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しびれの原因は痛みで、痛みの原因は歪み【リハビリ日記78】

2020年6月に退院してリハビリし続け、早3年9か月。

どうやらしびれの原因は痛みで、痛みの原因は歪みなのではないかと気づき、体の歪み改善ストレッチに励み、調子が良くなってきています。

今回は、その経過について書きたいと思います。
しびれの原因はさまざまですが、私のケースが参考になれば幸いです。


手術後に左の耳の下から首、肩が痛くなる

入院後の手術後から、左側の耳から下、首、肩、鎖骨、腕、脇腹、腰の痛みがひどかったです。

厳密にいうと、入院前から左腰の痛みはあり、ストレートネックで首の左側が痛い状態でした。
入院後、手術までの1週間弱の間に、左首(肩)あたりからしびれが広がり動かなくなっていきました。

手術後から、特に左の耳の下から肩にかけて、しびれが強くなると同時に痛みがひどくなり、当時は寝たきりでしたが、横たわっていても痛いくらいになりました。
どんな痛みかというと、激しい肩こりのような痛み。

↓痛みが広がったのは「僧帽筋(そうぼうきん)」「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」あたりですね

当時から「痛い」と訴え、リハビリのたびにマッサージやストレッチをしてもらっていました。
そのときだけ気持ちはいいのですが、根本的な痛み解消にはならず。

しかし、我慢できないほどの痛みではなかったこと、動けない状態で痛さだけに構ってはいられなかったことがあり、特別痛み解消には努めていませんでした。

ところが、この痛み解消に努めることが一番のリハビリになるのではないかと思うようになっている最近です。

「動きづらい」のと「しびれ」は別?連動している?

入院していたころ、今よりずっとしびれが強く、体も動かしづらい状態でした。

当時は「しびれ」と「動きづらい」のは別だと思っていて、
「せめて、しびれがなくなれば、もっと動きやすくなるのに」
と考えていました。

左側から全身にかけて、ぼわ~と腫れているようにしびれていて、しびれの向こう側にかすかに感覚がある。

歩くリハビリをしていても、足が出ているのか出ていないのか、見ていないと確認できない。

足の裏も腫れているような、まるでゴムボールを足の裏につけているような感覚で、どこに重心がかかっているのかわからないような状態でした。

「しびれの感じって、どんな感じ? 正座していてしびれるような感じ?」
と聞かれ、当時はうまく答えられなかったのですが、今なら答えられます。
→「歯医者で麻酔をしたときのようなしびれ

歯医者さんで(特に前歯近くを)麻酔したときって、腫れたようにしびれてきますよね。
実際は、腫れてないけれど、腫れているように感じて、腫れの向こう側に感覚があるような。
そして、口を閉じているつもりが、水を飲むとボタボタこぼしてしまうなど、うまくコントロールできない。

まさに、この感じで、私の場合、それが全身に起きていました。
歯医者さんの麻酔だったら数時間で元に戻るけれど、私は何年もかけて麻酔が切れていくのを体感している。

「しびれているから動けません」なんて言っていたら何もできないから、
とにかく感覚がなくてもがむしゃらに動かしていましたが、
「感覚がないのに動けてる人っていないよ」
とリハビリで言われることもありました。

レアケースなのか、と思いましたが、今なら説明がつきます。
感覚がなかったのは、しびれが強すぎたせいによるもので、ただ単に「感覚がない」とは違ったのです。

2023年5月、腕のねじれを直し始める

リハビリしながら自分の体と向き合い続け、
ふと「腕がねじれているのが、すべての痛みにつながっている!」と気づくことになります。

元々、ストレートネックで巻き肩でした。
特に、右ほど動かさない(右利きなので)左肩が巻き肩になったまま筋肉が固まってしまっていて、そこが激しいコリになっていたようです。

固まっている筋肉をほぐすように、左腕を外側にねじるストレッチをしてみると、
「気持ちいい! 腕、肩、首、鎖骨、肩甲骨、すべての痛みにつながるように痛気持ちいい!」
と気づきました。

