」よりも「問い」を立てる力の方が大事です。文科省はSTEM教育とか言っていますが浸透するにはまだまだ。
これからは自分で「問い」を見つけられる人に価値が出てきます。では、問いを見つけるにはどうすればいいか。「好奇心」しかありません。目の前に現れる「事実」に対して「なんでだろう?なんでだろう?」の視点を向ける。たったそれだけです。
「なんでだろう」を習慣にするのが苦手な人は、まずは赤か青のジャージを着てみるのも一手です。形から入るってやつです。あっ、青のジャージを選んだらアコースティックギターもお忘れなく。
先週は、日曜の昼間でもドスドス鳴っていたのに今日は静かだな。
天気がいいからロードワークでも行っているのかな。
沖縄出身のお笑い芸人さんが命名してくれたペンネーム/テレビ番組の企画構成5000本以上/日本脚本家連盟所属/あなたの経験・知見がパワーの源です