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パリひとり散歩🇫🇷

ヨーロッパといえば以前のロンドン⬇️もはずせないですが、パリも同じくはずせませんよね🇫🇷

シリーズ化しているヨーロッパひとり散歩記事ですが、今から丁度10年前、パリを気ままにお散歩した時の写真をアルバムのように纏めようと思います。

私が住んでいたブリュッセルからパリへは列車で1時間半なのすが、欲張ってあちこち回りたかったので(荷物も沢山になる事を予想し)、車で出かけました。車でも約3時間くらいでパリに着きます。
不安定なお天気で、今にも雨が降りそうでしたので心配しましたが、幸い、外をお散歩している際に大雨にはならず、良かったです。
道中、眺める景色がとても長閑で故郷北海道のような雰囲気が素敵でした。

パリへ出かけました一番の目的はある博物館を見学したかったからでした。
目的の博物館は、パリ近郊の町、ジュイ=アン=ジョザス(Jouy-en-Josas)にあります。
御裁縫や布類がお好きな方はピン!と来られた方がいらっしゃると思いますが、マリー・アントワネットやナポレオンも好んで訪れたという老舗、トワル・ド・ジュイ(toile de Jouy)の博物館でした✨

実は私、手先が不器用@両手が前足なファブリックコレクターなのです。 
可愛い布切れがあると「何かに使えそう!」なんて、己の力量も弁えず手が伸びてしまう、これはもう、一種の病気です。美しい布を集めて幸せ気分に浸り、ベルギーへ越してからトワル・ド・ジュイを知ってからはその美しさに心を奪われてしまいました。
さて、そんな憧れのトワル・ド・ジュイ博物館の標識が見えて来ました。

パリから車で30分程の所にありまして、ヴェルサイユ宮殿からも近いのですが、とても長閑でゆったりとした空気の流れる町でした。

こちらが⬇️トワル・ド・ジュイ博物館です。

館内は撮影禁止でしたが、トワルドジュイが作られる工程や歴史について詳細に展示され、とても興味深くじっくり見学して参りました。
館内の方達は英語があまり通じなかったので、ある程度、フランス語が話せるようになってから出かけられましたのは良かったです♪ 矢張り、下手でも一生懸命現地の言葉で話すと現地の方も喜んでくださるものですね😊 
トワル・ド・ジュイで装飾された館内サロン⬇️は撮影OKとのことでした。
装飾全てが美しいトワル・ド・ジュイで、夢のようなひとときでした。

サロンでお茶の後、トワル・ド・ジュイの小物を扱うブティックに入りましたら、なんと!帰国までに揃えたいなぁと思っていた、フランス製食器Gienが、ベルギーで以前、求めましたハギレの真っ赤なトワル・ド・ジュイ生地の柄と同じ柄の食器が⬇️置いてあったのです!真っ赤な生地は奇跡の掘り出し物でした♪

ベルギーで見つけた赤いトワル・ド・ジュイの布は此方⬇️

布とお揃いのティーカップやお皿等をショップで求め、大喜びで博物館を後にし、トワル・ド・ジュイの布をあれこれ求めました💖

これらの布は、10年後、友人のリエさんの手で素敵なお洋服小物に変身する事となりました✨まだまだ変身中で、漸く次の「その6」が最後の記事になりそうです❤️

次に向かいましたのは、トワル・ド・ジュイをたいそう好まれたという、
マリー・アントワネットが王妃として生きたヴェルサイユ宮殿へ。
ルイ王朝の栄光を象徴する壮麗な王宮、ヨーロッパ最大級の規模、その豪華さ故「魔法の宮殿」とまで呼ばれたヴェルサイユ。知らない方はいない程有名な宮殿ですよね。美しい建物が⬇️見えてきました。

雲行きがとても怪しかったですが、幸い雨にはなりませんでした。

ベルサイユ宮殿の中に入りました✨

王室礼拝堂やヴィーナスの間、ヘラクレスの間、ディアーヌの間など、美しい壁の装飾や天井画等に心を奪われ、丸で宝石箱の中に入り込んでしまったように感じました。まさに魔法の宮殿です。

鏡の回廊は物凄い人でした。

人が居なくなったらこんな⬇️感じに✨

その他、歴代フランス王妃3人が使った寝室⬇️も。このベッドの上で大勢の人たちに見守られながらの公開出産が決まりだったのですね。
赤ちゃんがすりかえられるのを防止する為とか。
19人の王の子がここで誕生したようです。(出産経験のある身としては出産は非公開がいいなぁ、と、思いました💦)

