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フランスで生きる(私の場合)

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もともと1年のフランス語学留学で帰ってくるつもりが、1年後も日本へ帰ることなくフランスで生きていくことを決めるまで。
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ゼロから築く

ゼロから築く

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あの日の朝(上記の記事参照)に声をかけてもらって何人かの日本人と知り合うことができたのをキッカケに、少しずつ少しずつ不安は溶けてゆき、それまで現実逃避したくなっていた意識は「やらなければいけないこと(事務手続きや生活用品の調達)」や「やりたいこと(過ごしやすい部屋にすること、人間関係の構築)」へとシフトしていった。

寮に住む様々な国籍の人たちとも知り

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フランスで一歩、外へ出る勇気。

フランスで一歩、外へ出る勇気。

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「電話しなきゃ。」

この年の夏は異常な猛暑で、特に6月中は史上最高気温を記録した日もあったはずなのだけど、記憶の中では冷たい寮の部屋で、呆然としながらも「実家に電話しなきゃ」と思っていた。

携帯電話は日本から持ってきていないので(何日か後に現地で購入した)、寮のどこかにある電話からかけないといけないのだけど、部屋の外へ出るのが怖い。

日本で意気込

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フランス生活の始まり。1日目の衝撃。

フランス生活の始まり。1日目の衝撃。

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「忘れもしない、2003年6月30日。
その日から私はフランスに住んでいる。」

前回の記事の冒頭で書いた通りの日、2003年6月30日。

パリからTGV(フランスの新幹線)で1時間と少しかかる町で1年間を「留学」という形で過ごすことに決めた私は、電車の中から景色を見ながら「22時なのにまだうっすらと明るいな」と思ったのを覚えている。

住む町の駅に

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フランスに行くことを決めた、漠然とした理由。

フランスに行くことを決めた、漠然とした理由。

忘れもしない、2003年6月30日。
その日から私はフランスに住んでいる。

当時は「1年」の滞在予定が、15年以上経った今でもフランスの地方都市で生活しているなんて、フランスに行くことを決めたときの自分には想像もつかなかったことだけれど、生きていると「何気なく下した決断」がその後の人生を左右することがある。

外国で暮らすというのは、私の人生にとって大きな選択で重大な決心だった。たとえ当時の自分

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