そこから、コツコツ、左腕のねじれを直すストレッチ、そこに続く肩甲骨ほぐしストレッチを始めました。

https://note.com/mari_999/n/n5c82999ee8d7

2023年11月、回復しているのに逆に動きづらくなる

腕のねじれ直しストレッチを続けていると、少しずつ、左側の筋の痛みが緩和されていきました。
ストレッチ後に「体の巡りが良くなっている」と感じることも増え、
痛みのみならず、しびれも薄くなってきていると感じました。

「よしよし、この調子」
とリハビリに励んでいましたが、ねじれ直しストレッチを始めて半年が過ぎた2023年11月、「確実に回復しているのに動きづらい」という状態になります。

しびれも緩和している、筋力もUPしているのに、なぜか動きづらい。
それまで毎日、一人外歩きリハビリを1時間くらいしていたのに、一人で外歩きするのが不安になってしまいました。

「無理することない」
と、一人外歩きリハビリは休むことにしました。

確実に良くなっているのに動きづらくなってきた理由は、
感覚が戻ってきたからこそ、バランスがとりづらくなって、体が固まってしまうのかと。
怖いもの知らずで動いていたときよりも、動きづらくなっているのかなと。

あまりにスローな回復で気づきにくかったのですが、いつのまにか、しびれてはいても「腫れている感覚」はなくなっています。
その分、しびれがぎゅっと縮まって感じられ、感覚が前より鋭くなったのだと思います。

2024年3月、首回しストレッチを始める

3月に入ってから、左腕のねじれや肩甲骨ストレッチをしても、それまでのように「痛気持ちよさ」を感じなくなっていることに気づきました。

つまり、コリが大分ほぐれてきたということ。

痛みも、ストレッチ前よりは大分緩和しています。
しかし、まだ残る強い痛み。特に、左耳から下、首にかけて。

「この痛みに効くストレッチは?」
と考え、いろいろ試してみたところ、首を回すストレッチが良さそうでした。

入院を経て、首が回しづらくなっていました。特に左を向こうとすると、首が痛くて、突っかかって、少ししか回せない。

しかし、この「突っかかる筋肉のコリ」が、痛みにつながっていると気づきました。
そこで、左側を向くストレッチを始めることに。

自力では回らないため、ベッドに顔を押し付け、無理やり左を向きます。
「いたたたた!」となるものの、痛い部分に効いて痛気持ちいい!

最初、やったとき、ストレッチの痛みが左の肩甲骨、左足にもつながりました。
筋って、こんなふうにつながってるんだ・・・と思ったものです。

やり始めたころは、やり終えてからも痛くて、首の周りに何か巻いているように感じてしまうくらいでした。

「大丈夫かな」とも思いましたが、やらなくても痛いのだからと、加減しながら続けてきました。

すると、少しずつ痛みが少なくなってきて、それに伴い体のしびれも軽減し、感覚もUPして、動きやすく!

「しびれの原因は痛みで、痛みの原因は歪み」と気づく

首回しストレッチを始めてから、自分でもいいペースで回復しているのを感じ、ヘルパーさんや訓練士さんからも、「足が、今までより出るようになった」と言われます。

ストレッチを続けてきた現在、思っていることは、
「神経の近く(首)で、大きな痛みがあるのが、しびれの原因だったのではないか」
ということ。
激しいジンジンとした痛みが、体中につながり強いしびれを発生させている。
例えば、ケガをしたとき、患部だけではなく、その周りにも痛みが伝わってジンジン痛むじゃないですか。同じ感じです。

そして、その痛みは、姿勢が歪んでいるから発生している。

つまり、

姿勢の歪みを直すようにしながら、痛む筋肉のコリをほぐすことが、しびれ緩和につながる

しびれがなくなれば、感覚も戻る

筋トレで、少しずつ筋力もアップさせて、体を動かしやすくする

これで、回復していくのではないかと。

しかし、つくづく思います。
左側の痛みは、ずっとありました。

体は「ここをケアすればいいよ」とわかりやすく教えてくれていたのです。

ストレートネックも巻き肩も入院前からですが、
手術を経て神経が敏感になって、痛みを強く感じるようになったのかも?

遅くなったとはいえ、体からのメッセージに気づけてよかったです。

リハビリをきっかけに歪みケアをしてきて、
体のさまざまな不調も改善しています。

とにかく今、自分にできるベストなことは「痛み緩和」ストレッチかなと思い、ますます、回復に向けて励みます!

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