マリー・アントワネットが自分だけの離宮として使ったプチ・トリアノンも見学したかったのですが、時間の関係上、また、機会がありましたらお邪魔させていただこうと思いました。

念願のトワル・ド・ジュイ博物館を見学し、ヴェルサイユ宮殿へ出かけた次は、パリのシンボル、エッフェル塔へご挨拶。

だんだん近づいて来ました😊

鉄の刺繍と呼ばれる華麗な塔は、革命100周年記念として1889年に建造されたのですね。

エッフェル塔の次には憧れの Av.des Champs-Elysees〜シャンゼリゼへ♪

凱旋門からシャンゼリゼ大通りに向かいました。

ヴィトンの前の看板の、麗しい美女に見惚れつつ😻

次に向かいましたのは、ヨーロッパ最大級の老舗デパート、ギャラリー・ラファイエットへ。

ドーム式のステンドグラスが輝く下、優雅なお買い物が楽しめます。

ステンドグラスの美しいドームは100年以上の時を生き延びた歴史的建造物✨

夢のようなデパートです💖

最後に向かいましたのは、前々から出かけたいと思っておりました、ルーヴル美術館。芸術の都パリで必見の美術館といえば、ルーヴルとオルセーですが、先ずは矢張り、世界最大級の芸術の殿堂、ルーヴルよね😊👍
ルーヴルは物凄く広いので、収蔵品を全て観るには何日もかかるとのこと、時間もあまりありませんでしたので、予め鑑賞したい作品を決めて出かけました。

大きな建物が見えてきました。

館内では美しい彫刻や天井画に迎えられ

先ずはミロのヴィーナスを鑑賞に。(19世紀、キクラデス諸島のミロス島で発見され、紀元前100年頃の作品とのこと。)上体の傾きと布が落ちていく瞬間の脚を閉じる動作が絶妙なバランス。また、顔の長さは鼻三つ分、というのが古代ギリシャの理想型とのことで、あらためて自分の顔を鏡でチェックしてみたり(笑)私が鏡を見ていると通りすがりのおじさまが、「心配しなくても貴女はミロのヴィーナスより美しいですよ。」と言ってくださりとても恥ずかしくなりました💦

ミロのヴィーナスの次はサモトラケのニケを鑑賞に。エーゲ海のサモトラケ諸島で発見されたヘレニズム彫刻の傑作を。ニケはギリシア神話に登場する勝利の女神、海戦の勝利を祝って神殿に飾られていたのではともいわれているようです。両脚の間にはためく布の表現が美しい。

次はレオナルド・ダ・ヴィンチのご説明無用な有名過ぎるモナリザを鑑賞に。防弾ガラスで守られていましたので撮影し難かったですが、精巧な油絵技術が素晴らしかったです。 風景が後ろに広がっているのは当時の肖像画の特徴なのですね。髪を覆う薄いヴェールの存在は実物を見てあらためて素晴らしいと思いました。フランス語でモナリザは、ラ・ジョコンドゥ
(la Joconde)と呼ばれますが、フィレンツェのジョコンドゥの妻、リザ・ジョコンドゥ説で定着しているのですね。

と、その他のダ・ヴィンチの絵画を鑑賞していましたら、見覚えのある絵画が。それは、ロンドンのナショナルギャラリーでも観賞した「岩窟の聖母」の絵画でした。

その他、ダ・ヴィンチの絵画で印象的だったのは↓「聖アンナと聖母子」でした。聖母マリアが幼子イエスと自分の母である聖アンナの膝に座っていて、母親らしい姿でイエスを支えようとしています。幼子イエスは十字架に自ら犠牲となる象徴の子羊に跨っていて、とても深い物語を見せてくださっているように感じました。

最後に惹かれましたのがアントニオ・カノーヴァの、エロスの接吻で目覚めるプシュケ。美しさに嫉妬したアフロディーテによって眠らされたプシュケは、愛の神キューピッドによって再び命を吹き返しました。その魔法のような瞬間が彫刻家により見事に表現されています。

これだけ鑑賞するにもあっという間に時間が経ってしまい、他にも鑑賞したい作品はありましたが、また次回ということで、ブリュッセルへ帰る事に。

皆が憧れるパリ🇳🇱、想像以上にとても素敵で人々も優しく美しい町でした😊

今後もこんな風にヨーロッパふらり気まぐれお散歩記事をアルバムのように纏めたいと思います💖

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