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言葉の力、をやっぱり信じたい

正直でいよう、と思った。

美しいと感じることも、思わず微笑みたくなることも、好きだと思うことも。

言葉が好きで良かった、とも思う。
自分ではうまく紡げなくても、言葉の選び方や空気感が伝わってくる文章はたくさんあって。
1つひとつ噛みしめているうちに、いつだって心が緩んで、そう、少しばかり泣きたくなってしまうような。

柔らかい言葉をくれる人たちが、ふいに自分の迷った過去や弱さについて書くときに、不思議と勇気をもらうことがある。

迷ったり、弱かったり、それが等身大なんだと。それでも、そのままで進んできたからこそ身につけた強さや優しさもあるんだと勝手に隣にいるような感じで見てしまうことがある。

今日出会った文章もそう。読み終わってから一度自分に話しかけたくなるような、問いかけたくなるような、それから少しだけ前を見据えたくなるような、優しくてあたたかい文章だった。

誰かに寄り添えるような文章を書きたいと思った。「そのままでいいよ」って言ってあげられるような。

まずは自分のために、だろうか、なんて。

*

最近は、自分の感覚が変わってきたと思う。

「私らしさ」って?「私だけの強み」って?
なんてことを考えては、ぐるぐると迷って一歩も動けずにいた気がする。

美しいものは美しい、誰かが創り出したものであっても。
この景色を見たい、誰かが切り取った世界であっても。

そう思えた瞬間に、ふと心が軽くなったことを覚えている。

ちっぽけな自分らしさとか、見つけられない強みなんかを探しながら迷うぐらいなら、誰かの美しさを模倣することから始めたらいいんじゃないかな、と。

自分なり、を見つけるのはきっとその先でもいい。

自分の心が動くほうへ、
誰かの力を、センスを借りて、美しいものを残したい。そんな日常を作りたいと思ったのだ。

まずは、日常を少しでも柔らかくするために。
とげとげする自分の心が少しでもフラットに戻る言葉を選べるように。

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